歌舞伎舞台の記憶

舞台の芸は消えていく・されども・・・

過ぎし日の舞台の記憶・映像・音源などを通して日本の伝統・芸の秘密を考えます。


はじめに:過去の映像を見ることの意義(H14・2・3)

今後の観劇随想について(H29・9・14)

*本サイトで取り上げている舞台映像についての、お問い合わせはご遠慮ください。

作品名

タイトル

上演年月

場所

主な配役
芦屋道満大内鑑  〜葛の葉子別れ 「葛の葉子別れ」を考える〜四代目梅枝・初役の葛の葉 令和6年1月 新国立劇場 四代目中村梅枝(葛の葉・葛の葉姫ニ役)、五代目中村時蔵(安倍保名)
  アマデウス 九代目幸四郎のサリエリ 平成23年11月 ル・テアトル銀座 九代目松本幸四郎(サリエリ)、武田真治(モーツアルト)、内山理名(コンスタンツェ)
  荒川の佐吉 荒川の佐吉の「くやしさ」について 令和4年4月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(荒川の佐吉)、二代目松本白鸚(相模屋政五郎)
あらしのよるに 人情を細やかに描くことこそ肝要なり〜「あらしのよるに」 平成28年12月 歌舞伎座 二代目中村獅童(ガブ)、二代目尾上松也(メイ)
  安政奇聞佃夜嵐 十代目幸四郎と六代目勘九郎の「佃夜嵐」 令和4年8月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(青木貞次郎)、六代目中村勘九郎(神谷玄蔵)
井伊大老 九代目幸四郎の井伊大老 平成29年1月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(井伊直弼)、五代目中村歌六(仙英禅師)、五代目坂東玉三郎(お静の方)
    二代目白鸚の井伊大老 令和3年11月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(井伊直弼)、五代目中村歌六(仙英禅師)、二代目中村魁春(お静の方)
  伊賀越道中双六     〜饅頭娘 唐木政右衛門と女房お谷 昭和45年9月 国立劇場 二代目中村鴈治郎(唐木政右衛門)、二代目中村扇雀(女房お谷)、五代目片岡我童(和田行家妻柴垣)
                 〜沼津 世話物のなかの時代 平成22年9月 新橋演舞場 二代目中村吉右衛門(十兵衛)、 五代目中村歌六(平作)
    二代目吉右衛門の十兵衛 令和元年9月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(呉服屋十兵衛)、五代目中村歌六(雲助平作)、五代目中村雀右衛門(平作娘お米)
二代目白鸚の平作と十代目幸四郎の十兵衛 令和2年3月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(呉服屋十兵衛)、二代目松本白鸚(雲助平作)、初代片岡孝太郎(平作娘お米)
    成駒屋の「沼津」のはんなり 令和5年7月 大阪松竹座 三代目中村扇雀(呉服屋十兵衛)、四代目中村鴈治郎(雲助平作)、初代片岡孝太郎(娘お米)
    四代目鴈治郎の平作・十代目幸四郎の十兵衛〜こんぴら歌舞伎の「沼津」 令和6年4月 琴平町金丸座 十代目松本幸四郎(呉服屋十兵衛)、四代目中村鴈治郎(雲助平作)、初代中村壱太郎(娘お米)
             〜岡崎 「手紙は必ず宛先に届く」〜二代目鴈治郎の政右衛門 昭和49年9月 国立劇場 二代目中村鴈治郎(唐木政右衛門)、二代目中村扇雀(女房お谷)、十三代目片岡仁左衛門(山田幸兵衛)
                                仇討ち物の論理〜四十四年ぶりの「岡崎」 平成26年12月 国立劇場 二代目中村吉右衛門(唐木政右衛門)、 五代目中村歌六(山田幸兵衛)
伊勢音頭恋寝刃 「伊勢音頭」の十人斬りを考える〜四代目梅玉襲名の「伊勢音頭」 平成4年4月 歌舞伎座 四代目中村梅玉(福岡貢)、七代目尾上梅幸(お紺)、六代目中村歌右衛門(万野)
もう少し季節感が欲しい 平成29年4月 歌舞伎座 七代目市川染五郎(福岡貢)、四代目市川猿之助(仲居万野)
    「伊勢音頭」の上方らしさとは〜四代目梅玉の福岡貢 令和3年10月 国立劇場 四代目中村梅玉(福岡貢)、五代目中村時蔵(仲居万野)、四代目中村梅枝(油屋お紺)
    ピントコナ再考〜十代目幸四郎の福岡貢 令和6年3月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(福岡貢)、五代目尾上菊之助(今田万次郎)、五代目中村雀右衛門(油屋お紺)
一谷嫩軍記          〜陣門組討 良心的な「嫩軍記」通し〜八代目幸四郎の熊谷・七代目梅幸の敦盛 昭和47年4月 国立劇場 八代目松本幸四郎 (熊谷直実)、七代目尾上梅幸(無官太夫敦盛)、七代目市川門之助(玉織姫)
    並木宗輔の虚構(トリック) 平成18年2月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(熊谷直実)・ 九代目中村福助(無官太夫敦盛)、七代目中村芝雀(玉織姫)
                 〜熊谷陣屋 初代吉右衛門の写実の熊谷 昭和25年4月 東京劇場 初代中村吉右衛門(熊谷直実)・六代目中村歌右衛門(相模)、八代目松本幸四郎(弥陀六)
八代目幸四郎の熊谷・七代目梅幸の相模 昭和47年4月 国立劇場 八代目松本幸四郎 (熊谷直実)、七代目尾上梅幸( 相模)、十七代目市村羽左衛門(弥陀六)
直実の時代の表現 平成18年10月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(熊谷直実)、七代目中村芝翫(相模)、十二代目市川団十郎(源義経)
直実と相模〜歌舞伎座さよなら公演の「熊谷陣屋」 平成22年4月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(熊谷直実)、 四代目坂田藤十郎(相模)、四代目中村梅玉(源義経)
柿葺落公演の「熊谷陣屋」 平成25年4月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(熊谷直実)、五代目坂東玉三郎(相模)、十五代目片岡仁左衛門(源義経)
九代目幸四郎の熊谷直実 平成26年11月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(熊谷直実)、二代目中村魁春(相模)、七代目尾上菊五郎(源義経)
十一代目海老蔵の熊谷直実 平成27年7月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(熊谷直実)、七代目中村芝雀(相模)、四代目中村梅玉(源義経)
型とは何か〜八代目芝翫襲名の熊谷 平成28年10月 歌舞伎座 八代目中村芝翫(熊谷直実)、二代目中村魁春(相模)、二代目中村吉右衛門(源義経)
九代目幸四郎の直実について 平成29年4月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(熊谷直実)、四代目市川猿之助(相模)、七代目市川染五郎(源義経)
十代目幸四郎襲名の熊谷直実 平成30年2月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(熊谷直実)、二代目中村魁春(相模)、五代目中村雀右衛門(藤の方)
アンサンブルの成果〜二代目吉右衛門の熊谷直実 平成31年2月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(熊谷直実)、五代目中村雀右衛門(藤の方)、二代目中村魁春(相模)
    「熊谷陣屋」の時代物の構造〜十五代目仁左衛門の熊谷直実 令和2年12月 京都南座 十五代目片岡仁左衛門(熊谷次郎直実)、五代目中村歌六(弥陀六)、初代片岡孝太郎(相模)
    十五代目仁左衛門の熊谷・東京での再演 令和3年3月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(熊谷次郎直実)、五代目中村歌六(弥陀六)、初代片岡孝太郎(相模)
    「熊谷陣屋」のモドリの構造〜芝翫型による熊谷 令和3年11月 国立劇場 八代目中村芝翫(熊谷直実)、四代目中村鴈治郎(弥陀六)、初代片岡孝太郎(女房相模)
    四代目歌昇・初役の熊谷直実 令和6年1月 浅草公会堂 四代目中村歌昇(熊谷直実)、五代目中村歌六(弥陀六)、初代坂東新悟(相模)
一本刀土俵入 四代目猿之助のお蔦・九代目幸四郎の茂兵衛 平成29年6月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(駒形茂兵衛)、四代目市川猿之助(お蔦)
    駒形茂兵衛の「負い目」について〜「一本刀土俵入」 令和5年9月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(駒形茂兵衛)、五代目中村雀右衛門(お蔦)
    十代目幸四郎初役の駒形茂兵衛 令和5年9月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(駒形茂兵衛)、五代目中村雀右衛門(お蔦)
刺青奇偶 夢のなかの「あの女」 平成29年8月 歌舞伎座 九代目市川中車(半太郎)、二代目中村七之助(お仲)
  彩入御伽艸        〜小幡小平次 四代目猿之助のおとわ〜悪婆についての考察 令和3年10月 歌舞伎座 四代目市川猿之助(小幡小平次・女房おとわ)、二代目坂東巳之助(馬士多九郎)、二代目尾上松也(尾形十郎)
色彩間苅豆    〜かさね 恐ろしいのはお前の心 平成18年4月 金丸座 十一代目市川海老蔵(与右衛門) 、二代目市川亀治郎(かさね)
    かさねとは八重撫子の名成べし〜盆狂言としての「かさね」 令和2年9月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(与右衛門)、四代目市川猿之助(かさね)
    二代目右近のかさね〜「色彩間苅豆 令和4年8月 国立小劇場 二代目尾上右近(かさね)、吉田蓑紫郎(与右衛門・文楽人形)
  妹背山婦女庭訓  〜芝六忠義 「盲目の皇帝」〜「妹背山・芝六住家」 昭和49年4月 国立劇場 二代目中村鴈治郎(猟師芝六実は玄上太郎利綱)、七代目中村芝翫(芝六女房お雉)
                          〜吉野川 久我之助から見た「吉野川」〜「妹背山婦女庭訓」 昭和49年4月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(太宰後室定高)、二代目中村鴈治郎(蘇我入鹿)、八代目松本幸四郎(大判事清澄)
  ピュアな心情のドラマ〜五代目玉三郎・二代目吉右衛門の「吉野川」 平成28年9月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(太宰後室定高)、二代目中村吉右衛門(大判事清澄)
    国立劇場さよなら公演の「妹背山」通し・第1部 令和5年9月 国立劇場 五代目中村時蔵(太宰後室定高)、四代目尾上松緑(大判事清澄)
    「花渡し」の役割五代目玉三郎の定高 令和6年9月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(太宰後室定高)、四代目尾上松緑(大判事清澄)
            〜道行恋苧環 六代目歌右衛門国立劇場初登場のお三輪 昭和44年6月 国立劇場 三代目市川左団次(求女)、七代目中村芝翫(橘姫)、六代目中村歌右衛門(杉酒屋娘お三輪)
人形振りの「妹背山道行」 平成13年12月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(杉酒屋娘お三輪)、五代目中村勘九郎(鳥帽子折求女)、九代目中村福助(橘姫)
            〜御殿 六代目歌右衛門のお三輪、二代目鴈治郎の鱶七 昭和44年6月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(お三輪)、二代目中村鴈治郎(鱶七実は金輪五郎)
            君のなかの・君以上のもの 平成19年5月 新橋演舞場 九代目中村福助(お三輪) 、二代目中村吉右衛門(鱶七実は金輪五郎)
疑着の相を考える〜五代目玉三郎のお三輪 平成24年1月 ル・テアトル銀座 五代目坂東玉三郎(お三輪) 、四代目尾上松緑(鱶七実は金輪五郎)
五代目菊之助初役のお三輪 平成25年3月 新橋演舞場 五代目尾上菊之助(お三輪) 、四代目尾上松緑(鱶七実は金輪五郎)
五代目玉三郎のお三輪・四代目松緑の鱶七 平成27年12月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(お三輪)、 四代目尾上松緑(鱶七実は金輪五郎)
五代目時蔵のお三輪のことなど 平成30年6月 歌舞伎座 五代目中村時蔵(お三輪)、四代目尾上松緑(鱶七実は金輪五郎)
    「アア」を感じる心〜国立劇場さよなら公演の「妹背山」通し・第2部 令和5年10月 国立劇場 五代目尾上菊之助(お三輪)、八代目中村芝翫(鱶七実は金輪五郎)
    六代目時蔵への期待〜初役のお三輪 令和6年6月 歌舞伎座 六代目中村時蔵(お三輪)、五代目尾上松緑(金輪五郎)、初代中村万寿(烏帽子折求女)、十五代目片岡仁左衛門(豆腐買おむら)
鰯売恋曳網 故郷に帰ったつもりで 昭和29年11月 歌舞伎座 十七代目中村勘三郎(鰯売猿源氏)・六代目中村歌右衛門(傾城蛍火)、八代目市川中車(海老名なむあみだぶつ)
    六代目勘九郎の鰯売猿源氏 令和2年1月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(鰯売猿源氏)、二代目中村七之助(傾城蛍火)
  うかれ坊主 五代目菊之助の鷺娘・うかれ坊主 令和4年8月 国立劇場 代目尾上菊之助(鷺の精・願人坊主)
  浮世柄比翼稲妻 〜鞘当 四代目歌昇と初代隼人の「鞘当」 令和4年8月 歌舞伎座 四代目中村歌昇(不破伴左衛門)、初代中村隼人(名古屋山三)、初代坂東新悟(茶屋女房お新)
靭猿 十代目三津五郎復帰の「靭猿」 平成26年4月 歌舞伎座 十代目坂東三津五郎(猿曳寿太夫)
梅ごよみ 丹次郎の和事について 平成29年2月 歌舞伎座 七代目市川染五郎(丹次郎)、五代目尾上菊之助(芸者仇吉)、六代目中村勘九郎(芸者米吉)
  裏表太閤記 43年振りの「裏表太閤記」再演 令和6年7月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(豊臣秀吉・鈴木喜多頭重成・孫悟空)、八代目市川染五郎(鈴木孫市・宇喜多秀家)
  江戸城総攻 「江戸城総攻」三部作一挙上演 昭和48年11月 国立劇場 六代目市川染五郎(勝麟太郎)、三代目市川猿之助(西郷吉之助)、二代目中村吉右衛門(徳川慶喜)
  西郷と慶喜〜指導者の揺れる内面 平成30年4月 歌舞伎座 四代目尾上松緑(西郷隆盛)、二代目中村錦之助(勝麟太郎)
             〜将軍江戸を去る 十二代目団十郎の慶喜・九代目中車の鉄太郎 平成24年7月 新橋演舞場 十二代目市川団十郎(徳川慶喜)、九代目市川中車(山岡鉄太郎)
    青果劇の台詞のリズム 平成25年5月 明治座 七代目市川染五郎(徳川慶喜)、六代目中村勘九郎(山岡鉄太郎)
    四代目梅玉の慶喜 平成27年1月 歌舞伎座 四代目中村梅玉(徳川慶喜)、三代目中村橋之助(山岡鉄太郎)
    慶喜の心情〜真山青果の歴史認識 平成29年1月 歌舞伎座 七代目市川染五郎(徳川慶喜)、六代目片岡愛之助(山岡鉄太郎)
江戸の夕映 十一代目海老蔵復帰の本田小六 平成23年7月 新橋演舞場 九代目市川海老蔵(本田小六)、 十二代目市川団十郎(堂前大吉)
絵本合法衢 第二次南北ブームの「絵本合法衢」 昭和55年4月 国立小劇場 六代目市川染五郎(左枝大学之助・立場の太平次二役)、九代目沢村宗十郎(うんざりお松)
返り討物の論理 平成24年4月 国立劇場 十五代目片岡仁左衛門(左枝大学之助、立場の太平次二役)
南北物の社会的視点 平成30年4月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(左枝大学之助、立場の太平次二役)
    十代目幸四郎初役の大学之助・太平次 令和5年4月 明治座 十代目松本幸四郎(左枝大学之助・立場の太平次二役)、初代片岡孝太郎(うんざりお松・皐月二役)
絵本太功記   〜尼ケ崎閑居 「太十」の難しさ 平成29年2月 歌舞伎座 八代目中村芝翫(武智光秀)、二代目中村魁春(操)、四代目中村鴈治郎(十次郎)、片岡孝太郎(初菊)
十次郎の性根について 平成31年1月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(武智光秀)、五代目中村雀右衛門(操)、十代目松本幸四郎(武智十次郎)
    「太功記」の革命思想 令和3年4月 歌舞伎座 八代目中村芝翫(武智光秀)、五代目尾上菊之助(武智十次郎)、四代目中村梅枝(初菊)、二代目魁春(操)
  エロス・タナトス〜ベジャールのすべて 沈黙の言語 昭和57年10月 東京文化会館 ジョルジュ・ドン、パトリス・ツーロン、ショナ・ミルク
  オイディプス 等身大の悲劇〜十一代目海老蔵のオイディプス 令和元年10月 シアター・コクーン 十一代目市川海老蔵(オイディプス)、黒木瞳(イオカステ)、高橋和也(クレオン)
  奥州安達原  〜袖萩祭文 十七代目勘三郎の袖萩祭文 昭和53年4月 国立劇場 十七代目中村勘三郎(袖萩、桂中納言教氏実は安倍貞任二役)、十七代目市村羽左衛門(南兵衛実は安倍宗任)
  「安達三」の難しさ 平成29年11月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(安倍貞任)、四代目中村雀右衛門(袖萩)
    教氏と貞任〜八代目芝翫初役の貞任 令和2年1月 歌舞伎座 八代目中村芝翫(安倍貞任)、五代目中村雀右衛門(袖萩)、六代目中村勘九郎(安倍宗任)
    六代目勘九郎の貞任・二代目七之助の袖萩 令和3年2月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(安倍貞任)、二代目中村七之助(袖萩)、二代目中村長三郎(娘お君)
                    〜一つ家・谷底  十七代目勘三郎の老女岩手 昭和53年4月 国立劇場 十七代目中村勘三郎(老女岩手)、十代目市川海老蔵(八幡太郎源義家)
  近江源氏先陣館〜盛綱陣屋 初代鴈治郎の佐々木盛綱 昭和3年6月 大阪中座 初代中村鴈治郎(佐々木盛綱)、二代目実川延若(和田兵衛)、四代目市川市蔵(母微妙)
  新・十八代目勘三郎の盛綱 平成17年3月 歌舞伎座 十八代目中村勘三郎(盛綱)、四代目中村富十郎(和田兵衛)、七代目中村芝翫(微妙)
柿葺落公演の「盛綱陣屋」 平成25年4月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(盛綱)、 二代目中村吉右衛門(和田兵衛)
盛綱は智の人である〜八代目芝翫襲名の盛綱 平成28年11月 歌舞伎座 八代目中村芝翫(盛綱)、 九代目松本幸四郎(和田兵衛)
十五代目仁左衛門の盛綱 平成31年3月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(佐々木高綱)、五代目中村雀右衛門(篝火)、二代目片岡秀太郎(微妙)
    二代目白鸚の佐々木盛綱 令和元年12月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(佐々木盛綱)、初代坂東弥十郎(和田兵衛)、六代目上村吉弥(微妙)
    十代目幸四郎初役の佐々木盛綱 令和3年9月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(佐々木盛綱)、二代目中村錦之助(和田兵衛秀盛)、五代目中村歌六(盛綱母微妙)
    五代目菊之助初役の盛綱 令和4年3月 国立劇場 五代目尾上菊之助(佐々木盛綱)、三代目中村又五郎(和田兵衛秀盛)、六代目上村吉弥(盛綱母微妙)
  阿国御前化粧鏡 六代目歌右衛門の阿国御前〜「阿国御前化粧鏡」 昭和50年9月 歌舞伎座 六代目中村歌右衛門(阿国御前)、二代目中村鴈治郎(土佐又平重興)、十三代目片岡仁左衛門(世継瀬平・小栗宗丹二役)、七代目中村芝翫(妙林娘累)
  新版 オグリ 説経「をぐり」の世界は蘇ったか〜スーパー歌舞伎U「新版 オグリ」 令和2年3月 京都南座 四代目市川猿之助(藤原正清後に小栗判官)、中村隼人(遊行上人)、坂東新悟(照手姫・小萩)
小来栖の長兵衛 九代目中車襲名の長兵衛 平成24年6月 新橋演舞場 九代目市川中車(長兵衛)
  鴛鴦襖恋睦 溶解する二つの「愛の物語」 令和6年5月 歌舞伎座 二代目尾上松也(河津三郎・雄鴛鴦の精)、二代目尾上右近(遊女喜瀬川・雌鴛鴦の精)、初代中村萬太郎(股野五郎)
  於染久松色読販 南北の感触は何処(いずこ)に 令和3年2月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(土手のお六)、十五代目片岡仁左衛門(鬼門の喜兵衛)
    二代目七之助の「お染の七役」 令和6年11月 明治座 二代目中村七之助(油屋娘お染・丁稚久松・許婚お光・後家貞昌・奥女中竹川・芸者小糸・土手のお六以上七役)
  男が死ぬ日 テネシー・ウィリアムズX三島由紀夫〜西洋能「男が死ぬ日」日本初演 令和元年9月 すみだパークスタジオ倉 本多章一(男性)、遠藤祐美(女性)、呉山賢治(東洋人)
  婦系図 「湯島の境内」・五代目玉三郎のお蔦 令和6年10月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(お蔦)、十五代目片岡仁左衛門(早瀬主税)、初代坂東弥十郎(酒井俊蔵)
女殺油地獄 和事芸の多面性 平成21年6月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(河内屋与兵衛)、片岡孝太郎(豊嶋屋お吉)
近松のリアリズムについて〜山の手事情社の「女殺油地獄」 平成27年11月 吉祥寺シアター 山本芳郎(河内屋与兵衛)、山口笑美(豊島屋お吉)
    十代目幸四郎襲名の与兵衛〜「女殺油地獄」 平成30年7月 大阪松竹座 十代目松本幸四郎(河内屋与兵衛)、四代目市川猿之助(豊島屋女房お吉)
    与兵衛の悲劇〜六代目愛之助の与兵衛 令和4年12月 京都南座 六代目片岡愛之助(河内屋与兵衛)、初代片岡孝太郎(豊島屋女房お吉)
    初代隼人・初役の河内屋与兵衛 令和6年3月 京都南座 初代中村隼人(河内屋与兵衛)、初代中村壱太郎(豊島屋女房お吉)
女と影 西洋と東洋の出会い 平成17年11月 早大大隈講堂 九代目中村福助(女の影・水の精)、藤間勘十郎(武士)、中村芝のぶ(その妻・雲)
海神別荘 超自我の幻想 平成18年7月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(公子)・五代目坂東玉三郎(美女)
  加賀見山旧錦絵 中老尾上と草履打ち〜六代目歌右衛門の尾上 昭和54年3月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(中老尾上)、三代目実川延若(局岩藤)、七代目中村芝翫(召使お初)
  加賀見山再岩藤

四代目猿之助の「再岩藤」六役

令和3年8月 歌舞伎座 四代目市川猿之助(多賀大領・御台梅の方・奴伊達平・望月弾正・安田隼人・岩藤の亡霊、六役)
  杜若艶色紫〜お六と願哲 前進座の「お六と願哲」 令和4年5月 国立劇場 六代目河原崎国太郎(土手のお六・八つ橋)、藤川矢之輔(願哲)、七代目嵐芳三郎(佐野次郎左衛門)
  歌劇「影のない女」 三代目猿之助・オペラへの挑戦〜歌劇「影のない女」演出 平成4年11月 愛知県芸術劇場 三代目市川猿之助演出、ペーター・ザイフェルト(皇帝)、ルアナ・デヴォル(皇后)、マルヤーナ・リポヴィシェク(乳母)
  籠釣瓶花街酔醒 二代目吉右衛門の佐野次郎左衛門 平成23年5月 新橋演舞場 二代目中村吉右衛門(佐野次郎左衛門)、九代目中村福助(兵庫屋八つ橋)、四代目中村梅玉(繁山栄之丞)
  縁切り物のドラマツルギー 平成24年12月 新橋演舞場 七代目尾上菊五郎(佐野次郎左衛門)、五代目尾上菊之助(八つ橋)
五代目菊之助再演の八つ橋 平成28年2月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(佐野次郎左衛門)、五代目尾上菊之助(八つ橋)
   

遊郭「吉原」の搾取構造六代目勘九郎・初役の次郎左衛門

令和6年2月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(佐野次郎左衛門)、二代目中村七之助(兵庫屋八つ橋)、十五代目片岡仁左衛門(繁山栄之丞)
  梶原平三誉石切・石切梶原 梶原景時の負い目〜二代目白鸚の「石切梶原」 令和2年3月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(梶原平三景時)、十一代目市川高麗蔵(娘梢)、三代目松本錦吾(六郎太夫)
    十五代目仁左衛門の「石切梶原」 令和2年10月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(梶原平三景時)、初代片岡孝太郎(娘梢)、五代目中村歌六(六郎太夫)
    五代目菊之助・初役の梶原平三 令和6年1月 新国立劇場 五代目尾上菊之助(梶原平三景時)、四代目中村梅枝(娘梢)、六代目嵐橘三郎(六郎太夫)
  風の谷のナウシカ 五代目菊之助の挑戦〜新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」 令和元年12月 新橋演舞場 五代目尾上菊之助(風の谷のナウシカ)、二代目中村七之助(トルメキア王国皇女クシャナ)
    五代目菊之助のクシャナ〜「風の谷のナウシカ」再演 令和4年7月 歌舞伎座 五代目中村米吉(ナウシカ)、五代目尾上菊之助(クシャナ)、二代目尾上右近(アスベル・口上)
仮名手本忠臣蔵 十一代目海老蔵の師直・五代目菊之助の判官 平成25年12月 歌舞伎座 松本幸四郎(由良助)、市川海老蔵(師直・勘平)、尾上菊之助(判官)
           〜二段目 ユニークな加古川忠臣蔵〜国立劇場の「忠臣蔵」通し 昭和49年12月 国立劇場 八代目坂東三津五郎(加古川本蔵)、六代目中村歌右衛門(戸無瀬)
           〜三段目 イライラした気分 平成19年2月 歌舞伎座 五代目中村富十郎(師直)、七代目尾上菊五郎(判官)
             〜四段目 十七代目勘三郎の四段目の由良助 昭和50年12月 国立劇場 十七代目中村勘三郎(大星由良助)、七代目尾上梅幸(塩治判官)、十七代目市村羽左衛門(高師直)
    十三代目仁左衛門の由良助・七代目梅幸の判官 昭和61年10月 国立劇場 十三代目片岡仁左衛門(大星由良助)、七代目尾上梅幸(塩治判官)、十七代目中村勘三郎(高師直)
           〜六段目 七代目菊五郎の若き日の勘平 昭和48年12月 国立劇場 七代目尾上菊五郎(早野勘平)、五代目坂東玉三郎(お軽)、三代目尾上多賀之丞(おかや)
    十七代目勘三郎の勘平・七代目梅幸のお軽 昭和61年11月 国立劇場 十七代目中村勘三郎(早野勘平)、七代目尾上梅幸(お軽)、十三代目片岡仁左衛門(大星由良助)
            時代と世話 平成18年4月 金丸座 十一代目市川海老蔵(勘平)、二代目市川亀治郎(お軽)
七代目菊五郎の勘平 平成19年2月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(勘平)、五代目坂東玉三郎(お軽)
七代目菊五郎の六段目・勘平 平成25年11月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(勘平)、五代目中村時蔵(お軽)
古典的な勘平〜七代目菊五郎の勘平 平成28年11月 国立劇場 七代目尾上菊五郎(勘平)、五代目尾上菊之助(お軽)
十五代目仁左衛門の勘平 平成29年11月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(早野勘平)、片岡孝太郎(お軽)
    七代目菊五郎78歳の勘平 令和3年5月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(早野勘平)、五代目中村時蔵(お軽)、六代目中村東蔵(おかや)
    初代壱太郎の上方型の勘平 令和5年3月 京都南座 初代中村壱太郎(早野勘平)、初代片岡千之助(女房おかる)、初代中村鷹之資(斧定九郎)
    二代目右近の早野勘平 令和5年3月 京都南座 二代目尾上右近(早野勘平)、初代中村玉(女房おかる)、三代目中村吉之丞(斧定九郎・不破数右衛門)
              〜七段目 十七代目勘三郎の七段目の由良助 昭和48年12月 国立劇場 十七代目中村勘三郎(大星由良助)、十四代目守田勘弥(寺岡平右衛門)、七代目尾上梅幸(遊女お軽)
            役者の道程〜平成の名優3人の若き日の「七段目」 昭和55年3月 歌舞伎座 六代目市川染五郎(大星由良助)、片岡孝夫(寺岡平右衛門)、五代目坂東玉三郎(遊女お軽)
            誠から出た・みんな嘘 平成19年2月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(由良助)、十五代目片岡仁左衛門(平右衛門)、五代目坂東玉三郎(お軽)
「七段目」の虚と実 平成20年2月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(由良助)、七代目中村芝雀(お軽)、七代目市川染五郎(平右衛門)
二代目吉右衛門の七段目・由良助 平成25年11月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(由良助)、九代目中村福助(お軽)、四代目中村梅玉(平右衛門)
六代目勘九郎の平右衛門・二代目七之助のお軽 平成26年12月 京都南座 十五代目片岡仁左衛門(大星由良助)、六代目中村勘九郎(平右衛門)、二代目中村七之助(お軽)
古典的な「七段目」〜国立劇場の「忠臣蔵」通し 平成28年11月 国立劇場 二代目中村吉右衛門(大星由良助)、三代目中村又五郎(平右衛門)、五代目中村雀右衛門(お軽)
充実した「七段目」〜二代目白鸚襲名の「七段目」 平成30年2月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(大星由良助)、十五代目片岡仁左衛門(平右衛門)、五代目坂東玉三郎(お軽)
十一代目海老蔵の平右衛門、五代目菊之助のお軽 平成30年2月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(大星由良助)、 十一代目市川海老蔵(寺岡平右衛門)、五代目尾上菊之助(遊女お軽)
    十五代目仁左衛門の由良助〜京都南座の「七段目」 令和元年12月 京都南座 十五代目片岡仁左衛門(大星由良助)、初代片岡孝太郎(遊女お軽)、八代目中村芝翫(寺岡平右衛門)
    二代目吉右衛門のコロナ以後の由良助 令和3年1月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(大星由良助)、五代目中村雀右衛門(お軽)、四代目中村梅玉(平右衛門)
    二代目吉右衛門追善の「七段目」 令和4年9月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(大星由良助)、五代目中村雀右衛門(遊女お軽)、十一代目市川海老蔵(寺岡平右衛門)
    京都顔見世の十五代目仁左衛門・七段目の由良助 令和5年12月 京都南座 十五代目片岡仁左衛門(大星由良助)、初代片岡孝太郎(遊女お軽)、八代目中村芝翫(寺岡平右衛門)
            〜九段目 十四代目勘弥の由良助・八代目三津五郎の本蔵 昭和49年12月 国立劇場 八代目坂東三津五郎(加古川本蔵)、十四代目守田勘弥(大星由良助)、六代目中村歌右衛門(戸無瀬)
                             「九段目」における戸無瀬と小浪 平成26年1月 歌舞伎座 四代目坂田藤十郎(戸無瀬)、三代目中村扇雀(小浪)
             〜十段目 八代目芝翫の天河屋義平 令和5年3月 歌舞伎座 八代目中村芝翫(天河屋義平)、十代目松本幸四郎(大星由良助)、初代片岡孝太郎(義平女房お園)
鉄輪 伝統芸能現代化の試み 平成19年5月 世田谷パブリック・シアター 片山清司(シテ)、野村萬齋(間)
鎌倉三代記 二代目魁春の時姫 平成26年4月 歌舞伎座 二代目中村魁春(時姫)、 四代目中村梅玉(三浦之助)、九代目松本幸四郎(佐々木高綱)
「私が私であるために」〜時姫の決断 平成28年4月 歌舞伎座 五代目中村雀右衛門(時姫)、二代目中村吉右衛門(佐々木高綱)、 七代目尾上菊五郎(三浦之助義村)
配役バランスの妙〜五代目雀右衛門再演の時姫 平成29年6月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(佐々木高綱)、五代目中村雀右衛門(時姫)、二代目尾上松也(三浦之助義村)
    「絹川村閑居」の悲劇の構造〜四代目梅枝初役の時姫 令和5年11月 歌舞伎座 五代目中村時蔵(三浦之助義村)、四代目中村梅枝(時姫)、八代目中村芝翫(佐々木高綱)
    六代目勘九郎・初役の佐々木高綱 令和6年11月 明治座 六代目中村勘九郎(佐々木高綱)、五代目中村米吉(時姫)、二代目坂東巳之助(三浦之助義村)
盟三五大切 第2次南北ブームの成果〜「盟三五大切」 復活上演 昭和51年8月 国立小劇場 初代尾上辰之助(源五兵衛)、片岡孝夫(三五郎)、五代目坂東玉三郎(小万)
人格の不連続性 昭和54年10月 国立小劇場 若山富三郎(源五兵衛)・西田敏行(三五郎)・木の実ナナ(小万)
「世界」とは何か 平成20年11月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(源五兵衛)、七代目尾上菊五郎(三五郎)、五代目中村時蔵(小万)
十代目幸四郎の白塗りの源五兵衛 平成30年8月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(源五兵衛)、二代目中村七之助(小万)、二代目中村獅童(三五郎)
神明恵和合取組〜め組の喧嘩 五代目菊五郎の肚芸 平成24年1月 新橋演舞場 七代目尾上菊五郎(辰五郎)、五代目中村時蔵(お仲)
雁のたより 上方喜劇の感覚〜雁のたより 平成29年1月 大阪松竹座 四代目中村鴈治郎(髪結五郎七)
漢人韓文手管始 唐人殺しについて 平成29年10月 歌舞伎座 四代目中村鴈治郎(十木伝七)、八代目中村芝翫(幸才典蔵)
  勧進帳 八代目幸四郎の弁慶・九代目海老蔵の富樫 昭和36年2月 歌舞伎座 八代目松本幸四郎(弁慶)、九代目市川海老蔵(富樫)、七代目尾上梅幸(義経)
  四代目長十郎の弁慶・ 三代目翫右衛門の富樫〜前進座の「勧進帳」 昭和39年3月 文京公会堂 四代目河原崎長十郎(弁慶)、三代目中村翫右衛門(富樫)、五代目河原崎国太郎(義経)
    十一代目団十郎の弁慶 昭和40年3月 歌舞伎座 十一代目市川団十郎(弁慶)、二代目尾上松緑(富樫)、三代目実川延若(義経)
    八代目三津五郎の弁慶 昭和43年5月 国立劇場 八代目坂東三津五郎(武蔵坊弁慶)、十四代目守田勘弥(富樫左衛門)、六代目市川新之助(源義経)
   

二代目松緑の最後の弁慶

昭和55年11月 歌舞伎座 二代目尾上松緑(弁慶)、十七代目中村勘三郎(富樫)、七代目尾上梅幸(義経)
「勧進帳」のふたつの意識 平成14年12月 南座 十二代目市川団十郎(弁慶)、十五代目片岡仁左衛門(富樫)
弁慶の「肚の大きさ」 平成15年3月 歌舞伎座 七代目松本幸四郎(弁慶)、五代目中村富十郎(富樫)
パリ・オペラ座の「勧進帳」 平成19年3月 パリ・オペラ座 十二代目市川団十郎(弁慶)、十一代目市川海老蔵(富樫)
十五代目仁左衛門の弁慶 平成20年4月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(弁慶)、十八代目中村勘三郎(富樫)、五代目坂東玉三郎(義経)
五代目富十郎の「勧進帳」 平成21年5月 歌舞伎座 五代目中村富十郎(弁慶)、 二代目中村吉右衛門(富樫)
柿葺落公演の「勧進帳」 平成25年4月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(弁慶)、七代目尾上菊五郎(富樫)
二代目吉右衛門の弁慶・七代目菊五郎の富樫 平成26年3月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(弁慶)、七代目尾上菊五郎(富樫)
十二代目団十郎追善の弁慶 平成26年5月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(弁慶)、五代目尾上菊之助(富樫)
七代目染五郎初役の弁慶 平成26年11月 歌舞伎座 七代目市川染五郎(弁慶)、九代目松本幸四郎(富樫)
八代目芝翫襲名の弁慶 平成29年1月 大阪松竹座 八代目中村芝翫(弁慶)、 十五代目片岡仁左衛門(富樫)
十代目幸四郎襲名の「勧進帳」 平成30年1月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(弁慶)、二代目中村吉右衛門(富樫)、八代目市川染五郎(義経)
二代目白鸚襲名の「勧進帳」 平成30年4月 御園座 二代目松本白鸚(弁慶)、十代目松本幸四郎(富樫)、四代目中村鴈治郎(義経)
十一代目海老蔵の令和最初の「勧進帳」 令和元年5月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(弁慶)、四代目尾上松緑(富樫)、五代目尾上菊之助(義経)
    台詞劇としての「勧進帳」〜十五代目仁左衛門の弁慶 令和元年9月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(武蔵坊弁慶)、十代目松本幸四郎(富樫左衛門)、初代片岡孝太郎(源義経)
    二代目白鸚78歳の弁慶 令和3年4月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(武蔵坊弁慶)、十代目松本幸四郎(富樫左衛門)、五代目中村雀右衛門(源義経)
    十代目幸四郎の弁慶・二代目松也の富樫 令和3年4月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(武蔵坊弁慶)、二代目尾上松也(富樫左衛門)、五代目中村雀右衛門(源義経)
    十三代目団十郎襲名披露の弁慶 令和4年10月 歌舞伎座 十三代目市川団十郎(武蔵坊弁慶)、十五代目片岡仁左衛門(富樫左衛門)、五代目坂東玉三郎(源義経)
対話劇としての「勧進帳」〜十三代目団十郎襲名本興行の弁慶 令和4年11月 歌舞伎座 十三代目市川団十郎(武蔵坊弁慶)、十代目松本幸四郎(富樫左衛門)、四代目市川猿之助(源義経)
    端正な「勧進帳」〜十代目幸四郎の弁慶・五代目菊之助の富樫 令和6年9月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(武蔵坊弁慶)、五代目尾上菊之助(富樫左衛門)、八代目市川染五郎(源義経)
鬼一法眼三略巻  〜菊畑 意義ある「菊畑」通し 昭和44年10月 国立劇場 十四代目守田勘弥(虎蔵)、十七代目市村羽左衛門(鬼一法眼)、三代目河原崎権十郎(奴智恵内)
    初役揃いの「菊畑」 平成26年9月 歌舞伎座 五代目中村歌六(鬼一法眼)、七代目市川染五郎(虎蔵)、四代目尾上松緑(智恵内)
    莟玉披露の「菊畑」 令和元年11月 歌舞伎座 四代目中村梅玉(奴智恵内)、八代目中村芝翫(鬼一法眼)、初代中村莟玉(梅丸改め)(奴虎蔵)
             〜一條大蔵譚 十四代目勘弥の大蔵卿 昭和44年10月 国立劇場 十四代目守田勘弥(一條大蔵卿)、四代目中村雀右衛門(常盤御前)、八代目坂東薪水(鬼次郎)
    二代目吉右衛門の大蔵卿 平成26年4月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(一條大蔵卿)、二代目中村魁春(常盤御前)、四代目中村梅玉(鬼次郎)
十五代目仁左衛門の大蔵卿 平成27年10月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(一條大蔵卿)、五代目中村時蔵(常盤御前)、五代目尾上菊之助(鬼次郎)
深化した大蔵卿〜二代目吉右衛門の二年ぶりの大蔵卿 平成28年9月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(一條大蔵卿)、二代目中村魁春(常盤御前)、五代目尾上菊之助(鬼次郎)
五代目菊之助初役の大蔵卿 平成29年7月 国立劇場 五代目尾上菊之助(一條大蔵卿)
十代目幸四郎襲名の大蔵卿 平成30年2月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(一條大蔵長成)、五代目中村時蔵(常盤御前)
二代目白鸚の大蔵卿 平成31年1月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(一條大蔵卿)、二代目中村魁春(常盤御前)、四代目中村梅玉(吉岡鬼次郎)
    コロナ禍の大蔵卿 令和2年11月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(一條大蔵卿)、二代目中村魁春(常盤御前)、八代目中村芝翫(吉岡鬼次郎)
    六代目勘九郎の大蔵卿・二代目獅童の鬼次郎 令和4年1月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(一條大蔵卿)、二代目中村獅童(吉岡鬼次郎)、二代目中村七之助(お京)
祇園祭礼信仰記  〜金閣寺 五代目雀右衛門襲名の雪姫 平成28年3月 歌舞伎座 五代目中村雀右衛門(雪姫)、九代目松本幸四郎(松永大膳)、十五代目片岡仁左衛門(此下東吉)
過渡期の「金閣寺」〜六代目児太郎初役の雪姫など 平成30年9月 歌舞伎座 四代目中村梅玉(此下東吉)、六代目中村児太郎(雪姫)、四代目尾上松緑(松永大膳)
    四代目鴈治郎の大膳・初代壱太郎の雪姫〜「金閣寺 令和元年12月 京都南座 四代目中村鴈治郎(松永大膳)、三代目中村扇雀(此下東吉)、初代中村壱太郎(雪姫)
    五代目雀右衛門の雪姫など 令和4年5月 歌舞伎座 五代目中村雀右衛門(雪姫)、四代目尾上松緑(松永大膳)、六代目片岡愛之助(此下東吉)
    五代目米吉初役の雪姫 令和5年9月 歌舞伎座 五代目中村米吉(雪姫)、五代目中村歌六(松永大膳)、六代目中村勘九郎(此下東吉)
    六代目児太郎再演の雪姫 令和5年9月 歌舞伎座 代目中村児太郎(雪姫)、五代目中村歌六(松永大膳)、六代目中村勘九郎(此下東吉)
  菊宴月白浪 九代目中車奮闘の斧定九郎 令和5年7月 歌舞伎座 九代目市川中車(斧定九郎)、初代中村壱太郎(金笄のおかる)、二代目市川猿弥(仏権兵衛)、四代目中村歌之助(下部与五郎)
  吉様参由縁音信 初代辰之助の吉三・二代目松緑の弁秀 昭和57年1月 国立劇場 初代尾上辰之助(湯灌場吉三)、二代目尾上松緑(斎坊主弁秀)、七代目中村芝翫(愛妾お光実は湯島のおかん)
  狐花〜葉不見冥府路行 京極堂新作歌舞伎・「狐花」 令和6年8月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(中禪寺洲齋)、六代目中村勘九郎(上月監物)、二代目中村七之助(萩之介・お葉二役)
  京鹿子娘道成寺 六代目菊五郎の「娘道成寺」 昭和11年4月 歌舞伎座 六代目尾上菊五郎(白拍子花子)
  七代目梅幸の「娘道成寺」〜伝統を信じる力 昭和46年3月 歌舞伎座 七代目尾上梅幸(白拍子花子)、十七代目市村羽左衛門(大舘左馬五郎)
新・十八代目勘三郎の道成寺 平成17年4月 歌舞伎座 十八代目中村勘三郎(白拍子花子)
道成寺の「娘」 平成20年12月 歌舞伎座 十代目坂東三津五郎(白拍子花子)
「やすらえ。花や」〜山の手事情社の「道成寺」 平成23年12月 アサヒ・アート・スクエア 山本芳郎(和尚妙念)、大久保美智子(久子)、山口笑美(清姫)
五代目菊之助・令和最初の「娘道成寺」 令和元年5月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(白拍子花子)
    鐘に恨みは数々ござれど〜五代目菊之助の「娘道成寺」 令和3年8月 国立劇場 五代目尾上菊之助(白拍子花子)
    五代目菊之助の白拍子花子 令和5年7月 大阪松竹座 五代目尾上菊之助(白拍子花子)
    二代目右近初役の白拍子花子 令和5年8月 浅草公会堂 二代目尾上右近(白拍子花子)
    初代壱太郎・初役の白拍子花子 令和6年1月 歌舞伎座 初代中村壱太郎(白拍子花子)
    二代目右近の「娘道成寺」再演 令和6年1月 歌舞伎座 二代目尾上右近(白拍子花子)
京鹿子娘二人道成寺 あなたでもあり得る 平成16年1月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(白拍子花子)・五代目尾上菊之助(白拍子花子)
    十三代目団十郎襲名興行の「二人道成寺」 令和4年12月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(白拍子花子)、六代目中村勘九郎(白拍子花子)、十三代目市川団十郎(大館左馬五郎)
恐怖時代 谷崎潤一郎の「感覚的な悪」について 平成26年8月 歌舞伎座 三代目中村扇雀(お銀の方)、二代目中村七之助(伊織之助)、六代目中村勘九郎(珍斎)
桐一葉 三代目寿海の長門守、八代目三津五郎の且元 昭和42年11月 国立劇場 三代目市川寿海(木村長門守)、三代目市川左団次(淀君)、八代目坂東三津五郎(片桐市ノ正且元)
極付幡随長兵衛 海老蔵の幡随長兵衛 平成26年5月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(幡随院長兵衛)
二代目吉右衛門の長兵衛のことなど 平成29年9月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(幡随院長兵衛)、 二代目中村魁春(女房お徳)
    十代目幸四郎初役の長兵衛 令和元年9月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(幡随院長兵衛)、四代目尾上松緑(水野十郎左衛門)
近代能楽集  〜葵上・卒塔婆小町  女形のファルス 平成22年4月 ル テアトル銀座 美輪明宏(六条康子・老婆)、木村彰吾(若林光・詩人)
                   〜班女  五代目玉三郎の「班女」 昭和51年7月 国立小劇場 五代目坂東玉三郎(班女:花子)、楠侑子(老嬢:実子)、中山仁(青年:吉雄)
                 〜卒塔婆小町 平幹二朗の「卒塔婆小町」 昭和51年7月 国立小劇場 平幹二朗(老婆)、寺泉憲(詩人)
  国定忠治 若獅子会の「国定忠治」 令和5年5月 日本橋劇場 笠原章(国定忠治)、真砂京之介(川田屋惣次)、林与一(日光の円蔵・中山清一郎)
  天衣紛上野初花  八代目幸四郎の河内山・十四代目勘弥の直次郎 昭和43年10月 国立劇場 八代目松本幸四郎(河内山宗俊)、十四代目守田勘弥(片岡直次郎)、四代目中村雀右衛門(三千歳)、八代目市川中車(金子市之丞/高木小左衛門)
           〜河内山 十一代目海老蔵初役の河内山 平成27年11月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(河内山宗俊)
二代目吉右衛門、円熟の河内山 平成30年9月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(河内山宗俊)、五代目中村歌六(和泉屋清兵衛)、二代目中村魁春(後家おまき)
    二代目白鸚の河内山 令和2年1月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(河内山宗俊)、八代目中村芝翫(松江出雲守)、五代目中村歌六(高木小左衛門)
    二代目白鸚の河内山・四代目梅玉の松江公 令和2年12月 国立劇場 二代目松本白鸚(河内山宗俊)、四代目中村梅玉(松江出雲守)、初代坂東弥十郎(高木小左衛門)
    十五代目仁左衛門の河内山宗俊 令和4年3月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(河内山宗俊)、四代目中村鴈治郎(松江出雲守)、五代目中村歌六(高木小左衛門)
                        〜直侍 七代目染五郎の直侍・七代目芝雀の三千歳 平成28年1月 歌舞伎座 七代目市川染五郎(片岡直次郎)、七代目中村芝雀(三千歳)
七代目菊五郎の直侍 平成29年11月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(片岡直次郎)、五代目中村時蔵(三千歳)
    七代目菊五郎・四年振りの直侍 令和3年3月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(片岡直次郎)、五代目中村時蔵(三千歳)、六代目中村東蔵(按摩丈賀)
花街詞合鏡(くるわことばあわせかがみ) ITテクノロジーと歌舞伎のコラボ 平成29年5月 幕張メッセ 二代目中村獅童(八重垣紋三)、初音ミク(未来のちに初音太夫)
暗闇の丑松 「暗闇の丑松」の幕切れについて 平成18年6月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(丑松)・九代目中村福助(お米)
四代目松緑初役の丑松 平成25年3月 新橋演舞場 四代目尾上松緑(丑松)、四代目中村梅枝(お米)
初代辰之助追善の丑松 平成31年2月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(暗闇の丑松)、五代目中村時蔵(お米)
  廓文章〜吉田屋 十七代目勘三郎の伊左衛門〜「廓文章」 昭和54年1月 国立劇場 十代目中村勘三郎(藤屋伊左衛門)、五代目坂東玉三郎(扇屋夕霧)
  十五代目仁左衛門の伊左衛門 平成25年5月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(藤屋伊左衛門)、五代目坂東玉三郎(扇屋夕霧)
十代目幸四郎襲名の伊左衛門〜「廓文章」 平成30年4月 御園座 十代目松本幸四郎(藤屋伊左衛門)、初代中村壱太郎(扇屋夕霧)
十代目幸四郎が進む道〜十代目幸四郎の伊左衛門・再演 平成31年1月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(藤屋伊左衛門)、二代目中村七之助(扇屋夕霧)
    六代目愛之助の伊左衛門 令和5年3月 歌舞伎座 六代目片岡愛之助(藤屋伊左衛門)、五代目坂東玉三郎(扇屋夕霧)
黒塚 松羽目における幽玄〜四代目猿之助襲名の「黒塚」 平成24年7月 新橋演舞場 四代目市川猿之助(老女岩手実は安達原の鬼女)、十二代目市川団十郎(阿闍梨祐慶)
四代目猿之助の平成最後の「黒塚」 平成31年4月 歌舞伎座 四代目市川猿之助(老女岩手実は安達原の鬼女)、二代目中村錦之助(阿闍梨祐慶)
黒蜥蜴 どれがホントの私なのかしら?〜美輪明宏の「黒蜥蜴」 平成27年9月 東京芸術劇場 美輪明宏(怪盗黒蜥蜴)、木村彰吾(明智小五郎)
傾城反魂香 山の手事情社の「傾城反魂香」 平成23年12月 アサヒ・アート・スクエア 山本芳郎(狩野四郎二郎元信)、山口笑美(遠山、みや)
                 〜吃又 四代目鴈治郎襲名の「吃又」 平成27年2月 大阪松竹座 四代目中村鴈治郎(浮世又平)、四代目市川猿之助(女房お徳)
浮世又平の過剰性について〜二代目吉右衛門の又平 平成29年4月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(浮世又平)、五代目尾上菊之助(女房お徳)、五代目中村歌六(土佐将監)
二代目白鸚の又平・四代目猿之助のお徳 平成31年3月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(浮世又平)、四代目市川猿之助(女房お徳)、初代坂東弥十郎(土佐将監)
    六代目勘九郎の浮世又平 令和2年12月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(浮世又平)、四代目市川猿之助(女房おとく)、六代目片岡市蔵(土佐将監)
    四代目鴈治郎の浮世又平 令和2年12月 京都南座 四代目中村鴈治郎(浮世又平)、三代目中村扇雀(女房おとく)、初代中村寿太郎(土佐将監)
    九代目中車の又平・初代壱太郎のおとく 令和5年6月 歌舞伎座 九代目市川中車(浮世又平)、初代中村壱太郎(又平女房おとく)、五代目中村歌六(土佐将監)
劇的なるものをめぐって・U 南北の台詞は現代に蘇ったか〜早稲田小劇場の白石加代子 昭和45年5月 早稲田小劇場 白石加代子(清玄・お蔦・貞)、小野碩(惣太)
源氏物語 「源氏物語」と歌舞伎〜十一代目海老蔵の実験的「源氏物語」 平成30年7月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(光源氏・龍王二役)、五代目中村雀右衛門(六条御息所)、二代目中村魁春(弘徽殿女御)
  源平布引滝   意義ある「布引滝」通し〜六代目愛之助の義賢・実盛 令和6年2月 大阪松竹座 六代目片岡愛之助(源義賢・斎藤実盛二役)、四代目中村鴈治郎(瀬尾十郎)、初代中村壱太郎(小万)
                      〜義賢最期 義賢から実盛へのメッセージ〜「義賢最期」 令和3年8月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(源義賢)、四代目中村梅枝(小万)、初代中村隼人(下部折平実は多田蔵人)
                   〜実盛物語 渋い実盛 平成22年10月 NHKホール 十五代目片岡仁左衛門(斎藤実盛)
「実盛物語」のなかの世話と時代 平成26年6月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(斎藤実盛)
六代目愛之助の実盛 平成29年12月 歌舞伎座 六代目片岡愛之助(斎藤実盛)、四代目片岡亀蔵(瀬尾十郎)
六代目勘九郎の斎藤実盛 平成30年11月 平成中村座 六代目中村勘九郎(斎藤実盛)、六代目中村児太郎(小万)、四代目片岡亀蔵(瀬尾十郎)
実盛の負い目〜十五代目仁左衛門の実盛 平成31年4月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(斎藤実盛)、五代目中村歌六(瀬尾十郎)
    二代目右近初役の実盛〜「実盛物語」 令和4年8月 国立小劇場 二代目尾上右近(斉藤実盛)、六代目片岡市蔵(九郎助)、九代目坂東彦三郎(瀬尾十郎)
  元禄忠臣蔵 二代目吉右衛門・奮闘の「元禄忠臣蔵」 昭和54年11月 国立劇場 二代目中村吉右衛門(大石内蔵助、徳川綱豊)、初代尾上辰之助富森
  「元禄忠臣蔵」の揺れる気分 平成18年10月 国立劇場 二代目中村吉右衛門(大石内蔵助)
「元禄忠臣蔵」の二枚の屏風 平成18年11月 国立劇場 四代目坂田藤十郎(大石内蔵助)・四代目中村梅玉(徳川綱豊)
         〜最後の大評定  八代目幸四郎の大石内蔵助〜「最後の大評定」 昭和44年12月 国立劇場 八代目松本幸四郎(大石内蔵助)、三代目実川延若(伊関徳兵衛)、五代目沢村訥升(内蔵助妻おりく)
         〜御浜御殿綱豊卿 十四代目勘弥の綱豊卿 昭和44年12月 国立劇場 十四代目守田勘弥(徳川綱豊)、六代目市村竹之丞(富森助右衛門)、四代目中村雀右衛門(お喜世)
    指導者の孤独 平成19年6月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(徳川綱豊卿)・七代目市川染五郎(助右衛門)
九代目中車の助右衛門と、いわゆる「歌舞伎らしさ」について 平成25年12月 京都南座 五代目中村梅玉(徳川綱豊卿)・九代目市川中車(助右衛門)
十五代目仁左衛門の綱豊・七代目染五郎の助右衛門 平成28年11月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(徳川綱豊卿)・七代目市川染五郎(助右衛門)
三代目扇雀の綱豊卿・四代目歌昇の助右衛門 平成31年3月 国立小劇場 三代目中村扇雀(徳川綱豊卿)、四代目中村歌昇(助右衛門)
    四代目梅玉の綱豊・四代目松緑の助右衛門 令和4年2月 歌舞伎座 四代目中村梅玉(徳川綱豊卿)、四代目尾上松緑(富森助右衛門)、初代中村莟玉(中臈お喜世)
    綱豊卿の真意とは〜十五代目仁左衛門の綱豊卿 令和6年3月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(徳川綱豊)、十代目松本幸四郎(富森助右衛門)、四代目中村梅枝(お喜世
         〜仙石屋敷 十五代目仁左衛門・四代目梅玉の「仙石屋敷」 平成27年11月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(大石内蔵助)、四代目中村梅玉(仙石伯耆守)
           〜大石最後の一日 おみののかぶき的心情〜「大石最後の一日」 昭和44年12月 歌舞伎座 八代目松本幸四郎(大石内蔵助)、二代目中村扇雀(おみの)、八代目市川中車(堀内伝右衛門)
    二代目吉右衛門の大石内蔵助 平成15年4月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(大石内蔵助)、七代目中村芝雀(おみの)、五代目片岡我当(堀内伝右衛門)
          九代目幸四郎の内蔵助・孝太郎のおみの 平成26年6月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(大石内蔵助)・片岡孝太郎(おみの)
鯉つかみ 七代目染五郎のラスベガス公演の「鯉つかみ」 平成27年8月 ラスベガス 七代目市川染五郎(滝窓志賀之助)・五代目中村米吉(小桜姫実は鯉の精)
  恋女房染分手綱〜道成寺伝授 二代目鴈治郎の「道成寺伝授」〜「恋女房染分手綱」 昭和48年3月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(重の井)、二代目中村鴈治郎(竹村定之進)、七代目中村芝翫(由留木左衛門)
            〜重の井子別れ 「重の井子別れ」を人情で読む初代萬寿襲名の重の井 令和6年7月 大阪松竹座 初代中村萬寿(乳人重の井)、五代目中村梅枝(自然薯の三吉)、五代目中村歌六(本田弥三左衛門)
恋飛脚大和往来 孝夫の忠兵衛・四代目雀右衛門の梅川〜封印切と新口村 昭和58年5月 国立小劇場 片岡孝夫(亀屋忠兵衛)、四代目中村雀右衛門(梅川)、十三代目片岡仁左衛門(孫右衛門)
                       〜「封印切」 上方歌舞伎の行方 平成26年3月 歌舞伎座 四代目坂田藤十郎(亀屋忠兵衛)、三代目中村扇雀(梅川)、五代目中村翫雀(八右衛門)
四代目鴈治郎襲名の「封印切」 平成27年1月 大阪松竹座 四代目中村鴈治郎(亀屋忠兵衛)、十五代目片岡仁左衛門(丹波屋八右衛門)
近松世話物の難しさ〜十五代目仁左衛門の「封印切」 令和元年6月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(亀屋忠兵衛)、初代片岡孝太郎(傾城梅川)、六代目片岡愛之助(丹波屋八右衛門)
    四代目鴈治郎の忠兵衛 令和4年12月 京都南座 四代目中村鴈治郎(亀屋忠兵衛)、三代目中村扇雀(傾城梅川)、六代目片岡愛之助(丹波屋八右衛門)
    四代目鴈治郎・二代目亀鶴の「封印切」 令和6年6月 サンパール荒川 四代目中村鴈治郎(亀屋忠兵衛)、六代目市川高麗蔵(遊女梅川)、二代目中村亀鶴(丹波屋八右衛門)
          〜「新口村」 四代目梅玉の忠兵衛 平成26年12月 京都南座 四代目中村梅玉(忠兵衛)、二代目片岡秀太郎(梅川)、五代目片岡我當(孫右衛門)
巷談宵宮雨 台詞の間(ま)のこと 平成30年6月 歌舞伎座 八代目中村芝翫(龍達)、四代目尾上松緑(虎鰒の太十)、五代目中村雀右衛門(女房おいち)
蝙蝠の安さん 十代目幸四郎のチャップリン歌舞伎 令和元年12月 国立劇場 十代目松本幸四郎(蝙蝠の安さん)、二代目市川猿弥(上総屋新兵衛)、初代坂東新悟(花売りの娘お花)
高野聖 「高野聖」のたそがれの味 平成20年7月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(美女)・十一代目市川海老蔵(旅の僧)
心謎解色糸 南北の感触を探して 平成26年2月 歌舞伎座 七代目市川染五郎(お祭左七・半時九郎兵衛二役)、五代目尾上菊之助(芸者小糸
御所桜堀川夜討  〜弁慶上使 五代目雀右衛門のおわさ 平成29年6月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(武蔵坊弁慶)、五代目中村雀右衛門(おわさ)
寿式三番叟 似て非なる三番叟 令和元年6月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(三番叟)、二代目尾上松也(三番叟)
  御贔屓繋馬 四代目猿之助の「御贔屓繋馬」 令和5年5月 明治座 四代目市川猿之助(相馬太郎良門・女童熨斗美・小姓澤瀉・番新八重里・太鼓持彦平・傾城薄雲実は土蜘の精
嫗山姥 武智演出・三代目扇雀の八重桐 平成28年8月 歌舞伎座

三代目中村扇雀(荻野屋八重桐)、三代目中村橋之助(源七実は坂田蔵人)

    初代孝太郎初役の八重桐〜「嫗山姥」 令和4年7月 大阪松竹座 初代片岡孝太郎(萩野屋八重桐)、十代目松本幸四郎(源七実は坂田蔵人)
    六代目時蔵初役の八重桐 令和6年7月 大阪松竹座 六代目中村時蔵(萩野屋八重桐)、五代目尾上菊之助(源七実は坂田蔵人)
ザ・カブキ

38年目のモーリス・べジャール・「ザ・カブキ」

令和6年10月 東京文化会館 柄本弾(大星由良助)、樋口祐輝(塩治判官)、上野水香(顏世御前)、安村圭太(高師直)
  鷺娘 五代目菊之助の「鷺娘」 令和4年6月 博多座 五代目尾上菊之助(鷺の精)
    五代目菊之助の鷺娘・うかれ坊主 令和4年8月 国立劇場 五代目尾上菊之助(鷺の精・願人坊主)
  佐倉義民伝 「子別れ」の乖離感覚 平成20年12月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(木内宗吾)・九代目中村福助(女房おさん)
円熟の二代目白鸚の木内宗吾 平成30年10月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(木内宗吾)、二代目中村七之助(おさん)、五代目中村歌六(渡し守甚兵衛)
前進座の「佐倉義民伝」 令和元年5月 国立劇場 七代目嵐芳三郎(木内宗五郎)、六代目河原崎国太郎(女房おさん)、藤川矢之輔(甚兵衛・光然・二役)
桜姫東文章 五代目玉三郎の白菊丸、四代目雀右衛門の桜姫 昭和42年3月 国立劇場 十四代目守田勘弥(清玄)、八代目坂東三津五郎(釣鐘権助)、四代目中村雀右衛門(桜姫)
    四代目雀右衛門の桜姫・再演 平成5年11月 国立劇場 四代目中村雀右衛門(白菊丸・桜姫二役)、九代目松本幸四郎(清玄・釣鐘の権助・大友常陸之介頼国三役)
    桜姫の女のプライド 平成21年7月 シアター・コクーン 十八代目中村勘三郎(清玄)、三代目中村橋之助(釣鐘権助)、 二代目中村七之助(桜姫)
桜姫という業(ごう) 平成16年7月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(白菊丸・桜姫)・市川段治郎(清玄・釣鐘権助)
    桜姫の業(ごう)の仕業〜T&Tによる・久しぶりの「桜姫」 令和3年4月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(白菊丸・桜姫)、十五代目片岡仁左衛門(清玄・釣鐘権助)
五代目玉三郎の令和の桜姫 令和3年6月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(桜姫)、十五代目片岡仁左衛門(清玄・釣鐘権助)
    四代目鶴屋南北と現代 令和3年6月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(桜姫)、十五代目片岡仁左衛門(清玄・釣鐘権助)
    円環感覚の喪失〜木ノ下歌舞伎の現代劇版「桜姫」 令和5年2月 あうるすぽっと 石川静河(桜姫・白菊丸・九郎八)、成河(清玄・釣鐘権助・伝六)
三谷版 桜の園 チェーホフの「桜の園」の桜について 平成24年6月 渋谷パルコ劇場 朝丘ルリ子(ラーネフスカヤ)、市川しんペー(ロパーヒン)
花街模様薊色縫  〜十六夜清心 黙阿弥の諧謔味 平成28年5月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(清心)、五代目中村時蔵(十六夜)
    四代目小団次の清心を想像する 令和5年1月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(清心後に鬼薊の清吉)、二代目中村七之助(十六夜後におさよ)、四代目中村梅玉(白蓮実は大寺正兵衛)
サド侯爵夫人 「サド侯爵夫人」を様式で読む 平成24年3月 世田谷パブリック・シアター 蒼井優(ルネ)、白石加代子(モントルイユ夫人)、麻美れい(サン・フォン夫人)
                          〜第2幕  三島演劇の言葉の過剰性について 平成24年12月 吉祥寺シアター 佐藤ジョンソンあき(ルネ)、斉藤真紀(モントルイユ夫人)、内藤千恵子(サン・フォン伯爵夫人)
    見取り狂言「サド侯爵夫人」 令和4年12月 吉祥寺シアター 佐藤ジョンソンあき(ルネ)、斎藤真紀(モントルイユ夫人)、内藤千恵子(サン・フォン伯爵夫人)
三人吉三廓初買 七代目梅幸のお嬢吉三〜「三人吉三」の古典的な感触 昭和47年1月 国立劇場 七代目尾上梅幸(お嬢吉三)、二代目尾上松緑(和尚吉三)、十七代目市村羽左衛門(お坊吉三)
二代目松緑の和尚吉三、八代目三津五郎の伝吉のこと 昭和47年1月 国立劇場 七代目尾上梅幸(お嬢吉三)、二代目尾上松緑(和尚吉三)、十七代目市村羽左衛門(お坊吉三)
空間の破壊 平成13年6月 シアター・コクーン 五代目中村勘九郎(和尚吉三)・九代目中村福助(お嬢吉三)・三代目中村橋之助(お坊吉三)
「吉祥院」の面白さ 平成13年6月 シアター・コクーン 五代目中村勘九郎(和尚吉三)・九代目中村福助(お嬢吉三)・三代目中村橋之助(お坊吉三)
五代目玉三郎初役のお嬢吉三 平成16年2月 歌舞伎座 十二代目市川団十郎(和尚吉三)・五代目坂東玉三郎(お嬢吉三)・十五代目片岡仁左衛門(お坊吉三)
黙阿弥の因果論・その革命性 平成24年1月 国立劇場 九代目松本幸四郎(和尚吉三)・九代目中村福助(お嬢吉三)・七代目市川染五郎(お坊吉三)
カブキ風味時代劇 平成26年6月 シアター・コクーン 六代目中村勘九郎(和尚吉三)、二代目中村七之助(お嬢吉三)、二代目尾上松也(お坊吉三)
    四代目梅枝のお嬢吉三 令和元年10月 歌舞伎座 四代目中村梅枝(お嬢吉三)、六代目片岡愛之助(お坊吉三)、四代目尾上松緑(和尚吉三)
    二代目七之助のお嬢吉三・六代目愛之助のお坊吉三 令和5年2月 歌舞伎座 二代目中村七之助(お嬢吉三)、六代目片岡愛之助(お坊吉三)、四代目尾上松緑(和尚吉三)
    木ノ下歌舞伎の現代劇版「三人吉三」 令和6年9月 東京芸術劇場プレイハウス 田中俊介(和尚吉三)、須賀健太(お嬢吉三)、坂口涼太郎(お嬢吉三)、川平慈英(土左衛門伝吉)
            〜大川端 黙阿弥の七五調のリズム〜七代目染五郎のお嬢吉三 平成13年12月 国立劇場 七代目市川染五郎(お嬢吉三)、四代目中村梅玉(お坊吉三)、九代目松本幸四郎(和尚吉三)
様式的に写実する 平成21年2月 歌舞伎座 四代目尾上松緑(和尚吉三)・五代目坂東玉三郎(お嬢吉三)・七代目市川染五郎(お坊吉三)
                 歌舞伎のアンサンブル 平成28年5月 歌舞伎座 四代目尾上松緑(和尚吉三)、五代目尾上菊之助(お嬢吉三)、十一代目市川海老蔵(お坊吉三)
「大川端」の難しさ 平成30年10月 歌舞伎座 二代目中村七之助(お嬢吉三)、二代目坂東巳之助(お坊吉三)、二代目中村獅童(和尚吉三)
    令和の三人吉三・大川端 令和3年5月 歌舞伎座 二代目尾上右近(お嬢吉三)、初代中村隼人(お坊吉三)、二代目坂東巳之助(和尚吉三)
    「大川端」の位置付け〜三代目左近のお嬢吉三 令和6年11月 歌舞伎座 三代目尾上左近(お嬢吉三)、四代目中村歌昇(お坊吉三)、三代目坂東亀蔵(お坊吉三)
  歌劇「紫苑物語」 意欲的な日本語オペラ創造の試み〜歌劇「紫苑物語」世界初演 平成31年2月 新国立劇場 高田智宏(宗順)、大沼徹(平太)、清水華澄(うつろ姫)、臼木あい(千草)
  子午線の祀り 語り物演劇の系譜〜「子午線の祀り」初演 昭和54年4月 国立小劇場 嵐圭史(新中納言知盛)、山本安英(影身の内侍)、滝沢修(阿波民部重能)、野村万作(九郎判官義経)
荒事における稚気 平成16年5月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(鎌倉権五郎)
  忍夜恋曲者・将門 初代壱太郎・初役の滝夜叉姫 令和6年3月 京都南座 初代中村壱太郎(傾城如月実は滝夜叉姫)、初代中村隼人(大宅太郎光圀・松プロ)、二代目尾上右近(大宅太郎光圀・桜プロ)
NINAGAWA十二夜 似てはいても別々の二人 平成17年7月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(斯波主膳之助/獅子丸実は琵琶姫の二役)、五代目中村時蔵(織笛姫)、七代目尾上菊五郎(捨助・丸尾坊太夫)、二代目市川亀治郎(腰元麻阿)
「暗喩としてのシザーリオ」 平成19年7月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(斯波主膳之助/獅子丸実は琵琶姫の二役)、五代目中村時蔵(織笛姫)、七代目尾上菊五郎(捨助・丸尾坊太夫)、二代目市川亀治郎(腰元麻阿)
じゃじゃ馬馴らし 現代演劇において女形が象徴するもの 平成22年10月 さいたま芸術劇場 二代目市川亀治郎(キャタリーナ)、筧利夫(ぺトルーチオ)
修禅寺物語 極限状況における父娘の和解 平成21年12月 国立劇場 二代目中村吉右衛門(夜叉王)、七代目中村芝雀(桂)
九代目中車の夜叉王 平成26年7月 歌舞伎座 九代目市川中車(夜叉王)、市川月乃助(源頼家)、市川笑三郎(桂)
春興鏡獅子 六代目菊五郎の「鏡獅子」・その発想のワープ 昭和10年 東京劇場 六代目尾上菊五郎(小姓弥生・後に獅子の精)
真女形の獅子の精〜七代目梅幸の「鏡獅子」 昭和47年3月 国立劇場 七代目尾上梅幸(小姓弥生、後に獅子の精)
五代目勘九郎のマイル・ストーン 平成14年1月 歌舞伎座 五代目中村勘九郎(小姓弥生・後に獅子の精)
舞踊の身体学〜海老蔵の「鏡獅子」 平成23年7月 新橋演舞場 十一代目市川海老蔵(小姓弥生・後に獅子の精)
女形舞踊としての「鏡獅子」 平成24年2月 新橋演舞場 六代目中村勘九郎(小姓弥生・後に獅子の精)
五代目菊之助の鏡獅子 平成26年5月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(小姓弥生・後に獅子の精)
十一代目海老蔵の鏡獅子 平成31年1月 新橋演舞場 十一代目市川海老蔵(小姓弥生後に獅子の精)
    五代目菊之助の小姓弥生 令和3年5月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(小姓弥生後に獅子の精)
    五代目菊之助の「鏡獅子」 令和3年8月 国立劇場 五代目尾上菊之助(小姓弥生後に獅子の精)
  新薄雪物語    〜花見 十代目幸四郎の左衛門と孝太郎の薄雪姫 令和2年3月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(園部左衛門)、初代片岡孝太郎(幸崎息女薄雪姫)、五代目中村歌六(秋月大膳)
           〜園部館 大顔合わせの「合腹」 平成27年6月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(幸崎伊賀守)、十五代目片岡仁左衛門(園部兵衛)、中村魁春(梅の方)
    十五代目仁左衛門・二代目吉右衛門による「合腹」 令和2年3月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(幸崎伊賀守)、十五代目片岡仁左衛門(園部兵衛)、二代目中村魁春(梅の方)
  真景累ヶ淵   〜豊志賀の死 「恐いのは人の心の闇でございます」 令和3年8月 歌舞伎座 二代目中村七之助(富本の師匠豊志賀)、二代目中村鶴松(弟子新吉)、六代目中村児太郎(羽生屋の娘お久)
新皿屋舗月雨暈〜魚屋宗五郎 荒事としての宗五郎 平成16年5月 歌舞伎座 十代目坂東三津五郎(魚屋宗五郎)
クリティカルな黙阿弥のために 平成17年1月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(魚屋宗五郎)
    五代目菊之助の魚屋宗五郎 令和4年6月 博多座 五代目尾上菊之助(魚屋宗五郎)、四代目中村梅枝(女房おはま)、初代市村橘太郎(父太兵衛)
    二代目松也・初役の魚屋宗五郎 令和6年1月 浅草公会堂 二代目尾上松也(魚屋宗五郎)、初代坂東新悟(女房おはま)、初代市村橘太郎(父太兵衛)
    二代目獅童・初役の魚屋宗五郎 令和6年6月 歌舞伎座 代目中村獅童(魚屋宗五郎)、二代目中村七之助(女房おはま)、初代片岡孝太郎(召使おなぎ)
心中天網島 原作準拠による「天網島」〜二代目鴈治郎の「心中天網島」通し 昭和49年6月 国立劇場 二代目中村鴈治郎(紙屋治兵衛)、二代目中村扇雀 (小春)、十三代目片岡仁左衛門(孫右衛門)
  心中天網島      〜河庄 初代鴈治郎の紙屋治兵衛 大正14年6月 大阪中座 初代中村鴈治郎(紙屋治兵衛)、七代目市川中車(粉屋孫右衛門)、初代中村魁車(紀の国屋小春)
  上方和事の行方 平成27年4月 歌舞伎座 四代目中村鴈治郎(紙屋治兵衛)、四代目中村梅玉(孫右衛門)、中村芝雀(小春)
    上方和事のフォルム〜二代目右近の治兵衛・初代壱太郎の小春 令和6年3月 京都南座 二代目尾上右近(紙屋治兵衛)、初代中村壱太郎(紀伊国屋小春)、初代中村隼人(粉屋孫右衛門)
  新版歌祭文 五代目勘九郎のお光・十七代目勘三郎の久作 昭和54年1月 歌舞伎座 五代目中村勘九郎(久作娘お光)、十七代目中村勘三郎(百姓久作)、二代目沢村藤十郎(油屋丁稚久松)、五代目坂東玉三郎(油屋娘お染)
    「野崎村」のお光の位置付け 令和6年2月 歌舞伎座 二代目中村鶴松(久作娘お光)、二代目中村七之助(丁稚久松)、六代目中村児太郎(油屋娘お染)、初代坂東弥十郎(百姓久作)
  新門辰五郎 青果劇の様式〜十代目幸四郎の新門辰五郎 令和5年8月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(新門辰五郎)、六代目中村勘九郎(会津の小鉄)、五代目中村歌六(絵馬屋の勇五郎)
水天宮利生深川〜筆売幸兵衛 黙阿弥のトラウマ 昭和30年6月 歌舞伎座 二代目尾上松緑(船津幸兵衛)
九代目幸四郎の筆売幸兵衛 平成27年2月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(船津幸兵衛)
素襖落 本行に対するリスペクト〜十一代目海老蔵の「素襖落」 令和元年5月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(太郎冠者)、二代目中村獅童(大名某)
  菅原伝授手習鑑 〜加茂堤 六代目勘九郎の桜丸・初代孝太郎の八重 令和2年2月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(桜丸)、初代片岡孝太郎(八重)
            〜道明寺 十七代目勘三郎の丞相・二代目鴈治郎の覚寿〜国立劇場開場記念の「道明寺」 昭和41年11月 国立劇場 十七代目中村勘三郎(菅丞相)、二代目中村鴈治郎(覚寿)
    十三代目仁左衛門・初役の菅丞相 昭和56年11月 国立劇場 十三代目片岡仁左衛門(菅丞相)、三代目実川延若(覚寿)、五代目坂東玉三郎(苅谷姫)
    十五代目仁左衛門の菅丞相・五代目玉三郎の覚寿 令和2年2月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(菅丞相)、五代目坂東玉三郎(覚寿)
            〜車引 二代目九朗右衛門の梅王〜国立劇場開場記念の「車引」 昭和41年11月 国立劇場 八代目坂東三津五郎(松王)、二代目尾上九朗右衛門(梅王)、七代目尾上梅幸(桜丸)
八代目幸四郎の松王・ 二代目吉右衛門の梅王〜国立開場2月目の「車引」 昭和41年12月 国立劇場 八代目松本幸四郎(松王)、二代目中村吉右衛門(梅王)、七代目尾上梅幸(桜丸)
高麗屋三代共演の「車引」 令和3年1月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(松王丸)、十代目松本幸四郎(梅王丸)、八代目市川染五郎(桜丸)
    「手習鑑」における桜丸〜初代壱太郎の桜丸 令和4年6月 歌舞伎座 四代目尾上松緑(松王丸)、二代目坂東巳之助(梅王丸)、初代中村壱太郎(桜丸)
            〜賀の祝 七代目梅幸の桜丸〜国立開場2月目の「賀の祝」 平成41年12月 国立劇場 七代目尾上梅幸(桜丸、千代)、四代目中村雀右衛門(八重)、八代目坂東三津五郎(白太夫)
              〜寺子屋 八代目幸四郎の松王、十四代目勘弥の源蔵 昭和41年12月 国立劇場 八代目松本幸四郎(松王)、七代目尾上梅幸(千代)、十四代目守田勘弥(源蔵)
    十七代目勘三郎の松王・七代目梅幸の千代 昭和56年12月 国立劇場 十七代目中村勘三郎(松王)、十七代目市村羽左衛門(武部源蔵・白太夫)、七代目尾上梅幸(千代)
    五代目勘九郎の源蔵・十五代目仁左衛門の松王 平成16年6月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(松王丸)、五代目中村勘九郎(武部源蔵)、五代目坂東玉三郎(千代)
            初代の芸の継承〜二代目吉右衛門の課題 平成18年9月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(源蔵)、九代目松本幸四郎(松王)、二代目中村魁春(戸浪)
十五代目仁左衛門の松王・四代目梅玉の源蔵 平成20年11月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(松王丸)、四代目中村梅玉(源蔵)
三代目又五郎襲名の「寺子屋」 平成22年9月 新橋演舞場 二代目中村吉右衛門(松王)、三代目中村又五郎(源蔵)
祖父・父追善の「寺子屋」〜六代目勘九郎の源蔵 平成26年10月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(松王)、六代目中村勘九郎(源蔵)
四代目松緑の源蔵・七代目染五郎の松王 平成27年3月 歌舞伎座 七代目市川染五郎(松王)、四代目尾上松緑(源蔵)
四代目松緑の源蔵・十一代目海老蔵の松王 平成28年5月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(松王)、四代目尾上松緑(源蔵)
二代目松也の源蔵・六代目勘九郎の松王 平成28年12月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(松王)・二代目尾上松也(源蔵)
二代目白鸚襲名の「寺子屋」 平成30年1月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(松王)、四代目中村梅玉(武部源蔵)
    二代目吉右衛門の深化した松王 令和元年9月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(松王丸)、十代目松本幸四郎(武部源蔵)、五代目尾上菊之助(千代)
    十代目幸四郎の松王・四代目松緑の源蔵 令和4年9月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(松王丸)、四代目尾上松緑(武部源蔵)、六代目中村児太郎(戸浪)
    四代目松緑の松王・十代目幸四郎の源蔵 令和4年9月 歌舞伎座 四代目尾上松緑(松王丸)、十代目松本幸四郎(武部源蔵)、六代目中村児太郎(戸浪)
    五代目菊之助の松王・四代目梅枝の千代 令和6年3月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(松王丸)、六代目片岡愛之助(武部源蔵)、初代坂東新悟(戸浪)、四代目中村梅枝(千代)
  助六由縁江戸桜 十五代目仁左衛門襲名の「助六」 平成10年2月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(助六)、五代目坂東玉三郎(揚巻)、五代目中村富十郎(意休)
  ツッパリの助六 平成12年1月 新橋演舞場 七代目市川新之助(助六)、四代目中村雀右衛門(揚巻)
悪態の演劇性 平成16年6月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(助六)、五代目坂東玉三郎(揚巻)
十二代目団十郎に捧ぐ「助六」 平成25年6月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(助六)、九代目中村福助(揚巻)
十一代目海老蔵、四年ぶりの「助六」 平成29年3月 歌舞伎座 九代目市川海老蔵(助六)、五代目中村雀右衛門(揚巻)
十八代目勘三郎に捧ぐ助六〜十五代目仁左衛門の助六 平成30年10月 歌舞伎座 十五代目仁左衛門(助六)、二代目中村七之助(揚巻)、五代目中村歌六(意休)
    悪態の祭祀性〜十三代目団十郎襲名興行の助六 令和4年11月 歌舞伎座 十三代目市川団十郎(助六)、五代目尾上菊之助(三浦屋揚巻)、四代目尾上松緑(鬚の意休)
    十三代目団十郎襲名興行2月目の「助六」 令和4年12月 歌舞伎座 十三代目市川団十郎(助六)、五代目坂東玉三郎(三浦屋揚巻)、初代坂東弥十郎(鬚の意休)
    京都南座の十三代目団十郎・助六 令和5年12月 京都南座 十三代目市川団十郎(助六)、初代中村壱太郎(三浦屋揚巻)、六代目市川男女蔵(髭の意休)
  鈴ヶ森 世話物か・時代物か 令和3年7月 歌舞伎座 二代目中村錦之助(幡随院長兵衛)、五代目尾上菊之助(白井権八)
隅田春妓女容性 〜ご存じ梅の由兵衛 梅の由兵衛の上方感覚を考える 平成29年12月 国立劇場 二代目中村吉右衛門(梅の由兵衛)、五代目尾上菊之助(女房小梅、丁稚長吉二役)
  須磨浦 二代目吉右衛門のオンライン熊谷 令和2年8月 観世能楽堂 二代目中村吉右衛門(熊谷次郎直実)
  隅田川 六代目歌右衛門の最後の「隅田川」 平成3年10月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(班女の前)、十七代目市村羽左衛門(舟人)
  五代目玉三郎の隅田川 平成17年6月 京都南座 五代目坂東玉三郎(班女の前)、五代目坂東竹三郎(舟長)
    現世の芸能〜歌舞伎の表現を考えるヒント 平成26年9月 NHKスタジオ 五代目尾上菊之助(狂女)
    五代目玉三郎と清元の「隅田川」 令和3年3月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(班女の前)、四代目中村鴈治郎(舟長)
    五代目菊之助の「隅田川」の狂女 令和4年8月 すみだトリフォニーホール

五代目尾上菊之助(狂女)、豊竹咲太夫(義太夫)、大倉源次郎(小鼓)

隅田川続俤        〜法界坊 十八代目勘三郎の「法界坊」 平成17年8月 歌舞伎座 十八代目中村勘三郎(法界坊)
時代との親和性と乖離性 平成19年7月 NY平成中村座 十八代目中村勘三郎(法界坊)
四代目猿之助初役の法界坊 平成30年11月 歌舞伎座 四代目市川猿之助(法界坊)
  隅田川花御所染  〜女清玄 六代目歌右衛門の女清玄 昭和52年4月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(花子の前・後に清玄尼)、二代目中村吉右衛門(猿島惣太・実は粟津七郎)
世界の果てからこんにちはU ニッポン人って何?〜「世界の果てからこんにちはU」 令和3年12月 吉祥寺シアター 竹森洋一、塩原充知、加藤雅治、内藤千恵子、斎藤真紀、佐藤ジョンソンあき
摂州合邦辻 玉手御前の悲劇〜七代目梅幸の「合邦辻」通し 昭和43年6月 国立劇場 七代目尾上梅幸(玉手御前)、八代目坂東三津五郎(合邦道心)、三代目尾上多賀之丞(女房おとく)
    合邦の悲劇〜八代目三津五郎の「合邦辻」通し 昭和43年6月 国立劇場 七代目尾上梅幸(玉手御前)、八代目坂東三津五郎(合邦道心)、三代目尾上多賀之丞(女房おとく)
    七代目芝翫初役の玉手御前 昭和62年10月 国立劇場 代目中村芝翫(玉手御前)、十三代目片岡仁左衛門(合邦道心)、八代目中村福助(俊徳丸)
    合邦と玉手〜六代目歌右衛門の玉手御前 昭和62年10月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(玉手御前)、十三代目片岡仁左衛門(合邦道心)、七代目中村芝翫(俊徳丸)
女武道としての玉手御前〜五代目菊之助の玉手御前 平成22年12月 日生劇場 五代目尾上菊之助(玉手御前)、七代目尾上菊五郎(合邦道心)
    二代目右近・初役の玉手御前 令和6年9月 浅草公会堂 二代目尾上右近(玉手御前)、二代目市川猿弥(合邦道心)、初代尾上菊三呂(合邦妻おとく)
    五代目菊之助の玉手・五代目歌六の合邦 令和6年9月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(玉手御前)、五代目中村歌六(合邦道心)、六代目上村吉弥(合邦妻おとく)
増補忠臣蔵〜本蔵下屋敷 四代目鴈治郎の若狭之助 平成30年3月 国立劇場 四代目中村鴈治郎(桃井若狭之助)、四代目片岡亀蔵(加古川本蔵)
  曽我対面 二代目巳之助の五郎・七代目菊五郎の工藤 令和3年11月 歌舞伎座 二代目坂東巳之助(曽我五郎時致)、五代目中村時蔵(曽我十郎祐成)、七代目尾上菊五郎(工藤左衛門祐経)
    二代目松也の五郎・二代目右近の十郎 令和5年5月 歌舞伎座 二代目尾上松也(曽我五郎時致)、二代目尾上右近(曽我十郎祐成)、四代目中村梅玉(工藤左衛門祐経)
  曾我綉侠御所染御所五郎蔵 十四代目勘弥の百合の方・御所の五郎蔵二役 昭和42年12月 国立劇場 十四代目守田勘弥(百合の方・御所の五郎蔵二役)、三代目実川延若(星影十右衛門)、四代目中村雀右衛門(傾城皐月)
  世話物としての小団次劇「御所五郎蔵」 令和元年5月 歌舞伎座 二代目尾上松也(御所五郎蔵)、九代目坂東彦三郎(星影土右衛門)
  曽根崎心中 お初の「初一念」を考える 令和3年12月 京都南座 四代目中村鴈治郎(平野屋徳兵衛)、三代目中村扇雀(天満屋お初)、二代目中村亀鶴(油屋九平次)
    初代壱太郎のお初・二代目右近の徳兵衛 令和6年2月 大阪松竹座 二代目尾上右近(平野屋徳兵衛)、初代中村壱太郎(天満屋お初)、二代目中村亀鶴(油屋九平次)
染模様恩愛御書〜細川の血達磨 衆道とかぶき的心情 平成22年3月 日生劇場 七代目市川染五郎(大川友右衛門)、六代目片岡愛之助(印南数馬)
大老 八代目幸四郎の井伊直弼〜北条秀司・「大老」初演 昭和45年11月 国立劇場 八代目松本幸四郎(井伊直弼)、五代目河原崎国太郎(お静)
  高坏 松羽目物のテンポ感覚 令和2年3月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(次郎冠者)、二代目中村亀鶴(高足売)、八代目大谷友右衛門(大名何某)
  高時 九代目団十郎の活歴を考える〜三代目右団次の「高時」 令和元年7月 歌舞伎座 三代目市川右団次(北条高時)、六代目中村児太郎(愛妾衣笠)
滝の白糸 鏡花とかぶき的心情 昭和31年8月 明治座 六代目中村歌右衛門(滝の白糸)、伊志井寛(村越欣弥)
初代壱太郎の滝の白糸、二代目松也の欣也 平成30年3月 歌舞伎座 初代中村壱太郎(滝の白糸)、二代目尾上松也(村越欣也)
伊達娘恋緋鹿子  〜櫓のお七 人形振りを考える 平成31年1月 歌舞伎座 二代目中村七之助(八百屋お七)
    二代目右近の「櫓のお七」 令和3年10月 歌舞伎座 二代目尾上右近(八百屋お七)
    初代壱太郎・初役の「櫓のお七」 令和6年4月 琴平町金丸座 初代中村壱太郎(八百屋お七)
  玉藻前曦袂 珍しい「玉藻前」通し上演 昭和55年12月 歌舞伎座 六代目中村歌右衛門(玉藻前・実は妖狐)、八代目松本幸四郎(安倍泰成)、二代目中村吉右衛門(薄雲皇子)
                 〜道春館 「玉三・道春館」の難しさ 昭和55年12月 歌舞伎座 六代目中村歌右衛門(後室萩の方)、三代目実川延若(鷲塚金藤次)、七代目中村芝翫(桂姫)
  壇浦兜軍記       〜阿古屋 六代目歌右衛門晩年の傾城阿古屋 昭和59年12月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(傾城阿古屋)、十代目市川海老蔵(秩父庄司重忠)、五代目中村富十郎(岩永左衛門)
  知らないことの強さ〜五代目玉三郎の阿古屋 平成27年10月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(遊君阿古屋)、五代目尾上菊之助(秩父庄司重忠)
六代目児太郎初役の阿古屋・ 五代目玉三郎の岩永〜「阿古屋」 平成30年12月 歌舞伎座 六代目中村児太郎(遊君阿古屋)、九代目坂東彦三郎(秩父庄司重忠)、五代目坂東玉三郎(岩永左衛門)
    四代目梅枝の阿古屋・五代目玉三郎の阿古屋 令和元年12月 歌舞伎座 四代目中村梅枝(遊君阿古屋)、五代目坂東玉三郎(遊君阿古屋)、九代目坂東彦三郎(秩父庄司重忠)
  ぢいさんばあさん 歴史その儘と歴史離れ 令和3年12月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(美濃部伊織)、五代目尾上菊之助(伊織るん)
    十五代目仁左衛門と五代目玉三郎の「ぢいさんばあさん」 令和4年4月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(美濃部伊織)、五代目坂東玉三郎(妻るん)
  椿説弓張月 三島歌舞伎・「椿説弓張月」初演 昭和44年11月 国立劇場 八代目松本幸四郎(源為朝)、二代目中村鴈治郎(阿公)、五代目坂東玉三郎(白縫姫)
月光露針路日本  〜風雲児たち 芝居におけるドラマティック〜三谷歌舞伎の大黒屋光太夫 令和元年6月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(大黒屋光太夫)、四代目市川猿之助(庄蔵・エカテリーナ二役)、六代目片岡愛之助(新蔵)
  蔦紅葉宇都谷峠 黙阿弥・小団次の心理劇〜国立劇場の「宇都谷峠」通し 昭和44年9月 国立劇場 十七代目中村勘三郎(按摩文弥、提婆の仁三・二役)、八代目松本幸四郎(伊丹屋十兵衛)
  土蜘 土蜘蛛の謎 令和4年5月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(僧智籌実は土蜘の精)、七代目尾上菊五郎(源頼光)
梅雨小袖昔八丈  〜髪結新三 十代目三津五郎の髪結新三 平成25年8月 歌舞伎座 十代目坂東三津五郎(髪結新三)、三代目中村橋之助(弥太五郎源七)
九代目幸四郎の髪結新三 平成26年4月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(髪結新三)、初代坂東弥十郎(家主長兵衛)、五代目中村歌六(弥太五郎源七)
七五調を写実にしゃべるためのヒント〜四代目松緑初役の髪結新三 平成27年10月 歌舞伎座 四代目尾上松緑(髪結新三)、四代目市川左団次(家主長兵衛)、九代目市川団蔵(弥太五郎源七)
異化すると云うこと〜五代目菊之助初役の髪結新三 平成30年3月 国立劇場 五代目尾上菊之助(髪結新三)、四代目片岡亀蔵(家主長兵衛)、九代目市川団蔵(弥太五郎源七)
    七代目菊五郎の髪結新三 令和元年11月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(髪結新三)、四代目市川左団次(家主長兵衛)、九代目市川団蔵(弥太五郎源七)
    五代目菊之助再演の髪結新三 令和5年5月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(髪結新三)、九代目坂東彦三郎(弥太五郎源七)、四代目河原崎権十郎(家主長兵衛)
    新三の「怒気」について〜六代目勘九郎・初役の新三 令和6年7月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(髪結新三)、十代目松本幸四郎(弥太五郎源七)、初代坂東弥十郎(家主長兵衛)
  積恋雪関扉 七代目梅幸の墨染 昭和53年1月 国立劇場 二代目尾上松緑(関守関兵衛実は大伴黒主)、七代目尾上梅幸(傾城墨染実は小町桜の精)
  二代目勘太郎の関兵衛 平成23年12月 平成中村座 二代目中村勘太郎(関兵衛実は大伴黒主)、五代目尾上菊之助(墨染桜の精)
九代目幸四郎の関兵衛 平成27年2月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(関兵衛実は大伴黒主)、五代目尾上菊之助(小町・墨染二役)
五代目菊之助の関兵衛・四代目梅枝の墨染 平成31年3月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(関兵衛実は大伴黒主)、初代中村萬太郎(宗貞)、四代目中村梅枝(小町・墨染)
テイキング・サイド どちらの側に立つか 平成25年2月 天王洲銀河劇場 平幹二朗(フルトヴェングラー)、筧利夫(アーノルド)
天一坊大岡政談 実録物としての「天一坊」 令和4年4月 歌舞伎座 四代目市川猿之助(法沢・天一坊)、六代目片岡愛之助(山内伊賀亮)、四代目尾上松緑(大岡越前守)
天守物語 愛する理由 平成21年7月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(富姫)・十一代目市川海老蔵(姫川図書之助)
二代目七之助と初代虎之介による「天守物語」 令和5年5月 姫路城平成中村座 二代目中村七之助(富姫)、初代中村虎之介(姫川図書之助)、二代目中村鶴松(亀姫)
    上出来の「天守物語」再演 令和5年12月 歌舞伎座 二代目中村七之助(富姫)、初代中村虎之介(姫川図書之助)、五代目坂東玉三郎(亀姫)
    五代目玉三郎・久しぶりの富姫 令和6年12月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(富姫)、五代目市川団子(姫川図書之助)、二代目中村七之助(亀姫)
天保遊侠録 小身者の悲哀 平成21年8月 歌舞伎座 三代目中村橋之助(勝小吉)・二代目中村勘太郎(松坂庄之助)
  天満宮菜種御供  〜時平の七笑 二代目白鸚の「時平の七笑」 令和3年10月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(左大臣藤原時平)、五代目中村歌六(右大臣菅原道真)
東海道四谷怪談 武智鉄二演出の「四谷怪談」 昭和51年5月 岩波ホール 二代目中村扇雀(伊右衛門)、白石加代子(お岩)、伊藤雄之助(宅悦)
六代目歌右衛門一世一代のお岩 昭和54年9月 歌舞伎座 六代目中村歌右衛門(お岩)、十代目市川海老蔵(伊右衛門)、三代目実川延若(按摩宅悦)
お岩の悲しみ〜これが私の顔かいの 平成25年7月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(お岩)、七代目市川染五郎(伊右衛門)
七代目染五郎の伊右衛門 平成25年7月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(お岩)、七代目市川染五郎(伊右衛門)
雪景色の蛇山庵室 平成27年12月 国立劇場 七代目市川染五郎(女房お岩)、九代目松本幸四郎(伊右衛門)
前進座の「四谷怪談」 平成28年5月 国立劇場 六代目河原崎国太郎(お岩)、七代目嵐芳三郎(伊右衛門)
これからの歌舞伎を考えるヒント〜木ノ下歌舞伎の「東海道四谷怪談」 平成29年5月 池袋あうるすぽっと 亀島一徳(民谷伊右衛門)、黒岩三佳(お岩)
   

五代目玉三郎・十五代目仁左衛門によるユニークな「四谷怪談」

令和3年9月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(お岩・お花)、十五代目片岡仁左衛門(民谷伊右衛門)、四代目片岡松之助(按摩宅悦)
当世流小栗判官 いわゆる「歌舞伎らしさ」を考える 平成23年10月 新橋演舞場 二代目市川亀治郎(小栗判官・浪七・娘お駒、三役)
    説経「をぐり」の系譜を考える 令和4年7月 歌舞伎座 四代目市川猿之助(小栗判官・浪七)、二代目市川笑也(照手姫)、二代目尾上右近(万屋娘お駒)
  研辰の討たれ 十代目幸四郎の守山辰次 令和元年11月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(守山辰次)、九代目坂東彦三郎(平井九市郎)、三代目坂東亀蔵(平井才次郎)
           
時今成桔梗旗揚 四代目松緑の馬盥の光秀 平成28年5月 歌舞伎座

四代目尾上松緑(武智光秀)、九代目市川団蔵(小田春永)

    理性の狡智〜五代目菊之助初役の「馬盥の光秀」 令和3年3月 国立劇場 五代目尾上菊之助(武智光秀)、九代目坂東彦三郎(小田春永)、四代目中村梅枝(光秀妻皐月)
髑髏尼 五代目玉三郎の髑髏尼 令和5年3月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(髑髏尼)、六代目片岡愛之助(平重衡の亡霊)、三代目中村福之助(鐘楼守七兵衛)
           
夏祭浪花鑑 五代目勘九郎の「夏祭」イン紐育 平成16年7月 ニューヨーク平成中村座 五代目中村勘九郎(団七九郎兵衛)・三代目中村橋之助(一寸徳兵衛)・笹野高史(義平次)
歌舞伎の平面性〜次元の乖離 平成20年5月 ベルリン平成中村座 十八代目中村勘三郎(団七九郎兵衛)・三代目中村橋之助(一寸徳兵衛)・笹野高史(義平次)
東京・歌舞伎座の「夏祭」 平成26年7月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(団七)、九代目市川中車(義平次)、五代目坂東玉三郎(お辰)
女武道としてのお辰〜五代目雀右衛門のお辰 平成30年6月 歌舞伎座 五代目雀右衛門(徳兵衛女房お辰)、五代目中村歌六(釣船三婦)
    「夏祭」・世話狂言の難しさ〜十一代目海老蔵の団七 令和4年7月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(団七九郎兵衛)、五代目中村雀右衛門(お辰)、六代目片岡市蔵(三河屋義平次)
    二代目右近と二代目巳之助の「夏祭」 令和5年8月 浅草公会堂 二代目尾上右近(団七九郎兵衛・徳兵衛女房お辰二役)、二代目坂東巳之助(一寸徳兵衛・三河屋義平次二役)
なよたけ 青春の息吹き・戦後歌舞伎の息吹き〜十一代目団十郎・七代目梅幸の「なよたけ」 昭和31年3月 歌舞伎座 七代目尾上梅幸(なよたけ)、九代目市川海老蔵(石ノ上文麻呂)
雷神不動北山櫻 十一代目海老蔵の毛抜・鳴神 平成26年12月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(粂寺弾正・鳴神上人・不動明王他五役)、五代目坂東玉三郎(雲の絶間姫)
十二代目団十郎五年祭の「雷神不動北山桜」 平成30年5月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(粂寺弾正・鳴神上人・不動明王他五役)、五代目尾上菊之助(雲の絶間姫)
    十一代目海老蔵の「雷神不動」の五役 令和3年7月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(粂寺弾正・鳴神上人・不動明王他五役)、六代目中村児太郎(雲の絶間姫)
          〜毛抜 七代目染五郎の粂寺弾正 平成28年11月 歌舞伎座 七代目市川染五郎(粂寺弾正)
    十一代目海老蔵の粂寺弾正 令和3年1月 新橋演舞場 十一代目市川海老蔵(粂寺弾正)、四代目市川右団次(八剣玄蕃)、六代目中村児太郎(秦秀太郎)
    八代目新之助初舞台の粂寺弾正〜「毛抜」 令和4年12月 歌舞伎座 八代目市川新之助粂寺弾正)、五代目中村雀右衛門(腰元巻絹)、四代目中村梅玉(小野春道)
    十三代目団十郎襲名巡業の「毛抜」 令和5年10月 市川市文化会館 十三代目市川団十郎(粂寺弾正)、三代目市川右団次(八剣玄蕃)、六代目中村児太郎(腰元巻絹)
          〜鳴神 三代目右団次の鳴神・六代目児太郎の絶間姫 平成31年1月 新橋演舞場 三代目市川右団次(鳴神上人)、六代目中村児太郎(雲の絶間姫)
二人椀久 機械的なリズム 平成9年9月 歌舞伎座 五代目中村富十郎(椀屋久兵衛)・四代目中村雀右衛門(松山太夫)
    五代目富十郎・十三回忌追善の「翔の会」 令和5年10月 浅草公会堂 初代中村鷹之資(碗屋久兵衛)、渡辺愛子(松山大夫)
  日本橋 初代八重子の稲葉屋お孝〜「日本橋」 昭和49年10月 国立劇場 初代水谷八重子(稲葉家お孝)、二代目中村吉右衛門(葛木晋三)
    五代目玉三郎の稲葉家お孝〜「日本橋」 平成24年12月 日生劇場 五代目坂東玉三郎(稲葉家お孝)、高橋恵子(瀧の家清葉)、松田悟志(葛木晋三)、斎藤菜月(お千世)
  日本舞踊Xオーケストラ・1 芝居と踊りと〜日本舞踊を考えるヒント 平成24年12月 東京文化会館 花柳寿輔、五代目井上八千代、野村萬斎
                 2 芝居と踊りと〜日本舞踊を考えるヒント 平成25年12月 東京文化会館 花柳寿輔、五代目坂東玉三郎
                 3 続・芝居と踊りと〜日本舞踊を考えるヒント・2 平成26年12月 東京文化会館 花柳寿輔
人間万事金世中 散切物の面白さ 平成30年5月 国立劇場 六代目河原崎国太郎(恵府林之助)、藤川矢之輔(辺見勢左衛門)、武井茂(毛織五郎右衛門)
    久しぶりの「人間万事金世中」 令和5年1月 歌舞伎座 二代目中村錦之助(恵府林之助)、初代坂東弥十郎(辺見勢左衛門)、八代目中村芝翫(毛織五郎右衛門)
  鼠小僧次郎吉 青果版「鼠小僧」〜前進座の「鼠小僧次郎吉」 令和元年10月 新国立劇場 中嶋宏太郎(和泉屋次郎吉)、早瀬栄之丞(湊屋音次)、忠村臣弥(船頭菊松)
  鼠小紋春着雛形鼠小僧次郎吉 五代目菊之助の「鼠小僧」半通し 令和4年2月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(稲葉幸蔵)、五代目中村雀右衛門(大国屋抱え松山)、五代目中村歌六(辻番与惣兵衛)
野田版・愛陀姫 分裂した他者 平成20年8月 歌舞伎座 十八代目中村勘三郎(濃姫)・二代目中村七之助(愛陀姫)・三代目中村橋之助(駄目助左衛門)
野田版・研辰の討たれ 出来損ないの道化 平成13年8月 歌舞伎座 五代目中村勘九郎(守山辰次)
歌舞伎の生(なま)感覚 平成17年6月 歌舞伎座 十八代目中村勘三郎(守山辰次)
野田版・桜の森の満開の下 時代錯誤桜幻影(ときあやまりてさくらのまぼろし) 平成29年8月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(耳男)、二代目中村七之助(夜長姫)、七代目市川染五郎(オオアマ)
  野田版・鼠小僧 五代目勘九郎の「野田版・鼠小僧」初演 平成15年8月 歌舞伎座 五代目中村勘九郎(劇中の鼠小僧、棺桶屋三太・鼠小僧三太)、十代目坂東三津五郎(大岡忠相)
  信康 八代目染五郎初主演の「信康」 令和4年6月 歌舞伎座 八代目市川染五郎(徳川信康)、二代目松本白鸚(徳川家康)、二代目中村魁春(築山御前)
箱根霊験仇討 六代目勘九郎の勝五郎・二代目七之助の初花 平成30年1月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(飯沼勝五郎)、二代目中村七之助(女房初花)
  八幡祭小望月賑〜縮屋新助 十七代目勘三郎の縮屋新助〜「八幡祭小望月賑」 昭和49年9月 国立劇場 十七代目中村勘三郎(縮屋新助)、七代目尾上梅幸(芸者美代吉)、十四代目守田勘弥(保積新三郎)
競伊勢物語 昔おとこありけり〜半世紀ぶりの「競伊勢物語」 平成27年9月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(紀有常)、六代目中村東蔵(小由)

慙紅葉汗顔見勢〜伊達の十役 十一代目海老蔵の「伊達の十役」 平成22年1月 新橋演舞場 十一代目市川海老蔵(乳母政岡、仁木弾正ほか十役)
    男性的世界と女性的世界〜四代目猿之助初役の政岡 令和3年12月 歌舞伎座 四代目市川猿之助(乳母政岡、仁木弾正ほか十役)、二代目坂東巳之助(八汐)
  ハムレット 野村裕基初役の「ハムレット」 令和5年3月 世田谷パブリックシアター 野村裕基(ハムレット)、野村萬斎(先王の亡霊、クローディアス)、若村麻由美(ガートルード)、藤間爽子(オフィーリア)
番町皿屋敷 散る花にも風情がある 昭和38年12月 京都南座 三代目市川寿海(青山播磨)・六代目中村歌右衛門(お菊)
「禁問」とかぶき的心情 平成18年11月 新橋演舞場 四代目尾上松緑(青山播磨)・七代目中村芝雀(お菊)
新歌舞伎の行方 平成27年1月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(青山播磨)、七代目中村芝雀(お菊
  彦市ばなし 十七代目勘三郎の「彦市ばなし」 昭和46年6月 国立小劇場 十七代目中村勘三郎(彦市)、三代目河原崎権十郎(殿様)、西川右近(天狗の子)
彦山権現誓助劔〜毛谷村 七代目菊五郎の六助・五代目時蔵のお園 平成27年2月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(毛谷村六助)、五代目中村時蔵(お園)
十五代目仁左衛門の六助・孝太郎のお園 平成28年4月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(毛谷村六助)、片岡孝太郎(お園)
七代目染五郎の六助・五代目菊之助のお園 平成29年9月 歌舞伎座 七代目市川染五郎(毛谷村六助)、五代目尾上菊之助(お園)
十五代目仁左衛門・初代孝太郎の「毛谷村」 令和2年11月 国立劇場 十五代目片岡仁左衛門(毛谷村六助)、初代片岡孝太郎(お園)、六代目中村東蔵(一味斎後室お幸)
    三代目又五郎の六助・初代孝太郎のお園 令和4年6月 国立劇場 三代目中村又五郎(手谷村六助)、初代片岡孝太郎(お園)、六代目上村吉弥(後室お幸)
  ひらかな盛衰記〜源太勘当 七代目菊五郎の源太・初代辰之助の平次 昭和54年12月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(梶原源太景季)、初代尾上辰之助(梶原平次景高)、二代目中村又五郎(延寿)
            〜逆櫓 十七代目勘三郎の樋口・七代目梅幸のお筆 昭和54年12月 歌舞伎座 十七代目中村勘三郎(樋口次郎兼光)、七代目尾上梅幸(お筆)、三代目河原崎権十郎(権四郎)
  二代目吉右衛門の樋口 平成20年9月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(樋口)、五代目中村歌六(権四郎)
申し訳なさそうな顔をしている「時代」 平成27年8月 歌舞伎座 三代目中村橋之助(樋口)、坂東弥十郎(権四郎)
充実した「逆櫓」 平成29年9月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(樋口)、五代目中村歌六(権四郎)
  双蝶々曲輪日記〜角力場 珍しい上方演出の「角力場」〜二代目扇雀の与五郎と長吉 昭和43年9月 国立劇場 三代目実川延若(濡髪長五郎)、二代目中村扇雀(四代目坂田藤十郎)(放駒長吉・山崎与五郎二役)
五代目菊之助の与五郎と長吉 平成28年3月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(山崎屋与五郎・放駒長吉二役)、 三代目中村橋之助(濡髪長五郎)
    六代目勘九郎の長吉・与五郎二役 令和2年10月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(濡髪長五郎)、六代目中村勘九郎(放駒長吉・山崎屋与五郎二役)
                        〜引窓  「引窓」の様式〜二代目鴈治郎の南与兵衛 昭和43年9月 国立劇場 二代目中村鴈治郎(南与兵衛)、三代目実川延若(濡髪長五郎)、二代目中村扇雀(女房お早)
    与兵衛と長五郎・運の良いのと悪いのと〜「引窓」の人物関係 昭和43年9月 国立劇場 二代目中村鴈治郎(南与兵衛)、三代目実川延若(濡髪長五郎)、二代目中村扇雀(女房お早)
    南与兵衛の義理と人情〜菊之助初役の与兵衛 令和2年9月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(南与兵衛)、二代目中村吉右衛門(濡髪長五郎)、五代目中村雀右衛門(女房お早)
    放生会の物語〜四代目梅玉の与兵衛 令和6年4月 歌舞伎座 四代目中村梅玉(南与兵衛)、六代目中村東蔵(母お幸)、三代目中村扇雀(女房お早)
  二人静 かぶき的ではないが、詩的ではある「二人静」 令和元年10月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(静御前の霊)、六代目中村児太郎(若菜摘)、九代目坂東彦三郎(神職)
殩静胎内捃(ふたりしずかたいないさぐり) 近松のかぶき的心情 平成20年10月 紀伊国屋ホール 若松泰弘(大津二郎)、金沢映子(その妻凛)、沢田冬樹(源義経)
船弁慶 五代目玉三郎新演出の「船弁慶」 平成17年12月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(静御前・平知盛の幽霊)
ふるあめりかに袖はぬらさじ 物語る者と語られる者 平成19年12月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(芸者お園)、二代目中村七之助(花魁亀遊)、二代目中村獅童(通辞藤吉)
    誣い物語りの真実 令和4年6月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(芸者お園)、四代目中村鴈治郎(岩亀楼主人)、遊女亀遊(河合雪之丞)
平家女護島   清盛と俊寛平家女護島」の時代構図 平成30年10月 国立劇場 八代目中村芝翫(平清盛・俊寛二役)、初代片岡孝太郎(東屋)、二代目中村亀鶴(瀬尾)
    俊寛と東屋〜二代目吉右衛門の俊寛 令和2年11月 国立劇場 二代目中村吉右衛門(平清盛・俊寛僧都二役)、五代目尾上菊之助(俊寛妻東屋・丹左衛門二役)
          〜俊寛 写実の妙〜二代目吉右衛門の俊寛 平成30年9月 歌舞伎座 二代目中村吉右衛門(俊寛)、五代目中村雀右衛門(千鳥)、三代目中村又五郎(瀬尾)
海老蔵初役の俊寛 平成31年1月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(俊寛)、六代目中村児太郎(千鳥)、六代目片岡市蔵(瀬尾)
十五代目仁左衛門の俊寛 令和5年7月 大阪松竹座 十五代目片岡仁左衛門(俊寛)、初代片岡千之助(海女千鳥)、初代坂東弥十郎(瀬尾太郎兼康)
    五代目菊之助・初役の俊寛 令和6年10月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(俊寛)、五代目中村歌六(丹左衛門)、二代目中村又五郎(瀬尾太郎兼康)
    六代目勘九郎・初役の俊寛 令和6年10月 鹿児島県硫黄島 六代目中村勘九郎(俊寛)、二代目中村七之助(丹左衛門)、四代目片岡亀蔵(瀬尾太郎兼康)
弁天娘女男白浪 四代目菊之助の弁天小僧 昭和46年3月 国立劇場 四代目尾上菊之助(弁天小僧)、八代目坂東薪水(南郷力丸)、十七代目市村羽左衛門(日本駄右衛門)
五代目勘九郎の弁天小僧 平成16年4月 歌舞伎座 五代目中村勘九郎(弁天小僧)・十代目坂東三津五郎(南郷力丸)
七代目菊五郎の弁天小僧 平成20年5月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(弁天小僧)
柿葺落公演の「弁天小僧」 平成25年4月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(弁天小僧)・四代目市川左団次(南郷力丸)
若手花形の「白浪五人男」 平成26年2月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(弁天小僧)・四代目尾上松緑(南郷力丸)
七代目菊五郎、五年ぶりの弁天小僧 平成30年5月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(弁天小僧)、四代目市川左団次(南郷力丸)
                      〜浜松屋 女形の弁天小僧〜五代目菊之助の弁天小僧 平成8年5月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(弁天小僧)・十二代目市川団十郎(南郷力丸)
四代目猿之助の弁天小僧 平成31年3月 歌舞伎座 四代目市川猿之助(弁天小僧)、十代目松本幸四郎(南郷力丸)
    二代目右近の弁天小僧菊之助 令和4年5月 歌舞伎座 二代目尾上右近(弁天小僧菊之助)、二代目坂東巳之助(南郷力丸)、九代目坂東彦三郎(日本駄右衛門)
    様式と写実・時代と世話〜六代目愛之助の弁天小僧 令和5年1月 歌舞伎座 六代目片岡愛之助(弁天小僧菊之助)、六代目中村勘九郎(南郷力丸)、八代目中村芝翫(日本駄右衛門)
雙生隅田川 三代目右団次・二代目右近親子襲名の「雙生隅田川」 平成29年1月 新橋演舞場 三代目市川右団次(猿島惣太後に七郎天狗・奴軍助)、 二代目市川右近(梅若・松若)
  棒しばり 六代目勘九郎と二代目巳之助による「棒しばり」 令和2年8月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(次郎冠者)、二代目坂東巳之助(太郎冠者)、三代目中村扇雀(曽根松兵衛)
ボクの四谷怪談 時代の循環・時代の連関〜歴史の同時代性を考える 平成24年9月 シアター・コクーン 佐藤慶太(田宮伊右衛門)、尾上松也(お岩)
  沓手鳥孤城落月 六代目歌右衛門の淀の方・八代目幸四郎の且元 昭和51年12月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(淀の方)、八代目松本幸四郎(片桐市の正且元)、三代目実川延若(徳川家康・氏家内膳)
  九代目福助初役の淀君 平成23年9月 新橋演舞場 九代目中村福助(淀君)、三代目中村又五郎(秀頼)、二代目中村吉右衛門(氏家内膳)
五代目玉三郎初役の淀君 平成29年10月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(淀の方)、二代目中村七之助(豊臣秀頼)
  堀川波の鼓 女敵討ちの論理〜十五代目仁左衛門の彦九郎 令和4年7月 大阪松竹座 十五代目片岡仁左衛門(小倉彦九郎)、三代目中村扇雀(妻お種)、六代目中村勘九郎(宮地源右衛門)
  ボレロ 続・芝居と踊りと〜日本舞踊を考えるヒント・2 平成27年9月 京都泉湧寺 五代目井上八千代
  神事を民衆の手に 平成29年4月 世田谷パブリック・シアター 野村萬斎
   本朝廿四孝  〜勘助住家 「廿四孝」の「世界」とは八代目幸四郎・十七代目勘三郎による「勘助住家」 昭和52年6月 国立劇場 八代目松本幸四郎(横蔵後に山本勘助)、十七代目中村勘三郎(慈悲蔵実は直江山城守)
    「山本勘助」を継ぐ者は誰か八代目幸四郎・十七代目勘三郎による「勘助住家」 昭和52年6月 国立劇場 八代目松本幸四郎(横蔵後に山本勘助)、十七代目中村勘三郎(慈悲蔵実は直江山城守)
            〜十種香・狐火 「廿四孝」と八重垣姫〜六代目歌右衛門の八重垣姫 昭和46年10月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(八重垣姫・道行の濡衣)、二代目中村鴈治郎(蓑作実は武田勝頼)、七代目中村芝翫(腰元濡衣)
           五代目玉三郎・14年ぶりの八重垣姫 令和4年10月 御園座 五代目坂東玉三郎(八重垣姫)、河合雪之丞(腰元濡衣)、四代目中村橋之助(庭作り蓑作実は武田勝頼)、
            〜十種香 「型」が持つ力〜二代目魁春の八重垣姫 令和3年2月 歌舞伎座 二代目中村魁春(八重垣姫)、初代片岡孝太郎(腰元濡衣)、八代目市川門之助(庭作り蓑作実は武田勝頼)
    五代目米吉・初役の八重垣姫 令和6年1月 浅草公会堂 五代目松中村米吉(八重垣姫)、初代坂東新悟(濡衣)、四代目中村橋之助(花作り蓑作実は武田勝頼)
牧の方 六代目歌右衛門の「牧の方」 昭和60年10月 歌舞伎座 六代目中村歌右衛門(時政の室牧の方)、十三代目片岡仁左衛門(北条遠江守平時政)、二代目中村扇雀(稲毛息女照子の前)、初代尾上辰之助(平賀右衛門佐源朝雅)
  枕獅子 七代目梅幸の「枕獅子」 昭和52年12月 国立劇場 七代目尾上梅幸(傾城弥生)
  松浦の太鼓 十八代目勘三郎の松浦侯 平成23年12月 平成中村座 十八代目中村勘三郎(松浦鎮信)
    五代目歌六の松浦侯の風流 令和元年9月 歌舞伎座 五代目中村歌六(松浦鎮信)、三代目中村又五郎(大高源吾)、六代目中村東蔵(宝井其角)
    二代目白鸚・初役の松浦侯 令和4年9月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(松浦鎮信)、四代目中村梅玉(大高源吾)、五代目中村歌六(宝井其角)
    十五代目仁左衛門の松浦侯・四代目松緑の源吾 令和5年11月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(松浦鎮信)、四代目尾上松緑(大高源吾)、五代目中村歌六(宝井其角)
瞼の母 忠太郎の論理〜負い目と自負心 平成29年12月 歌舞伎座 九代目市川中車(番場の忠太郎)、五代目坂東玉三郎(水熊のおはま)
身替座禅 「身替座禅」の奥方 平成21年4月 金丸座 二代目中村勘太郎(山蔭右京)、三代目中村扇雀(奥方玉の井)
    七代目菊五郎の山蔭右京 令和2年11月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(山蔭右京)、四代目市川左団次(奥方玉の井)
    二代目白鸚の山蔭右京・八代目芝翫の玉の井 令和3年7月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(山蔭右京)、八代目中村芝翫(奥方玉の井)
  都鳥廓白浪・忍ぶの惣太 菊五郎・辰之助による24年振りの「忍ぶの惣太」 昭和55年3月 国立劇場 初代尾上辰之助(忍ぶの惣太)、七代目尾上菊五郎(傾城花子)、三代目河原崎権十郎(按摩宵寝丑市)
  息子 高麗屋三代による小山内薫・「息子」 令和6年1月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(火の番老爺)、十代目松本幸四郎(金次郎)、八代目市川染五郎(捕吏)
  娘景清八嶋日記 二代目吉右衛門の「日向嶋景清」 令和元年11月 国立劇場 二代目中村吉右衛門(悪七兵衛景清)、五代目中村雀右衛門(娘糸滝)
処女翫浮名横櫛・切られお富 悪婆の愛嬌 平成19年1月 歌舞伎座 九代目中村福助(お富)
名月八幡祭 ファム・ファタール神話の崩壊 平成22年7月 新橋演舞場 十八代目坂東三津五郎(縮屋新助)、九代目中村福助(芸者美代吉)
様式感覚の不在〜若手花形による「名月八幡祭」 平成29年6月 歌舞伎座 四代目尾上松緑(縮屋新助)、二代目市川笑也(芸者美代吉)、四代目市川猿之助(船頭三次)
初代辰之助追善の縮屋新助 平成31年2月 歌舞伎座 四代目尾上松緑(縮屋新助)、五代目坂東玉三郎(芸者美代吉)、十五代目片岡仁左衛門(船頭三次)
明君行状記 四代目梅玉・五代目亀三郎による「明君行状記」 平成29年3月 歌舞伎座 四代目中村梅玉(池田光政)、五代目坂東亀三郎(青地善左衛門)
  銘作左小刀〜京人形 二代目白鸚の甚五郎・八代目染五郎の京人形の精 令和3年6月 歌舞伎座 二代目松本白鸚(左甚五郎)、十一代目市川高麗蔵(女房おとく)、八代目市川染五郎(京人形の精)
  伽羅先代萩 六代目歌右衛門の最後の政岡 昭和63年12月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(乳人政岡)、三代目河原崎権十郎(八汐)、七代目中村芝翫(栄御前)
  五代目玉三郎の政岡 平成21年4月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(政岡)、十五代目片岡仁左衛門(八汐)
秀山祭の「先代萩」通し 平成27年9月 歌舞伎座 四代目中村梅玉(足利頼兼)、二代目中村吉右衛門(仁木弾正)
女形芸のリアリズム〜6年ぶりの五代目玉三郎の政岡 平成27年9月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(政岡)
芸の受け渡しについて〜五代目菊之助の政岡 平成29年5月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(乳人政岡)、五代目中村歌六(八汐)
五代目時蔵初役の政岡など〜「裏表先代萩」 平成30年4月 歌舞伎座 五代目中村時蔵(乳人政岡)、七代目尾上菊五郎(仁木弾正)、初代坂東弥十郎(八汐)
    二代目七之助初役の政岡 令和元年8月 歌舞伎座 二代目中村七之助(乳人政岡)、十代目松本幸四郎(八汐、仁木弾正)
    五代目菊之助の政岡・七代目丑之助の千松 令和6年5月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(乳人政岡)、七代目尾上丑之助(一子千松)、十三代目市川団十郎(仁木弾正)
盲長屋梅加賀鳶 写実の黙阿弥のために 平成19年6月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(梅吉、道玄)・二代目中村吉右衛門(松蔵)
九代目幸四郎の道玄・四代目梅玉の松蔵 平成26年3月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(梅吉、道玄)・ 四代目中村梅玉(松蔵)
十一代目海老蔵初役の道玄 平成29年7月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(梅吉、道玄)
    八代目芝翫初役の按摩道玄 令和4年10月 歌舞伎座 八代目中村芝翫(竹垣道玄)、五代目中村雀右衛門(女按摩お兼)、四代目中村梅玉(日蔭町松蔵)
  黙阿弥オペラ 黙阿弥さんも苦しうござんしたろうねえ〜「黙阿弥オペラ」 平成12年2月 紀伊国屋ホール 辻萬長(河竹新七)、梅沢昌代(とら・おみつ)、角野卓造(五郎蔵)、松熊信義(円八)、島田歌穂(おせん)
保名 十四代目勘弥の安倍保名 昭和49年9月 国立劇場 十四代目守田勘弥(安倍保名)
  矢の根 三代目右団次の「矢の根」の五郎 平成29年7月 歌舞伎座 三代目市川右団次(曽我五郎時致
    五代目富十郎・十三回忌追善の「翔の会」 令和5年10月 浅草公会堂 初代中村鷹之資(曽我五郎時致)、六代目中村児太郎(曽我十郎祐成)
  ヤマトタケル 四代目猿之助襲名のヤマトタケル 平成24年6月 新橋演舞場 四代目市川猿之助(小碓命後にヤマトタケル・大碓命・二役)、二代目市川笑也(兄橘姫・みやず姫・二役)
    五代目団子・初役のヤマトタケル 令和6年2月 新橋演舞場 五代目市川団子(小碓命後にヤマトタケル/大碓命)、五代目中村米吉(兄橘姫/弟橘姫)
山吹 鏡花の耽美主義について 平成18年7月 歌舞伎座 五代目中村歌六(人形使)・市川段治郎(画家)・市川笑三郎(夫人)
  弥生の春浅草祭〜三社祭 続・舞踊の身体学〜八代目染五郎と五代目団子の「三社祭」 令和3年8月 歌舞伎座 八代目市川染五郎(悪玉)、五代目市川団子(善玉)
  鑓の権三重帷子 「鑓の権三は伊達者でござる」〜「鑓の権三重帷子」論 昭和42年4月 国立劇場 二代目中村扇雀(笹野権三)、二代目中村鴈治郎(市之進妻おさい)、十三代目片岡仁左衛門(岩木忠太兵衛)
幽玄 太鼓における幽玄とは〜五代目玉三郎と鼓童による新作歌舞伎舞踊「幽玄」 平成30年9月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(天女、白拍子花子)
映画「憂国」 妻麗子の幻影 昭和41年 三島由紀夫(武島信二中尉)・鶴岡淑子(妻麗子)
  新版 雪之丞変化 玉三郎の心象風景〜「新版 雪之丞変化」 令和元年8月 歌舞伎座 五代目坂東玉三郎(中村雪之丞)、九代目市川中車(中村菊之丞他五役)、二代目中村七之助(秋空星三郎)
  熊野(ゆや) 六代目歌右衛門の熊野 平成元年10月 国立劇場 六代目中村歌右衛門(熊野)、九代目松本幸四郎(平宗盛)、六代目中村東蔵(朝顔)
百合若大臣野守鏡 武智鉄二演出の「百合若大臣」 昭和56年8月 国立小劇場 中村智太郎(百合若大臣)、中村鴈之丞(女房立花、実は鷹の精)
頼朝の死 家は末代・人は一世か 昭和31年4月 歌舞伎座 三代目市川寿海(源頼家)・六代目中村歌右衛門(尼御台政子)
組織のなかの個人とは 平成21年12月 国立劇場 二代目中村吉右衛門(源頼家)、五代目中村富十郎(尼御台政子)
義経千本桜 十一代目海老蔵奮闘の成田屋「千本桜」 令和元年7月 歌舞伎座 十一代目市川海老蔵(渡海屋銀平実は平知盛、いがみの権太、佐藤忠信実は源九郎狐他十三役)
    二代目猿翁追悼の「千本桜・忠信篇」 令和5年10月 立川ステージガーデン 初代中村鷹之資・五代目市川団子・二代目市川青虎(佐藤忠信実は源九郎狐)
                       〜鳥居前 二代目松緑の鳥居前と吉野山 昭和51年10月 歌舞伎座 二代目尾上松緑(佐藤忠信実は源九郎狐二役)、七代目尾上菊五郎(静御前)、初代尾上辰之助(源義経)
                      芸能の始原へ〜檜枝岐歌舞伎訪問記 令和3年5月 檜枝岐歌舞伎  
           〜渡海屋・大物浦 二代目松緑の知盛・七代目梅幸の典侍の局 昭和51年10月 歌舞伎座 二代目尾上松緑(渡海屋銀平実は新中納言知盛)、七代目尾上梅幸(銀平女房お柳実は典侍の局)
          知盛の肖像〜七代目染五郎の知盛 平成28年6月 歌舞伎座 七代目市川染五郎(渡海屋銀平実は平知盛)
爽やかな知盛〜十五代目仁左衛門の知盛 平成29年3月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(渡海屋銀平実は平知盛)、五代目中村時蔵(女房お柳実は典侍の局)
八代目芝翫襲名の知盛 平成29年12月 ロームシアター京都 八代目中村芝翫(渡海屋銀平実は平知盛)、五代目中村時蔵(女房お柳実は典侍の局)
    五代目菊之助の狐忠信・碇知盛 令和2年3月 国立小劇場 五代目尾上菊之助(渡海屋銀平実は平知盛)、四代目中村梅枝(女房お柳実は典侍の局)
    十五代目仁左衛門・一世一代の知盛 令和4年2月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(渡海屋銀平実は平知盛)、初代片岡孝太郎(女房お柳実は典侍の局)
    木ノ下歌舞伎の「千本桜・大物浦」 令和3年3月 シアター・トラム 佐藤誠(渡海屋銀平実は平知盛)、大川潤子(お柳実は典侍局)、大石将弘(源義経)
    歴史と虚構の対立〜五代目菊之助の知盛 令和4年10月 国立劇場 五代目尾上菊之助(佐藤忠信実は源九郎狐、渡海屋銀平実は平知盛)、四代目中村梅枝(女房お柳実は典侍の局)
                     〜鮓屋 二代目松緑のいがみの権太 昭和51年11月 国立劇場 二代目尾上松緑(いがみの権太)、七代目尾上梅幸(弥助実は平維盛)、三代目河原崎権十郎(弥左衛門)
          民俗芸能としての「鮓屋」〜黒森歌舞伎訪問記 平成15年10月 黒森歌舞伎 瀬川公志(いがみの権太)
十五代目仁左衛門のいがみの権太 平成25年10月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(いがみの権太)・五代目中村歌六(弥左衛門)
七代目菊五郎の権太・九代目幸四郎の梶原 平成26年11月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(いがみの権太)、九代目松本幸四郎(梶原平三景時)
鮓屋」の巨視的構図〜九代目幸四郎のいがみの権太 平成28年6月 歌舞伎座 九代目松本幸四郎(いがみの権太)
いわゆる義太夫味について 平成31年2月 歌舞伎座 四代目尾上松緑(いがみの権太)、五代目尾上菊之助(弥助実は維盛)、四代目中村梅枝(お里)
    五代目菊之助初役のいがみの権太 令和2年3月 国立小劇場 五代目尾上菊之助(いがみの権太)、四代目中村梅枝(弥助実は維盛)、五代目中村米吉(お里)
    「鮓屋」・時代物に於ける世話場の難しさ 令和4年6月 博多座 七代目尾上菊五郎(いがみの権太)、五代目中村時蔵(弥助実は維盛)、四代目中村梅枝(お里)
    権太一家の悲劇〜五代目菊之助のいがみの権太 令和4年10月 国立劇場 五代目尾上菊之助(いがみの権太)、四代目中村梅枝(弥助実は維盛)、五代目中村米吉(お里)
    久しぶりの十五代目仁左衛門の「鮓屋」 令和5年6月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(いがみの権太)、二代目中村錦之助(弥助実は維盛)、五代目中村歌六(鮓屋弥左衛門)
    十五代目仁左衛門の「鮓屋」の権太 令和6年7月 大阪松竹座 十五代目片岡仁左衛門(いがみの権太)、初代中村萬寿(弥助実は平維盛)、五代目中村歌六(鮓屋弥左衛門)
          〜吉野山 十八代目勘三郎追善の「吉野山」 平成30年10月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(佐藤忠信・実は源九郎狐)、五代目坂東玉三郎(静御前)
    四代目猿之助の「吉野山」 令和2年8月 歌舞伎座

四代目市川猿之助(佐藤忠信実は源九郎狐)、二代目中村七之助(静御前)

        〜川連法眼館 澤瀉屋宙乗事始(おもだかやちゅうのりのはじまり) 昭和43年4月 国立劇場 三代目市川猿之助(源九郎狐・佐藤忠信二役)、六代目沢村田之助(静御前)
「四の切」の程のよさ 平成12年7月 歌舞伎座 三代目市川猿之助(源九郎狐・佐藤忠信、二役)
十一代目海老蔵の「四の切」 平成22年8月 新橋演舞場 四代目市川海老蔵(源九郎狐・佐藤忠信、二役)
四代目猿之助襲名の「四の切」 平成24年6月 新橋演舞場 四代目市川猿之助(源九郎狐・佐藤忠信、二役)
七代目菊五郎の狐忠信・四代目梅玉の義経 平成25年10月 歌舞伎座 七代目尾上菊五郎(源九郎狐・佐藤忠信、二役)、四代目中村梅玉(源義経)
四代目猿之助の「四の切」 平成27年2月 大阪松竹座 四代目市川猿之助(源九郎狐・佐藤忠信、二役)
    五代目菊之助の狐忠信・文楽との共演 令和2年9月 NHKホール 五代目尾上菊之助(佐藤忠信・源九郎狐・二役)、四代目中村梅枝(静御前)、五代目中村時蔵(源義経)
    五代目菊之助による源九郎狐 令和2年3月 国立小劇場 五代目尾上菊之助(佐藤忠信実は源九郎狐)、五代目中村時蔵(静御前・道行)、四代目中村梅枝(静御前・川連館)
    二代目獅童のおっさん狐忠信 令和2年11月 歌舞伎座 代目中村獅童(佐藤忠信・源九郎忠信・二役)、八代目市川染五郎(源義経)、初代中村莟玉(静御前)
    四代目猿之助・久しぶりの狐忠信 令和4年1月 歌舞伎座 四代目市川猿之助(源九郎狐・佐藤忠信、二役)、五代目中村雀右衛門(静御前)、八代目市川門之助(源義経)
    五代目菊之助の狐忠信 令和4年10月 国立劇場 五代目尾上菊之助(佐藤忠信実は源九郎狐)、七代目尾上菊五郎(源義経)、五代目中村時蔵(静御前)
    四代目松緑の「川連法眼館」 令和5年6月 歌舞伎座 四代目尾上松緑(佐藤忠信実は源九郎狐)、五代目中村時蔵(源義経)、二代目中村魁春(静御前)
与話情浮名横櫛 十四代目勘弥の与三郎〜宇野信夫版「切られ与三」 昭和44年4月 国立劇場 十四代目守田勘弥(切られ与三郎)、七代目尾上梅幸(妾お富)、八代目市川中車(蝙蝠安)
    十五代目仁左衛門の与三郎・五代目玉三郎のお富 令和5年4月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(切られ与三郎)、五代目坂東玉三郎(妾お富)、六代目片岡市蔵(蝙蝠安)
        〜源氏店 与三郎の台詞のリズム 平成21年1月 歌舞伎座 七代目市川染五郎(切られ与三郎)、九代目中村福助(妾お富)
    十代目幸四郎の切られ与三郎 令和2年8月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(切られ与三郎)、六代目中村児太郎(妾お富)、初代坂東弥十郎(蝙蝠安)
    写実か様式か初代隼人・初役の切られ与三郎 令和6年1月 浅草公会堂 初代中村隼人(切られ与三郎)、五代目中村米吉(妾お富)、二代目尾上松也(蝙蝠安)
 
ラ・マンチャの男 ラ・マンチャの男・1200回〜九代目幸四郎の生き方 平成24年8月 帝国劇場 九代目松本幸四郎(セルバンテス/ドン・キホーテ)、駒田一(サンチョ)、松たか子(アルドンザ)
    二代目白鸚と「ラ・マンチャの男」 令和元年10月 帝国劇場 二代目松本白鸚(セルバンテス/ドン・キホーテ)、駒田一(サンチョ)、瀬名じゅん(アルドンザ)
霊験亀山鉾 十五代目仁左衛門の水右衛門と八郎兵衛 平成29年10月 国立劇場 十五代目片岡仁左衛門(藤田水右衛門、八郎兵衛二役)
    十五代目仁左衛門・一世一代の水右衛門 令和5年2月 歌舞伎座 十五代目片岡仁左衛門(藤田水右衛門・隠亡の八郎兵衛)、五代目中村雀右衛門(芸者おつま)
  連獅子 正面への意識〜幸四郎親子共演の「連獅子」 令和元年11月 歌舞伎座 十代目松本幸四郎(狂言師右近後に親獅子の精)、八代目市川染五郎(狂言師左近後に子獅子の精)
    中村屋代々の「連獅子」 令和3年2月 歌舞伎座 六代目中村勘九郎(狂言師右近後に親獅子の精)、三代目中村勘太郎(狂言師左近後に子獅子の精)
    二代目吉右衛門追善の「連獅子」 令和5年9月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(親獅子の精)、七代目尾上丑之助(子獅子の精)
  煉之介光刃三本 海老蔵のスターウォーズ歌舞伎 令和元年11月 東京 十一代目市川海老蔵(魁煉之介)
六歌仙容彩〜喜撰 五代目菊之助初役の喜撰 平成30年5月 歌舞伎座 五代目尾上菊之助(喜撰法師)、五代目中村時蔵(祇園のお梶)
鹿鳴館 影山伯の舞踏会 平成7年11月 新橋演舞場 二代目水谷八重子(影山朝子)・十二代目市川団十郎(影山伯爵)
     
若き日の信長 十三代目団十郎の「若き日の信長」 令和5年5月 歌舞伎座 十三代目市川団十郎(織田上総之介信長)、四代目中村梅玉(平手中務政秀)、六代目中村児太郎(弥生)
  ワンピース コスプレの帝国〜「ワンピース」 平成29年11月 新橋演舞場 二代目尾上右近(ルフィ・ハンコック2役)
 
           
           
           
観劇断想        〜昭和49年
観劇断想 昭和50年〜昭和64年
観劇断想 平成元年〜平成18年
観劇断想・1  平成19年〜平成25年
観劇断想・2 平成26年〜平成27年
観劇断想・3 平成28年〜平成29年
観劇断想・4 平成30年〜平成31年
観劇断想・5 令和元年〜令和2年
  観劇断想・6 令和3年〜令和4年