(TOP)      (戻る)

2024年(令和6年)のブログ「歌舞伎素人講釈」記事

1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月   10月  11月   12月   


2024/1/1

「謹賀新年」

明けましておめでとうございます。「歌舞伎素人講釈」は、これで24年目に入ります。令和6年が歌舞伎にとって良い年でありますように。ところで本日(1日)は、旧暦であると霜月(11月)20日になりますね。

若手への期待


2024/1/2

「本日初日」

まずは昨日(1日)夕刻に起きた能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。東京・歌舞伎座は本日(2日)が初芝居初日となりますが、吉之助は4日に舞台を拝見する予定にしています。なおサイトに短い観劇随想をアップしました。

初代鴈治郎の紙屋治兵衛


2024/1/4

「歌舞伎座」

本日(4日)は歌舞伎座・初春大歌舞伎の夜の部を見てきました。演目は、白鸚・幸四郎・染五郎による「息子」、壱太郎による「娘道成寺」など。舞台については、そのうち書くかも知れません。

高麗屋三代による小山内薫・「息子」

初代壱太郎・初役の白拍子花子

  


2024/1/6

「ニューイヤー・コンサート」

本日(6日)は、元旦に放送予定であったが・能登半島地震のため延期になってしまった「ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート」の中継録画を視聴しました。クリスチャン・ティーレマンの指揮はスッキリと斬れが良くて・これはこれで高水準の演奏ではありましたが、もうウィーン・フィルからは昔の鄙びた味わいが聴かれなくなってしまいましたねえ。来年の指揮者はリッカルド・ムーティだそうです。


2024/1/9

「浅草公会堂」

本年度の「歌舞伎素人講釈」は、個人的に「若手に期待」をテーマに掲げています。本日(9日)は浅草公会堂へ新春浅草歌舞伎・昼の部と夜の部を見てきました。新春の浅草はホント久しぶりです。演目は米吉の八重垣姫による「十種香」、隼人の切られ与三郎による「源氏店」、歌昇の熊谷直実による「熊谷陣屋」、松也の宗五郎による「魚屋宗五郎」など。舞台についてはそのうち書くと思います。

五代目米吉・初役の八重垣姫

写実か様式か初代隼人・初役の切られ与三郎

四代目歌昇・初役の熊谷直実

二代目松也・初役の魚屋宗五郎

  


2024/1/11

「旧暦」

本日(11日)は、旧暦であると師走(12月)朔日になりますね。


2024/1/11

「サイトの記事」

オペラ関連の記事を2本追加しました。そこは「歌舞伎素人講釈」ですから、もちろん歌舞伎に深く関連しています。

歌舞伎ファンへのお勧めオペラ:メットの「蝶々夫人」

歌舞伎ファンへのお勧めオペラ:ロイヤル・オペラの「トゥーランドット」


2024/1/12

「初代鴈治郎」

古い断片映像ですが、初代鴈治郎の当たり役に関して観劇随想を2本追加しました。

初代鴈治郎の紙屋治兵衛

初代鴈治郎の佐々木盛綱


2024/1/15

「新国立劇場」

本日(15日)は国立劇場の初春歌舞伎に行ってきました。三宅坂の国立劇場が建て替えで閉場中の為、今回は初台の新国立劇場・中劇場での開催です。演目は、菊之助の梶原平三による「石切梶原」、梅枝の葛の葉による「葛の葉子別れ」、菊五郎他による「勢獅子」。舞台については、そのうち書くつもりです。

五代目菊之助・初役の梶原平三

「葛の葉子別れ」を考える〜四代目梅枝・初役の葛の葉

  


2024/1/19

「明日のメルマガ」

明日(20日)発行の、メルマガ第625号は、浅草公会堂での新春浅草歌舞伎の、米吉の八重垣姫による「十種香」、歌昇の熊谷直実による「熊谷陣屋」の観劇随想の2本建にてお届けすることにしました

五代目米吉・初役の八重垣姫

四代目歌昇・初役の熊谷直実


2024/1/21

「講話会」

本日(21日)は本年最初の講話会で、今月の初春歌舞伎・三座(歌舞伎座・浅草公会堂・新国立劇場)の演目に関連した話題をお話しいたしました。


2024/1/22

「萬屋五人同時襲名」

本日(22日)都内での記者会見で、本年(2024)6月歌舞伎座で時蔵さんが初代中村萬壽(まんじゅ)、梅枝さんが六代目中村時蔵をそれぞれ襲名することが発表になったそうです。同時に梅枝長男が五代目梅枝、獅童長男が初代陽喜(はるき)、獅童次男が初代夏幹(なつき)と、萬屋一門が五人同時襲名となるそうです。おめでとうございます。歌舞伎を盛り上げてもらいたいですね。

*昭和61年(1981)6月歌舞伎座・五代目時蔵襲名披露興行チラシ

(追記)襲名披露狂言は、初代萬壽が「山姥」の山姥、六代目時蔵が「妹背山・御殿」のお三輪だそうです。(2月27日記)


2024/1/23

「歌舞伎座」

本日(23日)は歌舞伎座・初春大歌舞伎の夜の部を見てきました。演目は、壱太郎(月前半)とダブルキャストを組んでいた右近(月後半)の「娘道成寺」など。舞台については、そのうち書く予定にしています。

二代目右近の「娘道成寺」再演

*「娘道成寺」、右近と壱太郎の白拍子花子の特別ポスター。


2024/1/27

「ポゴレリッチ」

本日(27日)はサントリー・ホールで、イーヴォ・ポゴレリッチのピアノ・リサイタルを聴いてきました。テンポも速くなって、造形はだいぶノーマルになって来たようですね。これは個人的にはちょっと残念ではあるのですが。プログラムは、ショパン:前奏曲作品45、シューマン:交響的変奏曲(遺作変奏付)、シベリウス:悲しいワルツ、シューベルト:楽興の時作品94、アンコールはショパン:夜想曲作品62−2。シューベルトは昨年よりもしっくり来ていたと思います。

*杖を突いて舞台に登場したので心配しましたが、これは前訪問地の北京で転んで足を痛めたとのことです。


2024/1/31

「咲太夫さん」

本日(31日)、文楽太夫で人間国宝でもある豊竹咲太夫さんが亡くなったとのことです。ご冥福をお祈りします。


2024/2/1

「旧暦」

寒い日が続いています。ところで本日(1日)は、旧暦では師走(12月)22日になりますね。


2024/2/2

「歌舞伎座」

本日(2日)は歌舞伎座へ、猿若祭2月大歌舞伎の初日・昼の部を見てきました。今年の猿若祭は、18代目勘三郎13回忌追善と銘打って行われます。もうそんなに経っちゃいましたかねえ。演目は、鶴松のお光・七之助の久松らによる「野崎村」、勘九郎の次郎左衛門・七之助の八つ橋による「籠釣瓶」など。舞台については、そのうち書くと思います。

「野崎村」のお光の位置付け

遊郭「吉原」の搾取構造六代目勘九郎・初役の次郎左衛門

  

  


2024/2/2

「一番太鼓の儀」

猿若祭2月大歌舞伎の初日の開場前に、劇場正面玄関前で「一番太鼓の儀」が行われ、勘九郎が挨拶を行いました。「一番太鼓」とは、江戸時代の歌舞伎の興行で初日の八つ時(午前2時頃)に開場を知らせるために打った太鼓のこと。

  

*田中傳左衛門(一番太鼓の儀)と勘九郎


2024/2/2

「明日のメルマガ」

明日(3日)発行のメルマガ第626号は、、先月(1月)新国立劇場での、梅枝初役の葛の葉による「芦屋道満大内鑑〜葛の葉子別れ」の観劇随想をお届けする予定です。

「葛の葉子別れ」を考える〜四代目梅枝・初役の葛の葉


2024/2/4

「ヤマトタケル」

本日(4日)は新橋演舞場・初日・夜の部で、実に38年ぶりにスーパー歌舞伎・「ヤマトタケル」を見て来ました。初演(昭和61年・1986・2月演舞場)でのじいじ(3代目猿之助)のヤマトタケルを重ね合わせながら見ましたが、団子初役のヤマトタケルは大熱演でありましたねえ。舞台については、そのうち書くつもりです。

五代目団子・初役のヤマトタケル

(追記)ヤマトタケル役は隼人と団子とのダブルキャストが組まれています。団子は9日より体調不良のために休演。

(追記・2)団子は14日より舞台復帰するそうです。


2024/2/6

「松竹座」

本日(6日)は大阪松竹座での立春歌舞伎の昼の部・夜の部を見てきました。これは来年(2025)開催の大阪万博に先立つ「大阪国際文化芸術プロジェクト」の一環だそうです。(道頓堀は外国人観光客で溢れかえっていたのに、残念ながら、劇場は外国からのお客が少ないようでしたが。)演目は、昼が愛之助の源義賢・斎藤実盛二役による「源平布引滝」通し、夜は扇雀・虎之介による「連獅子」、壱太郎のお初・右近の徳兵衛による「曽根崎心中」その他。舞台については、そのうち書くつもりです。

意義ある「布引滝」通し〜六代目愛之助の義賢・実盛

初代壱太郎のお初・二代目右近の徳兵衛

  


2024/2/9

「玉三郎さん」

本日(9日)は市川市文化会館で、「坂東玉三郎・お話と素踊り」の催しを見てきました。トークは「海のお話」と質問コーナー、素踊りによる地唄舞「雪」。ほぼ満員の盛況でありました。


2024/2/9

「小澤征爾さん死去」

本日報道(9日)によれば、先頃(6日)指揮者の小澤征爾さんが亡くなったとのことです。日本のクラシック音楽ファンにとって、日本人音楽家が世界で活躍する道筋を切り拓いたパイオニア的存在でありました。吉之助は生(なま)で聴く機会はそれほど多くなかったですけど・いろんな録音を聴いて・もちろん吉之助の音楽歴のなかでも重要な音楽家の一人です。ご冥福をお祈りします。追悼記事はいずれ書く予定にしています。

追悼・小澤征爾さん

*小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
マーラー:交響曲第2番「復活」、2000年1月ライヴCD


2024/2/10

「旧暦」

本日(10日)は、旧暦であると睦月(1月)朔日・つまり旧元日になります。


2024/2/11

「インバル」

本日(11日)はサントリー・ホールで、エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団の演奏会を聴いてきました。曲目は、ブラームスの大学祝典序曲、ベートーヴェンの交響曲第8番、それにドヴォルザークの交響曲第8番。今月16日がインバル88歳の誕生日だそうで、それに掛けた8−8のプログラム。演奏は重厚で・なかなか愉しめました。


2024/2/11

「明日のメルマガ」

明日(3日)発行のメルマガ第627号は、先月(1月)新国立劇場での、菊之助初役の梶原による「梶原平三誉石切」の観劇随想をお届けする予定です。

五代目菊之助・初役の梶原平三


2024/2/14

「歌舞伎座」

本日(14日)は歌舞伎座へ、猿若祭2月大歌舞伎の夜の部を見てきました。演目は、芝翫のいがみの権太による「鮓屋」、勘九郎と長三郎親子による「連獅子」など。舞台については、そのうち書くと思います。

*「連獅子」の勘九郎(親獅子)と長三郎(子獅子)


2024/2/16

「どうなる?国立劇場」

備忘録としてメモしておきます。「老朽化のため建て替える」ということで昨年10月末に閉場になった国立劇場ですが、二度の入札不調のため・未だ建て替えの目途が立っていないことについて、伝統芸能第一線の実演家10名(歌舞伎の中村時蔵、文楽の吉田玉男、日本舞踊の井上八千代など)が、本日(16日)都内の日本記者クラブで会見し、再開場のスケジュールがズルズル伸びるのは「由々しき事態」であるとして、「日本の文化施策が後回しになって良いのか」と窮状を訴えたのこと。

どうなる?国立劇場


2024/2/17

「明日のメルマガ」

明日(18日)発行のメルマガ第628号は、今月(2月)歌舞伎座での、鶴松のお光・七之助のお染による「野崎村」の観劇随想をお届けする予定です。

「野崎村」のお光の位置付け


2024/2/18

「講話会」

本日(18日)は講話会で、「籠釣瓶」など今月(2月)上演の歌舞伎の話題を中心にお話しをいたしました。

*銀座の歩行者天国。3月下旬並みの暖かい日でした。


2024/2/22

「インバル」

本日(22日)は池袋の東京芸術劇場で、エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団の演奏会を聴いてきました。インバル/都響による第3次マーラー・サイクルが始まるそうで・その第1弾として、曲目はマーラー:交響曲第10番(デリック・クック補筆完成版)。この曲を聴くのは久しぶりのことでしたが、聴きごたえのある演奏でした。いろいろ考えさせられるところがあったのは、やっぱり歳を取ったせいでしょうかねえ。

  


2024/2/25

「本日のメルマガ」

本日(25日)発行のメルマガ第629号は、今月(2月)新橋演舞場での、団子のヤマトタケルによるスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の観劇随想をお届けします。

五代目団子・初役のヤマトタケル


2024/2/26

「どうなる?国立劇場」

昨年(2023)10月末に閉場した国立劇場ですが、本日(26日)別の用事があったので人気(ひとけ)のない国立劇場をちょっと見て来ました。あれからほぼ4か月が経ちましたが、まったくそのまま。前庭の植栽は手入れがされています。梅の花が綺麗でした。建て替えの件は今後どうなるのですかねえ?

どうなる?国立劇場

  

*紅梅(小田紅)、白梅(貴由白)。令和8年(1996)開場30周年記念植樹。


2024/3/1

「旧暦」

本日(1日)は、旧暦では睦月(1月)21日になります。


2024/3/1

「明日のメルマガ」

明日(2日)発行のメルマガ第630号は、先月(2月)歌舞伎座での、勘九郎の次郎左衛門・七之助の八つ橋による「籠釣瓶花街酔醒」の観劇随想をお届けします。

遊郭「吉原」の搾取構造六代目勘九郎・初役の次郎左衛門


2024/3/4

「京都」

本日(4日)は、京都南座観劇のための前泊です。


2024/3/5

「花形歌舞伎」

本日(5日)は生憎の雨でしたが、京都南座へ3月花形歌舞伎(松プロ・梅プロ)を見てきました。演目は、右近の治兵衛・壱太郎の小春による「心中天網島・河庄」、隼人の与兵衛・壱太郎のお吉による「女殺油地獄」、壱太郎の滝夜叉と右近・隼人ダブルキャストの光圀による「忍夜恋曲者・将門」。 舞台については、そのうち書く予定にしています。

上方和事のフォルム〜二代目右近の治兵衛・初代壱太郎の小春

初代隼人・初役の河内屋与兵衛

初代壱太郎・初役の滝夜叉姫

*南座には庇(ひさし)がないので・雨の日の入退場はどうするのかと思ってたら、なるほど・こうなるんだね。

   

     

  *解説口上撮影タイムでの右近(梅プロ)と壱太郎(松プロ)。
    横の赤いのは、南座のゆるキャラ・「みなみーな」クン。


2024/3/6

「京都」

本日(6日)早朝に京都市内を散歩し、夕刻には東京へ帰着。

*鴨川の五条大橋よりひとつ上流の松原橋。昔の五条橋はこの場所にあったので、
牛若丸と弁慶が出会った有名なお話はここになります。


2024/3/10

「旧暦」

本日(10日)は、旧暦では如月(2月)朔日になります。


2024/3/11

「本日のメルマガ」

本日(11日)発行のメルマガ第631号は、先月(2月)大阪松竹座での、愛之助の源義賢・斎藤実盛ニ役による通し狂言「源平布引滝」の観劇随想をお届けします。

意義ある「布引滝」通し〜六代目愛之助の義賢・実盛


2024/3/12

「歌舞伎座」

本日(12日)は歌舞伎座へ、3月大歌舞伎・昼の部を見てきました。演目は、菊之助の松王・愛之助の源蔵による「寺子屋」、仁左衛門の綱豊・幸四郎の助右衛門による「御浜御殿」など。舞台については、そのうち書くと思います。

五代目菊之助の松王・四代目梅枝の千代

綱豊卿の真意とは〜十五代目仁左衛門の綱豊卿

  

*あいにくの雨模様。

  


2024/3/16

「明日のメルマガ」

暖かくなって花粉の飛散が増えたか、急に鼻がムズムズして来ました。ところで、明日(17日)発行のメルマガ第632号は、先月(2月)大阪松竹座での、壱太郎のお初・右近の徳兵衛のコンビによる「曽根崎心中」の観劇随想をお届けすることにしました。

初代壱太郎のお初・二代目右近の徳兵衛


2024/3/17

「講話会」

本日(17日)は講話会で、3月歌舞伎座と京都南座の演目、特に「御浜御殿」と「心中天網島」を中心にお話しいたしました。

*新橋から汐留方向(浜離宮方面)を臨む。


2024/3/22

「歌舞伎座」

本日(22日)は歌舞伎座へ、3月大歌舞伎・夜の部を見てきました。演目は、幸四郎の貢・菊之助の万次郎・愛之助の喜助等による通し狂言「伊勢音頭」、松緑の喜撰・梅枝のお梶による舞踊「喜撰」。舞台については、そのうち書くと思います。

ピントコナ再考〜十代目幸四郎の福岡貢


2024/3/23

「明日のメルマガ」

明日(24日)発行のメルマガ第633号は、今月(3月)京都南座での、隼人の与兵衛・壱太郎のお吉のコンビによる「女殺油地獄」の観劇随想をお届けすることにしました。

初代隼人・初役の河内屋与兵衛


2024/3/24

「ポリーニさん死去」

報道によれば昨日(23日)に、世界最高峰のピアニストのひとり、マウリツィオ・ポリーニさんがミラノの自宅で亡くなったとのことです。吉之助の音楽歴にもぴったり重なる大事な音楽家のひとりであっただけに、訃報を聞くのは辛いですねえ。2018年10月の来日が最後となりました。ご冥福をお祈りします。いずれ追悼記事は書かねばなりません。

追悼・マウリツィオ・ポリーニ

2018年10月・最後の来日公演のチラシ。


2024/3/25

「春が来た」

東京の桜開花宣言はまだのようですが、本日(25日)の半蔵門・国立劇場・前庭の熊谷桜はもう三分咲き位ですかねえ。

追記:本年(2024)の東京の桜開花宣言(九段・靖国神社)は3月29日でした。昨年の3月14日と比べると約半月ほど遅い開花です。(3月30日記)

*12代目団十郎植樹の熊谷桜。


2024/3/27

「大吉原展」

本日(27日)は都心に用事があったので、その帰りに上野の東京芸術大学・美術館での「大吉原展」を見てきました。事前宣伝にいろいろ批判が殺到した展覧会ですが、実際見てみるとそもそも批判に足るほどの内容がないと云うか、もうちょっと見せ方に工夫が欲しいですねえ。吉原と歌舞伎の関連でも出せば浮世絵たくさんあるのになあ。

遊郭文化と歌舞伎

*上は撮影OKの模型展示です。

  


2024/3/29

「明日のメルマガ」

明日(30日)発行のメルマガ第634号は、今月(3月)京都南座での、右近の治兵衛・壱太郎の小春のコンビによる「心中天網島〜河庄」の観劇随想をお届けすることにしました。

上方和事のフォルム〜二代目右近の治兵衛・初代壱太郎の小春


2024/4/1

「旧暦」

本日(1日)は、旧暦では如月(2月)23日になります。


2024/4/2

「6月歌舞伎座・六代目時蔵襲名」

本年(2024)6月歌舞伎座での、時蔵の初代萬壽(まんじゅ)・梅枝の六代目時蔵の、襲名披露興行の内容が発表になりましたね。襲名披露狂言は、初代萬壽が「山姥」の山姥、六代目時蔵が「妹背山・御殿」のお三輪だそうです。


2024/4/3

「歌舞伎座」

本日(3日)は歌舞伎座で、4月大歌舞伎の夜の部を見てきました。演目は、仁左衛門と玉三郎のコンビによる「於染久松色読販」と「神田祭」他。舞台については、そのうち書くかも知れません。

  

*あいにくの雨模様。


2024/4/8

「琴平町」

本日(8日)は、香川県琴平町へ四国こんぴら歌舞伎大芝居観劇のための前泊です。吉之助にとっては2006年(平成18年)以来18年ぶりのこんぴら歌舞伎遠征です。あいにくの小雨模様でしたが、琴平町内を散策しました。


2024/4/9

「旧暦」

本日(9日)は、旧暦では弥生(3月)朔日になります。


2024/4/9

「こんぴら歌舞伎」

本日(9日)は、琴平町金丸座で(コロナ・パンデミックなどの事情により中断されていたため)5年ぶりに開催された四国こんぴら歌舞伎大芝居・第一部・第二部を見てきました。演目は、幸四郎の十兵衛・鴈治郎の平作による「伊賀越道中双六・沼津」、壱太郎のお七他による「松竹梅湯島掛額」など。ご当地ならではの演出を加えて愉しめました。舞台については、そのうち書く予定にしてます。

四代目鴈治郎の平作・十代目幸四郎の十兵衛〜こんぴら歌舞伎の「沼津」

初代壱太郎・初役の「櫓のお七」

  


2024/4/10

「金毘羅さん」

本日(10日)は快晴で、琴平町の象頭山にある金毘羅大権現をお参りし、さらにお隣りの善通寺市にある善通寺などをお参りしてきました。その後、高松市内に宿泊しました。

*上は金刀比羅宮・本宮。下は奥社。


2024/4/11

「志度寺」

本日(11日)は、さぬき市志度にある志度寺(しどじ・しどうじ)をお参りし、次いで当地出身である平賀源内資料館など見学しました。その後、飛行機で東京へ無事帰着。

*上は海女の墓。縁起に語られる海女の玉取り説話は謡曲「海人(あま)」のもととなるものです。


2024/4/12

「裏表太閤記」

本年(2024)7月歌舞伎座・夜の部で「裏表太閤記」が上演されるそうです。基は昭和56年(1981)4月明治座で初演された三代目猿之助歌舞伎・通し狂言「裏表太閤記〜千成瓢猿顔見勢」(せんなりひさごましらのかおみせ)で昼夜1日掛りで上演されたものですが、珍しいところに目を付けたものです。しかし、今回は夜の部だけだから・半分強がカットになってしまうわけだが、これでもいいんですかねえ。

*昭和56年(1981)4月明治座・「裏表太閤記」初演チラシ


2024/4/17

「ムーティ」

本日(17日)は上野の東京文化会館へ、東京春音楽祭のリッカルド・ムーティ指揮東京春祭管弦楽団によるヴェルディ:歌劇「アイーダ」を聴いてきました。演奏会形式であるせいもあってオペラティックというよりもシンフォニックな印象はありましたが、さすがムーティと云うか、密度がとても高い演奏でありましたね。


2024/4/19

「歌舞伎座」

本日(19日)は歌舞伎座の4月大歌舞伎の昼の部を見てきました。演目は、梅玉の与兵衛による「双蝶々曲輪日記・引窓」、愛之助の団七九郎兵衛・お辰二役による「夏祭浪花鑑」など。舞台については、そのうち書くつもりです。

放生会の物語〜四代目梅玉の与兵衛


2024/4/20

「明日のメルマガ」

明日(21日)発行のメルマガ第635号は、先月(3月)京都南座での、壱太郎初役の滝夜叉姫による「忍夜恋曲者・将門」の観劇随想をお届けすることにしました。

初代壱太郎・初役の滝夜叉姫


2024/4/21

「講話会」

本日(21日)は講話会で、今月(4月)のこんぴら歌舞伎遠征のお話を中心として、ご当地狂言である「研辰の討たれ」、「花上野誉碑・志渡寺」のことなどもお話ししました。

*東京駅丸の内口から皇居方向を臨む。


2024/4/28

「本日のメルマガ」

本日(28日)発行のメルマガ第636号は、今月(4月)琴平町金丸座での四国こんぴら歌舞伎大芝居の、壱太郎による「櫓のお七」、幸四郎・鴈治郎らによる「伊賀越道中双六・沼津」の観劇随想をお届けすることにしました。

初代壱太郎・初役の「櫓のお七」

四代目鴈治郎の平作・十代目幸四郎の十兵衛〜こんぴら歌舞伎の「沼津」


2024/5/1

「旧暦」

本日(1日)は、旧暦では弥生(3月)23日になります。


2024/5/3

「サイトの記事」

先月(4月)歌舞伎座の、梅玉の与兵衛による「双蝶々曲輪日記〜引窓」の観劇随想が完結しました。

放生会の物語〜四代目梅玉の与兵衛


2024/5/5

「明日のメルマガ」

明日(6日)発行のメルマガ第637号は、先々月(3月)歌舞伎座での、菊之助・初役の松王による「寺子屋」の観劇随想をお届けすることにしました。

五代目菊之助の松王・四代目梅枝の千代


2024/5/7

「歌舞伎座」

本日(7日)は、あいにくの雨模様でしたが、歌舞伎座の団菊祭五月大歌舞伎・夜の部を見てきました。演目は、菊之助の政岡による「伽羅先代萩」、梅玉の藤十郎・松緑の富蔵による「四千両小判梅葉」。舞台については、そのうち書くと思います。団十郎の仁木が花道スッポンからセリ上がる絶妙のタイミングで「草競馬」の携帯着信メロディが鳴り響くシュールな瞬間あり。

五代目菊之助の政岡・七代目丑之助の千松

  


2024/5/8

「旧暦」

本日(8日)は、旧暦であると卯月(4月)朔日になります。


2024/5/10

「サイトの記事」

連載中にしばらくの中断が入りましたけど、昭和43年10月国立劇場での通し狂言「天衣紛上野初花」映像の観劇随想がやっと完結しました。

八代目幸四郎の河内山・十四代目勘弥の直次郎


2024/5/12

「プラシド・ドミンゴ」

本日(12日)は上野の東京文化会館へ、プラシド・ドミンゴ(83歳)のコンサートを聴いてきました。前々回来日(22年・ゲオルギウと)も前回来日(23年・カレラスと)もパスしたけれど、今回は「これが最後だ」と言われると、聴きに行かないわけにいかないじゃないの。吉之助も50年来聴いてきた特別な歌手ですから。ホントお世話になりました。

  


2024/5/18

「明日のメルマガ」

いやはや今日(18日)は暑い。ところで明日(19日)発行のメルマガ第638号は、今月(5月)歌舞伎座での、菊之助の政岡・丑之助の千松による「伽羅先代萩」の観劇随想をお届けすることにしました。

五代目菊之助の政岡・七代目丑之助の千松


2024/5/20

「講話会」

本日(20日)は恒例の講話会で、「伽羅先代萩」(今月歌舞伎座)・「妹背山婦女庭訓」(来月歌舞伎座)など直近の歌舞伎に関連する話題などをお話しいたしました。

*銀座の歩行者天国。人通り多し。


2024/5/20

「歌六さん」

歌舞伎座の夜の部に出演の歌六さんが、体調不良のため本日(20日)から休演するとのことです。お大事にしてください。

(追記)千秋楽・26日に舞台復帰するとのことです。


2024/5/22

「歌舞伎座」

本日(22日)は、歌舞伎座の団菊祭五月大歌舞伎の昼の部を見てきました。演目は、男女蔵の弾正による「毛抜」(四代目左団次追善)、団十郎の長兵衛・菊之助の十郎左衛門による「番隨長兵衛」など。

溶解する二つの「愛の物語」〜「鴛鴦襖恋睦」

  


2024/5/24

「新作歌舞伎」

歌舞伎座8月納涼歌舞伎・第3部で、人気作家・京極夏彦氏が歌舞伎のために書き下ろした新作「狐花 葉不見冥府路行」(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)を上演し、同時に小説版も刊行するそうです。興味深い試みだと思いますけど、果たしてどんな舞台になるでしょうかね。

京極堂新作歌舞伎・「狐花」

  


2024/5/26

「明日のメルマガ」

ところで明日(27日)発行のメルマガ第639号は、先日(3月)歌舞伎座での、幸四郎の福岡貢ほかによる通し狂言「伊勢音頭恋寝刃」の観劇随想をお届けすることにしました。

ピントコナ再考〜十代目幸四郎の福岡貢


2024/5/27

「二人菊五郎」

もうそろそろかとは思っていましたが、本日(27日)松竹発表によれば、来年(2025)5月・6月歌舞伎座で、菊之助が八代目菊五郎を、丑之助が六代目菊之助を襲名することが決まったとのことです。一方、現・七代目菊五郎は名前を変えることなく・そのまま「菊五郎」を全うするそうで、歌舞伎の長い歴史のなかでも同じ時期に同じ大名跡の役者が二人存在するのは前例がないことだそうです。おめでとうございます。

*なお襲名披露演目は、5月が「二人道成寺」・「口上」・「弁天小僧」、6月が「車引」・「寺子屋」・「口上」・「連獅子」だそうです。


2024/6/1

「旧暦」

本日(1日)は、旧暦では卯月(4月)25日になります。


2024/6/5

「インバル」

本日(5日)は池袋・東京芸術劇場へ、東京都交響楽団の記念すべき1,001回目の定期演奏会で、エリアフ・インバル指揮によるブルックナー:交響曲第9番(2021-22年SPCM版・第4楽章付き・日本初演)を聴いて来ました。SPCMは第4楽章補筆校訂に関った4人の研究者の頭文字を取ったもの。骨太い立派な演奏で、都響の金管セクションがよく頑張りました。演奏後に最終校訂者ジョン・A・フィリップス氏を交えたアフター・トークあり。

ブルックナー:交響曲第9番・第4楽章完成版のこと

*アフタートーク・セッションでのインバル氏とフィリップス氏。


2024/6/6

「旧暦」

本日(6日)は、旧暦では皐月(5月)朔日になります。


2024/6/7

「明日のメルマガ」

ところで明日(8日)発行のメルマガ第640号は、先日(5月)歌舞伎座での、松也・右近・萬太郎の若手花形による舞踊「鴛鴦襖恋睦」の観劇随想をお届けすることにしました。

溶解する二つの「愛の物語」〜「鴛鴦襖恋睦」


2024/6/8

「デュトワ」

本日(8日)は、すみだトリフォニーホールで、シャルル・デュトワ指揮新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会を聴いて来ました。曲目はハイドン:交響曲第104番「ロンドン」、ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年原典版)、ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲。デュトワならば後半プロが良いのは当然のことですが、今回はハイドンもとても素敵な出来でありました。


2024/6/12

「六代目時蔵襲名」

本日(12日)の東京は今年初めての真夏日でしたが、歌舞伎座へ6月大歌舞伎・昼の部を見てきました。演目は、梅枝改め六代目時蔵襲名のお三輪初役による「妹背山婦女庭訓・御殿」など。舞台については、そのうち書くつもりです。

六代目時蔵への期待〜初役のお三輪

  

*千住博デザインによる祝幕。


2024/6/14

「鑑賞教室」

本日(14日)は、サンパール荒川(荒川区民会館)へ国立劇場主催の歌舞伎鑑賞教室に行ってきました。演目は、鴈治郎の忠兵衛・高麗蔵の梅川・亀鶴の八右衛門による「恋飛脚大和往来〜封印切」。舞台については、そのうち書くかも知れません。

四代目鴈治郎・二代目亀鶴の「封印切」


2024/6/16

「講話会」

本日(16日)は講話会で、直近の歌舞伎の話題から、「伊勢音頭」・「四谷怪談」・「鴛鴦」などを材料にお話しをいたしました。

*銀座の歩行者天国。


2024/6/20

「歌舞伎座」

本日(20日)は、歌舞伎座へ6月大歌舞伎の夜の部を見てきました。演目は、時蔵改め初代萬寿襲名披露・五代目梅枝初舞台の「山姥」、初代陽喜・初代夏幹初舞台の「魚屋宗五郎」など。舞台については、そのうち書くかも知れません。

二代目獅童・初役の魚屋宗五郎

十五代目仁左衛門の「鮓屋」の権太

*ビートたけしデザインによる祝幕。

  


2024/6/21

「明日のメルマガ」

ところで明日(22日)発行のメルマガ第641号は、今月(6月)歌舞伎座での、新・六代目時蔵襲名のお三輪による「妹背山婦女庭訓〜御殿」の観劇随想をお届けすることにしました。

六代目時蔵への期待〜初役のお三輪


2024/6/23

「ロイヤル・オペラ」

本日(23日)は東京文化会館での英国ロイヤル・オペラ公演で、本年度で音楽監督を退任するアントニオ・パッパーノ指揮によるプッチーニ:歌劇「トゥーランドット」を聴いて来ました。アンドレイ・シェルバン演出の「トゥーランドット」は、吉之助が1986年9月ロイヤル・オペラ初来日の時に見て以来・実に38年ぶりのことですが、依然として同曲の最も優れた演出のひとつであることが再確認出来ました。

歌舞伎ファンへのお勧めオペラ:ロイヤル・オペラの「トゥーランドット」

  


2024/6/27

「サイトの記事」

だんだん暑くなってきましたねえ。さて今月(6月)歌舞伎公演から観劇随想を2本、短期連載にてアップします。

二代目獅童・初役の魚屋宗五郎

四代目鴈治郎・二代目亀鶴の「封印切」


2024/6/29

「船乗り込み」

本日(29日)は、7月大阪松竹座の大歌舞伎興行(3日初日)を前に出演者らをお披露目する「船乗り込み」が行なわれたので、Youtubeライヴで現地の映像を拝見しました。なお吉之助は来月(7月)大阪へ見に行く予定にしています。


2024/7/1

「旧暦」

本日(1日)は、旧暦であると皐月(5月)26日になります。


2024/7/3

「大阪」

本日(3日)は、明日(4日)大阪松竹座・7月大歌舞伎を観劇のための前泊となります。大阪も暑いですが、湿気が少ないのか、東京よりも風が涼しいように感じました。

*四天王寺の西門。


2024/7/4

「松竹座」

本日(4日)は、大阪松竹座・7月大歌舞伎・昼の部と夜の部を見てきました。演目は、初代萬寿襲名披露・五代目梅枝初舞台の「重の井子別れ」、仁左衛門による「鮓屋」、六代目時蔵襲名披露の「嫗山姥」など。舞台については、そのうち書くつもりです。

「重の井子別れ」を人情で読む初代萬寿襲名の重の井

十五代目仁左衛門の「鮓屋」の権太

六代目時蔵・初役の八重桐

  

*千住博デザインによる祝幕。

     


2024/7/5

「東京帰着」

本日(5日)は夕刻に東京帰着。本日は全国的に記録的な猛暑であったようですね。


2024/7/6

「旧暦」

本日(6日)は、旧暦であると6月(水無月)朔日になります。


2024/7/6

「本日のメルマガ」

ところで本日(6日)発行のメルマガ第642号は、先月(6月)歌舞伎座での、獅童・初役による「魚屋宗五郎」の観劇随想をお届けすることにしました。

二代目獅童・初役の魚屋宗五郎


2024/7/12

「明日のメルマガ」

ところで明日(13日)発行のメルマガ第643号は、今月(7月)大阪松竹座での、初代萬寿襲名の重の井、五代目梅枝初舞台の三吉による、「恋女房染分手綱〜重の井子別れ」の観劇随想をお届けすることにしました。

「重の井子別れ」を人情で読む初代萬寿襲名の重の井


2024/7/13

「梅玉さん休演」

今月(7月)歌舞伎座・昼の部・「星合世十三團」に源義経役で出演中の梅玉さんが、体調不良のため、本日(13日)から当面の間、休演するとのことです。お大事にしてください。

(追記)なお代役は松也さんだそうです。

(追記)梅玉さんは本日(18日)に舞台復帰したとのことです。ご無理なさらず。(7月18日記)


2024/7/20

「猛暑」

暑いですねえ。関東の梅雨明けは18日でしたが、このところの気温の変動の激しさに身体が付いていけず、頭が働きません。サイト更新が滞っていますが、そのうち書きますのでゆっくりお待ちください。


2024/7/24

「歌舞伎座」

本日(24日)は歌舞伎座の七月大歌舞伎・夜の部・千秋楽を見てきました。演目は、幸四郎の豊臣秀吉・ほか若手花形出演による「裏表太閤記」。三代目猿之助による初演(昭和56年・1981・4月明治座)は見ましたけれど・記憶のなかにあまり残っていませんでしたが、みなさん元気良くやってるのを見て、少し記憶が蘇ってきました。白鸚さんお元気で何よりでした。

43年振りの「裏表太閤記」再演

  


2024/7/31

「猛暑」

猛暑ですが、所要でやむを得ず都心に出かけました。JR上野駅公園口は夏休み中ということもあって、この暑いのに人出が多いですねえ。熱中症にご用心ください。


2024/8/1

「旧暦」

ところで本日(1日)は、旧暦であると水無月(6月)27日になりますね。


2024/8/3

「明日のメルマガ」

明日(4日)発行の、メルマガ第644号は、先月(7月)大阪松竹座での、六代目時蔵襲名披露の「嫗山姥」の観劇随想をお届けすることにしました。

六代目時蔵・初役の八重桐


2024/8/4

「旧暦」

暑いですねえ。本日(4日)は、旧暦であると文月(7月)朔日になります。


2024/8/4

「歌舞伎座」

10月歌舞伎座の演目が本日(4日)発表になりましたけど、玉三郎さんの「婦系図」のお蔦は初役ではないでしょうかね。(主税は仁左衛門さんです。これも楽しみです。)このところの玉三郎さんの役の選択は、興味深いものがありますね。

*追記:昭和58年(1983)4月新橋演舞場以来41年ぶりの2度目だそうです。


2024/8/9

「ハーディング」

暑いですねえ。本日(9日)はサントリーホールで、ダニエル・ハーディングと東京都交響楽団の初顔合わせを聴いて来ました。曲目は、ベルクの7つの初期の歌(ソプラノ独唱ニカ・ゴリッチ)とマーラー:交響曲第1番「巨人」。昔(新日本フィル時代)のハーディングのマーラーはインテンポが基調だったと記憶しますが、今回は随分仕掛けてきたなと思いました。ハーディングの追い込みに都響が付いていけず・やや粗い仕上がりなれども、客席は沸いておりましたね。


2024/8/10

「旧暦」

本日(10日)が旧暦であると文月(7月)7日・つまり旧七夕になります。暑さもこの辺りでピークになって・そろそろ涼しい方へ向かって欲しいですねえ。


2024/8/10

「顔見世中止」

本日(10日)松竹発表によれば、恒例の顔見世が予定されていた来る11月に、急遽・舞台機構設備の工事を行なうことになったため、顔見世興行を取りやめて・若手中心の代替公演「ようこそ歌舞伎座へ」を行なうことに決めたそうです。それにしても顔見世がないと云うのは、何だか寂しいことですね。


2024/8/20

「歌舞伎座」

来年(2025)に松竹が創業130年を迎えるそうで、節目の年を記念して歌舞伎座にて三大名作歌舞伎の一挙上演が企画され、3月に「仮名手本忠臣蔵」・9月に「菅原伝授手習鑑」・10月に「義経千本桜」の順番で上演がされることになったそうです。来年は八代目菊五郎襲名もありますし、いろんな意味で世代交代が強く印象付けられる年と云うことになりそうです。


2024/8/21

「松岡正剛さん死去」

本日報道によれば、著述家の松岡正剛さんが先日(12日)亡くなったとのことです。一見お分かりにならないと思いますけど、吉之助のサイト「歌舞伎素人講釈」の編集コンセプトは、若き日の松岡さんが創刊した雑誌「遊」から少なからずの影響を受けたものであると自己認識を致しております。その意味でお付き合いは50年超と云うことになりますが、大変お世話になりました。ご冥福をお祈りいたします。

松岡正剛さんのこと


2024/8/22

「アクセス85万」

どうやら本日(22日)、サイト・トップ頁のアクセス・カウンターが85万に到達したようです。毎度ご訪問ありがとうございます。


2024/8/23

「歌舞伎座」

相変らず暑いですが、本日(23日)は歌舞伎座へ、8月納涼歌舞伎の第2部と第3部を見てきました。演目は勘九郎初役による「髪結新三」、作家京極夏彦氏の書下ろし新作による「狐花」など。舞台については、そのうち書くと思います。

新三の「怒気」について〜六代目勘九郎・初役の新三

京極堂新作歌舞伎・「狐花」

  

  


2024/8/31

「明日のメルマガ」

明日(1日)発行の、メルマガ第645号は、今月(8月)歌舞伎座での、京極夏彦氏の新作歌舞伎・「狐花」の観劇随想をお届けすることにしました。

京極堂新作歌舞伎・「狐花」


2024/9/1

「旧暦」

本日(1日)は、旧暦であると文月(7月)29日になります。


2024/9/3

「ムーティ」

本日(3日)から約2週間、リッカルド・ムーティによる「イタリア・オペラ・アカデミー vol.4」が始まります。お題はヴェルディ:歌劇「アッティラ」で、本日は中目黒の東京音楽大学構内・TCMホールにて、ムーティによる作品解説でした。ムーティ83歳ですが、2時間10分ほど立ちっぱなし・しゃべりっぱなしで・指揮をして、相変わらずエネルギッシュなことです。

「プロローグとは行動(アクション)が起こる前と云うことです。だからプロローグでは、音楽だけでドラマティックなシチュエーションを描いてみせなければなりません。演出家はここでいろんなことをしたがるだろうが、それは不要なことですね。」

  

*素敵なキャンパスでした。


2024/9/3

「旧暦」

本日(3日)は、旧暦であると葉月(8月)朔日になりますね。少し秋の気配になってきたような。


2024/9/4

「研の會」

「イタリア・オペラ・アカデミー」の最中ですが、本日(4日)は浅草公会堂へ、尾上右近の自主公演・「研の會」を見てきました。演目は、右近初役の玉手御前による「摂州合邦辻」、右近の親獅子・真秀の子獅子による「連獅子」の二本立て。舞台については、いずれ書く予定にしています。

二代目右近・初役の玉手御前


2024/9/5

「ムーティ」

本日(5日)は大手町・SMBCホールにて、リッカルド・ムーティによる「イタリア・オペラ・アカデミー」のヴェルディ:歌劇「アッティラ」のリハーサルの第2日を聴講しました。本日はオーケストラ・リハーサル(ソリスト付き)と、ソリストのピアノ・リハーサル。

「細かいことを言っているようだが、私(ムーティ)は音楽的な正確さにこだわっているのではなく、演劇的な根拠を求めているのです。」


2024/9/6

「ムーティ」

本日(6日)は大手町・SMBCホールにて、リッカルド・ムーティによる「イタリア・オペラ・アカデミー」のヴェルディ:歌劇「アッティラ」のリハーサルの第3日を聴講しました。本日はオーケストラ・リハーサル(ソリスト付き)と、合唱のピアノ・リハーサル。

(指揮者に)「メロディーばかり振らないでください。オケをサポートせねばならないところを指揮してあげてください。」


2024/9/8

「ムーティ」

本日(8日)は南池袋・東京音楽大学内・100周年記念ホールにて、リッカルド・ムーティによる「イタリア・オペラ・アカデミー」のヴェルディ:歌劇「アッティラ」のリハーサルの第4日を聴講しました。本日はオーケストラ・リハーサル(ソリスト・合唱付き)。

(指揮者に)「演奏者は鏡の前で練習することもできますが、指揮は指揮台の上でしか練習することが出来ない。オケのみんなの前で失敗して・恥をかきながら学んでいくしかないのです。あなたの失敗はみんなお見通しです。その時は素直に間違えましたと云えばいいのです。」


2024/9/10

「ムーティ」

本日(10日)は南池袋・東京音楽大学内・100周年記念ホールにて、リッカルド・ムーティによる「イタリア・オペラ・アカデミー」のヴェルディ:歌劇「アッティラ」のリハーサルの第6日(最終日)を聴講しました。本日はオーケストラ・リハーサル(ソリスト・合唱付き)。この後ゲネプロを経て、本番公演は16日の予定となります。

「歌劇「アッティラ」の要素は二つあって、一つはアッティラの物語と云うことですが、もう一つはヴェルディにはイタリアをひとつにする(統一する)という目標があったと云うことです。だから本作は革命的な作品なのです。このことをよく考えてみてくださいね。」

*東京音楽大学キャンパス近くの、雑司ヶ谷 鬼子母神堂。


2024/9/12

「歌舞伎座」

本日(12日)は歌舞伎座へ、秀山祭9月大歌舞伎・昼の部と夜の部を見てきました。演目は、菊之助の玉手御前による「摂州合邦辻」、玉三郎の定高・松緑の大判事による「妹背山・吉野川」、幸四郎の弁慶・菊之助の富樫による「勧進帳」など。舞台については、そのうち書くと思います。

五代目菊之助の玉手・五代目歌六の合邦

「花渡し」の役割五代目玉三郎の定高

端正な「勧進帳」〜十代目幸四郎の弁慶・五代目菊之助の富樫

  

     


2024/9/16

「ムーティ」

本日(16日)は「イタリア・オペラ・アカデミー vol.4」の最終日で、渋谷のオーチャード・ホールでのリッカルド・ムーティによるヴェルディ:歌劇「アッティラ」(演奏会形式)を聴いてきました。最前列で見た83歳ムーティの本番の指揮ぶりは無駄がなく・要所を締めてホント凄かった。凄かったとしか言いようがないですねえ。ヴェルディ音楽の使徒としての使命感に満ち溢れていました。それじゃあそろそろ歌舞伎の方へ戻ることにしますか。

リッカルド・ムーティ語録4:歌劇「アッティラ」

  


2024/9/20

「明日のメルマガ」

相変わらず暑いですねえ。ところで明日(21日)発行の、メルマガ第646号は、先月(8月)歌舞伎座での、勘九郎・初役の新三による「髪結新三」の観劇随想をお届けすることにしました。

新三の「怒気」について〜六代目勘九郎・初役の新三


2024/9/26

「木ノ下歌舞伎」

本日(26日)は池袋・東京芸術劇場・プレイハウスへ、木ノ下歌舞伎の現代劇版・「三人吉三廓初買」を見てきました。休憩時間込み5時間20分の長丁場でしたが、スピード感を以て一気に見せました。歌舞伎役者も頑張らなくちゃいけませんね。本日は木ノ下裕一他によるアフタートーク付き。この舞台については、後ほど書く予定にしています。

木ノ下歌舞伎の現代劇版「三人吉三」

  


2024/9/27

「明日のメルマガ」

明日(28日)発行の、メルマガ第647号は、今月(9月)浅草公会堂での、右近・初役の玉手御前による「摂州合邦辻〜合邦庵室」の観劇随想をお届けすることにしました。

二代目右近・初役の玉手御前


2024/10/1

「旧暦」

本日(1日)は、旧暦であると葉月(8月)29日になります。


2024/10/3

「旧暦」」

本日(3日)は、旧暦であると長月(9月)朔日になります。


2024/10/3

「歌舞伎座」

本日(3日)は歌舞伎座へ、10月大歌舞伎・夜の部を見てきました。演目は、玉三郎のお蔦・仁左衛門の早瀬主税による「婦系図」、玉三郎の六条御息所・染五郎の光源氏による「源氏物語」。舞台については、そのうち書くと思います。

「湯島の境内」・五代目玉三郎のお蔦

  


2024/10/8

「エマール」

本日(8日)はあいにくの雨模様でしたが、上野の東京文化会館・小ホールでの、ピエール=ロラン・エマールのピアノ・リサイタルを聞いて来ました。エマール自身の構成によりリゲティの小品集「ムジカ・リチェルカータ」・「ピアノのための練習曲」の曲の間に、ベートーヴェンのバガテル、ショパンの練習曲、ドビュッシーの練習曲を挟み込むという、意欲的・かつ実験的なプログラム。こういうのは実際に聴いてみなければ、その面白さは分かりません。なかなか刺激的な演奏でした。

  


2024/10/11

「明日のメルマガ」

明日(12日)発行の、メルマガ第648号は、先月(9月)歌舞伎座での、玉三郎の定高による「妹背山婦女庭訓〜花渡し・吉野川」の観劇随想をお届けすることにしました。

「花渡し」の役割五代目玉三郎の定高


2024/10/12

「ザ・カブキ」

本日(12日)は上野の東京文化会館へ、東京バレエ団創立60周年記念公演・「ザ・カブキ」(モーリス・ベジャール振り付け作品)を観てきました。「ザ・カブキ」は今から38年前の1986年(昭和61年)4月東京バレエ団初演。歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」からインスピレーションを得たもので、海外公演でもいつも好評を博してきた作品です。この舞台については、そのうち何か書く予定にしています。

38年目のモーリス・べジャール・「ザ・カブキ」

  


2024/10/20

講話会」

やっと秋らしい天気になりましたね。本日(20日)は、夏季をお休みにしていたので・久しぶりに講話会を行いました。話題は、イタリア・オペラ・アカデミーのお話から、夏の間の歌舞伎の話題まで多岐に渡りました。

*銀座の歩行者天国。外国人観光客多し。


2024/10/22

どうなる?国立劇場」

本日(22日)は近くに用事があったので、まもなく閉場して1年になろうとする国立劇場跡地に寄って来ました。前庭の植栽は手入れされています。建て替えの・3回目の入札も未だ行われないまま、宙ぶらりんの状態ですねえ。


2024/10/23

俊寛」

昨日(22日)、鹿児島県三島村・硫黄島で、勘九郎・七之助らが「三島歌舞伎」を開催しました。天候が心配されましたが、無事に「俊寛」を上演出来たそうです。父・十八代目勘三郎が1996年・2011年と「俊寛」を二度上演し、今回上演が13年ぶりのこと。父上への良い追善供養になりましたね。


2024/10/25

文化功労者」

本年度(2024)の文化功労者が発表されて、伝統芸能関連では、文楽・人形遣いの吉田和生さん、評論の渡辺保さんが授賞とのことです。おめでとうございます。


2024/10/25

歌舞伎座」

本日(25日)は、10月大歌舞伎・昼の部を見てきました。演目は、菊之助初役の俊寛による「平家女護島・俊寛」など。舞台については、そのうち書くかも知れません。

五代目菊之助・初役の俊寛


2024/10/26

サイトの記事」

今月(10月)のベジャールの「ザ・カブキ」観劇随想に、長らく引っ掛かっていた件について、若干長めの追記をしました。これで本稿完結といたします。

38年目のモーリス・べジャール・「ザ・カブキ」


2024/10/26

明日のメルマガ」

明日(27日)発行の、メルマガ第649号は、今月(10月)歌舞伎座での、玉三郎のお蔦・仁左衛門の主税のコンビによる「婦系図〜湯島の境内」の観劇随想をお届けすることにしました。

「湯島の境内」・五代目玉三郎のお蔦


2024/11/1

旧暦」

本日(1日)は、旧暦では神無月(10月)朔日になりますね。


2024/11/1

明日のメルマガ」

明日(2日)発行の、メルマガ第650号は、先月(10月)東京文化会館での東京バレエ団公演、モーリス・ベジャールの「ザ・カブキ」の観劇随想をお届けすることにしました。

38年目のモーリス・べジャール・「ザ・カブキ」


2024/11/6

ようこそ歌舞伎座へ」

本日(6日)は歌舞伎座へ行ってきました。舞台機構設備の工事のため恒例の顔見世興行を取りやめて、若手中心の代替公演「ようこそ歌舞伎座へ」となったものです。演目は、左近・歌昇・亀蔵らによる「三人吉三・大川端」など。

「大川端」の位置付け〜三代目左近のお嬢吉三

  

*撮影コーナーの解説・虎之介と動物キャラたち。


2024/11/8

明治座」

本日(8日)は、浜町の明治座へ11月花形歌舞伎の夜の部を見て来ました。演目は、勘九郎初役の佐々木高綱による「鎌倉三代記」、七之助の早替りによる「お染の七役」。どちらもなかなか面白い出来でありました。舞台については、そのうち書くつもりです。

六代目勘九郎・初役の佐々木高綱

二代目七之助の「お染の七役」

  


2024/11/8

吉田蓑助さん死去」

報道によれば、昨日(7日)文楽人形遣いの吉田蓑助さんが亡くなったとのことです。華やかななかにも色気ある人形を堪能させてくれました。ご冥福をお祈りいたします。


2024/11/17

講話会」

本日(17日)は講話会で、「三人吉三・大川端」・「鎌倉三代記」など最近上演された舞台の話題などお話しをいたしました。やっと秋らしい良い天気になったので、銀座の人通りも多かったようでした。

*銀座の歩行者天国。


2024/11/18

デジタルエンタメトレイン」

頭の固い吉之助には具体的にイメージが出来ないのですが、備忘録としてメモしておきます。本日(18日)、JR東日本と松竹が10年間にわたる包括的業務提携を発表し、旅行者が移動中でもコンテンツ(歌舞伎?)を楽しめる「デジタルエンタメトレイン」など様々な提案をこれからしていくそうです。インバウンド(訪日観光客)の取り込みが狙い。記者会見に登場した菊之助は、「新しい文化創造には、進化し続ける精神が必要。歌舞伎にとっても大きなチャレンジになる」とコメントしました。歌舞伎の再活性化のきっかけになれば良いですね。

*プレス・リリース資料の1頁目。


2024/11/22

明日のメルマガ」

明日(23日)発行の、メルマガ第651号は、今月(11月)明治座での、勘九郎・初役の佐々木高綱による「鎌倉三代記・絹川村閑居」の観劇随想をお届けすることにしました。

六代目勘九郎・初役の佐々木高綱


2024/11/23

団蔵さん死去」

本日(23日)松竹発表によると、先日・19日に団蔵さんが亡くなったそうです。73歳はマダ早い。最後の舞台は本年5月歌舞伎座の「四千両」隅の隠居であったそうです。ご冥福をお祈りします。


2024/11/23

晩秋の夕べ」

本日(23日)は錦糸町のすみだトリフォニーホールへ、「坂東玉三郎・晩秋の夕べ」に行ってきました。内容は、玉三郎さんと落語家の春風亭小朝さんとの対談、休憩の後、落語「中村仲蔵」(小朝)、地唄舞「葵の上」(玉三郎・素踊り)。興味深いお話がいろいろ聞けました。

  


2024/11/26

松竹コメント」

備忘録としてメモしておきます。今月(11月)25日頃の更新かと思われますが、歌舞伎美人サイトの、来月(12月)歌舞伎座公演詳細に、以下のようなコメントが掲載されました。

『松竹株式会社は、人権や多様性、社会理念を常に重視、尊重しておりますが、歌舞伎においては、作品の時代背景や原作の意図などに照らした表現、演出をあえてそのまま上演する場合がございます。なにとぞご理解、ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。』

このような告知を松竹が行うのは、多分今回が初めてのことかと思います。歌舞伎・或いは伝統芸能も、何かと気を遣わねばならぬ時代になったと思いますね。


2024/11/27

ラトル」

本日(27日)はサントリー・ホールでの、サイモン・ラトル指揮バイエルン放送交響楽団の演奏会を聴いてきました。曲目は、リゲティ:アトモスフェール、ワーグナー:「ローエングリン」第1幕前奏曲、ベルク:管弦楽のための6つの小品、ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死(以上前半)、後半はブルックナー:交響曲第9番(コールス校訂3楽章版)。先日(6月5日)にインバル指揮で第9番・第4楽章完成版を聴いたので、もう一度3楽章版が聴きたかったのです。いい演奏でした。第3楽章の最後に未解決の余韻を持たせた(完成されなかった第4楽章を予感する)かのような終わり方でしたね。

ブルックナー:交響曲第9番・第4楽章完成版のこと

  


2024/11/30

明日のメルマガ」

明日(12月1日)発行の、メルマガ第652号は、先日(11月)明治座での、七之助の七役早替りによる「於染久松色読販〜お染の七役」の観劇随想をお届けすることにしました。

二代目七之助の「お染の七役」


2024/11/30

愛之助さん休演」

明日(12月1日)から京都南座の顔見世興行が始まりますが、昨日(29日)の「大津絵道成寺」舞台稽古中に愛之助さんが負傷したとのことで、松竹から当面の間は代役を立てて興行を行う旨の発表がありました。ゆっくり治療養生されて、一日も早い舞台復帰をお祈りします。


2024/12/1

旧暦」

令和6年(2024)も早や師走となりました。本日(1日)は、旧暦では霜月(11月)朔日になりますね。






(TOP)      (戻る)