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2019年(平成31年/令和元年)のブログ「歌舞伎素人講釈」記事

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2019/1/1

明けましておめでとうございます。除夜の鐘を鳴らして煩悩落として新しい年を迎えました。「歌舞伎素人講釈」は本年で19年目に入ります。本年もいい舞台を期待したいですね。ちなみに本日(1日)は、旧暦であると11月26日になります。


2019/1/2

本日(2日)は歌舞伎座の初春興行・夜の部を見て来ました。舞台についてはそのうちサイトに書くと思います。お正月の銀座も外国からのお客が多いですね。

十次郎の性根について

人形振りを考える




2019/1/7

本日(7日)は演舞場の初春公演・夜の部を見て来ました。海老蔵初役の俊寛も、鏡獅子も、予想を超えて良い出来でした。麗禾ちゃん・勸玄くん、可愛かった。良い子たちですね。舞台についてはそのうち書くつもりです。

三代目右団次の鳴神・六代目児太郎の絶間姫

十一代目海老蔵初役の俊寛

十一代目海老蔵の「鏡獅子」


2019/1/9

本日(9日)は池袋に行ったついでに、立教大学の傍の、江戸川乱歩記念館(乱歩の旧宅跡)にちょっと立ち寄りました。乱歩と谷崎潤一郎との間に、興味深い同時代的関連があることを知ることが出来ました。

写真は、旧宅土蔵の、乱歩所蔵の書籍。


2019/1/11

本日(11日)は神奈川大学で「歌舞伎のヒロインたち」の第5回目で、本年最初の講座でしたが、「櫓のお七」、「伽羅先代萩」の政岡などを取り上げました。ご参加いただきましたみなさまに御礼申し上げます。


2019/1/12

本日(12日)はロイヤル・オペラハウス・シネマで、ワーグナーの楽劇「ワルキューレ」を見て来ました。これは昨年10月28日の上演映像。解説・休憩時間含むで約5時間は正直疲れますが、その疲れが報われるのがワーグナーの不思議なところです。


2019/1/14

本日(14日)松竹から、来年(2020年)5月に海老蔵さんが十三代目団十郎白猿、勸玄くんが八代目新之助を襲名することが発表されました。改めて今月(1月)演舞場の舞台を思い出せば、その覚悟の程は歴然としていましたね。いい団十郎になってくれると確信しています。おめでとうございます。

「十三代目団十郎白猿襲名に寄せて」


2019/1/15

先日(12日)にお亡くなりになった哲学者・梅原猛先生の数々の著書には吉之助も大変お世話になりました。とても面白かった。歌舞伎にとっては、三代目猿之助のスーパー歌舞伎・第1作「ヤマトタケル」の作者でもあります。ご冥福をお祈りします。


2019/1/17

本日(17日)は表参道へ行ったついでに、根津美術館に寄って企画展「酒呑童子絵巻〜鬼退治のものがたり」を見て来ました。歌舞伎にも出て来る、あの有名なキャラクターです。

写真は、根津美術館庭園。


2019/1/18

本日(18日)は歌舞伎座・初春興行の昼の部を見て来ました。白鸚の一條大蔵卿が素晴らしい出来でした。舞台については、そのうち書くつもりです。

十代目幸四郎が進む道〜 十代目幸四郎の伊左衛門・再演

二代目白鸚の大蔵卿


2019/1/19

明日(20日)発行のメルマガ第489号は、来年に十三代目団十郎白猿の襲名が決まった海老蔵の、今月新橋演舞場の「俊寛」と「鏡獅子」の観劇随想をお届けする予定です。ところで本日(19日)は、旧暦に直すと師走(12月)14日、つまり赤穂義士の討ち入りの日ということになります。

「海老蔵初役の俊寛」

「十一代目海老蔵の鏡獅子」


2019/1/20

本日(20日)は、本年最初の講話会ということで、平成歌舞伎の30年を振り返るということで、六代目歌右衛門、十八代目勘三郎の舞台の思い出話など、その他いろいろ取り交ぜてお話をいたしました。ご参加いただきましたみなさまに御礼申し上げます。


2019/1/25

本日(25日)は神奈川大学での講座「歌舞伎のヒロインたち」の第6回目で、「東海道四谷怪談」のお岩、「色彩間苅豆」の累などを取り上げました。ご参加いただきましたみなさまに御礼申し上げます。


2019/1/28

「深川」  

本日(28日)は深川に用事があったので、ついでに「髪結新三」に出て来る閻魔堂、鶴屋南北宅跡(黒船稲荷)などを見学してきました。探してみると面白ろそうなところが沢山ありそうです。

写真は、閻魔堂がある深川法乗院(上)、鶴屋南北宅跡(黒船稲荷)(下)


2019/1/29

本日(29日)、作家の橋本治さんが死去されたとのことです。歌舞伎にも造詣の深い方で、橋本さんのことはサイトでも何度か取り上げました。橋本さんの文章は吉之助には波長が合いませんでしたが、それでも評論は随分読みました。斜めに切った(捻って見たとでも云うか)問いの立て方には、教えられることが度々でした。ご冥福をお祈りします。


2019/2/1

「旧暦」  

寒い、寒い。ところで本日(1日)は旧暦であると、師走(12月)27日になります。


2019/2/3

「節分」  

本日(3日)は節分、明日は立春(暦のうえではこの日より春)ですが、今年は明日が旧暦の大晦日(30日)となります。今頃が寒さの底なんだなあと云うことが、旧暦だと何だか納得ができるようですね。ところでサイトで連載の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の観劇随想は完結しました。

「物語る者と物語られる者」


2019/2/4

「深川」  

本日(4日)は深川に用事があったので、次いでに深川江戸資料館に行ってきました。江戸の下町の街並みを実物大に再現しており、歌舞伎座舞台での巨大な長屋に慣れてしまった吉之助も改めて感覚の修正が出来ました。

写真は深川江戸資料館の下町の街並みの展示。


2019/2/5

「旧暦」  

本日(5日)が、旧暦での元旦(1月1日)になります。


2019/2/6

本日(6日)は歌舞伎座・初代辰之助33回忌追善の昼の部を見て来ました。辰之助の「暗闇の丑松」は生で見ましたが、その時のお米が菊五郎でした。36年後の今回は菊五郎が丑松を演じたのも感慨深いことです。舞台のことはそのうち書くと思います。

いわゆる義太夫味について

初代辰之助追善の丑松


2019/2/8

本日(8日)は神奈川大学での講座「歌舞伎のヒロインたち」の第7回・シリーズ最終日で、「籠釣瓶」の八つ橋を取り上げました。ご参加いただきましたみなさまに御礼申し上げます。お役に立てたのであれば幸いです。


 


2019/2/10

本日(10日)はMETライヴビューイングでヴェルディの歌劇「椿姫」を見て来ました。これは昨年12月15日の公演映像。メイヤー演出は良い意味でいつもの新派調悲劇に沿ったもの。さすがMETだけに舞台装置も衣装も豪華。
 


2019/2/11

本日(11日)は上野に用事で行った次いでに、東京都美術館での企画展「奇想の系譜〜江戸絵画のミラクルワールド」で若冲、蕭白、芦雪などの絵画を見て来ました。寒い日なのに大層混んでました。


2019/2/13

本日(13日)は歌舞伎座で、初代辰之助33回忌追善の夜の部を見て来ました。「熊谷陣屋」、「名月八幡祭」他。舞台のことはそのうち書く予定にしています。

アンサンブルの成果〜二代目吉右衛門の熊谷直実

初代辰之助追善の縮屋新助

*「名月八幡祭」・松緑の縮屋新助


2019/2/17

本日(17日)は講話会で、今月(2月)歌舞伎座の舞台についての話、平成歌舞伎の30年についての話、時代と世話の表現についてお話など、話題はいろいろでした。お集まりいただきましたみなさまに御礼申し上げます。
 


2019/2/20

本日(20日)は、日頃は歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」で大変お世話になっていながら御無沙汰していました播州赤穂の大石良雄さん宅へお伺いしました。訪問記についてはいずれサイトの記事にする予定です。

播州赤穂訪問記・その1〜息継ぎの井戸、大石邸跡から大石神社まで

播州赤穂訪問記・その2〜清水門、天守台から花岳寺まで

写真は、赤穂城二の丸にある大石内蔵助宅跡長屋門(上)、大石神社参道(下)


 


2019/2/21

「倉敷」  

本日(21日)は、歌舞伎とはあまり関係はないですが、倉敷市の美観地区の大原美術館など見学してきました。

写真は、倉敷市美観地区の大原美術館本館(上)、倉敷川沿いの商家(下)


2019/2/24

本日(24日)はMETライヴ・ビューイングで、チレアの歌劇「アドリア―ナ・ルクヴルール」を見て来ました。これは18世紀前半に実在した女優の悲劇を題材にしたヴェリズモ・オペラで、本年1月12日の上演映像。これは吉之助のMETライヴ本年ラインナップのなかで最も期待したものでしたが、歌手も揃って期待通りの素晴らしい出来となりました。マクヴィカーの新演出も見事。


2019/2/25

昨日(24日)に日本文学研究者のドナルド・キーン先生が亡くなりました。日本文学関係でもお世話になりましたが、オペラの造詣も深い方でした。諸井誠先生が「キーンさんにレコ芸のオペラ評をやってもらいたい」と言ってましたのを思い出します。ご冥福をお祈りします。


2019/2/28

「旧暦」  

雨が降る毎に春に近づいて行くのでしょうが、本日は寒いですねえ。本日(28日)は、旧暦であると1月24日になります。


2019/3/1

昨日(28日)指揮者のアンドレ・プレヴィンが亡くなったとのこと。吉之助にはラフマニノフの演奏が特に印象が強いです。若い頃から聞いていた音楽家が亡くなるのは、寂しいですね。


2019/3/2

明日(3日)発行の、メルマガ第493号は、本年1月歌舞伎座の七之助の「伊達娘恋緋鹿子」(櫓のお七)の観劇随想をお届けすることにしました。

「人形振りを考える」


2019/3/7

「旧暦」  

本日(7日)は、旧暦であると2月1日となります。


2019/3/10

私用で飛騨高山へ行って来ました。特に午前中は良い天気でした。この冬は例年になく雪が少なかったそうで、街中にはまったく雪も残っていませんでした。春の訪れが遅い飛騨地方では、一か月遅い4月3日に雛祭りを行うそうです。

 


2019/3/14

本日(14日)はMETライヴビューイングで、ビゼーの歌劇「カルメン」を見て来ました。これは本年2月2日の公演映像。アラーニャのドン・ホセが素晴らしい歌唱でさすがの出来でした。「カルメン」はやっぱり名作です。


2019/3/15

サイトの更新に若干間が空きましたが、本日(15日)雑談の記事を追加しました。この話題はもうちょっと続きます。


2019/3/16

本日(16日)はロイヤルオペラシネマで、チャイコフスキーの歌劇「スペードの女王」を見て来ました。今回のへアハイム演出は、主人公ゲルマンの恋敵であるエレツキーに作曲者自身を重ね合わせるという奇抜なコンセプト。これが功を奏して、これまでとは違う作品の様相が見えて来ました。


2019/3/17

本日(17日)はサントリー・ホールで、エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団で、お得意のブルックナーの交響曲第8番を聴いて来ました。前半は理性的に進めていましたが、第3楽章の途中から熱さを増した印象でしたねえ。


2019/3/20

本日(20日)は国立小劇場で、扇雀の「御浜御殿」と菊之助の「関の扉」を見て来ました。どんなものかなと案じていたけれど、なかなか面白く見ました。舞台については、そのうち何か書く予定です。

三代目扇雀の綱豊卿・四代目歌昇の助右衛門

五代目菊之助の関兵衛・四代目梅枝の墨染

 


2019/3/22

本日(22日)の東京は5月みたいな暖かさでしたね。歌舞伎座夜の部で、仁左衛門の「盛綱陣屋」・猿之助の「弁天小僧」など。猿之助の弁天はちょっと・・・。舞台についてはそのうち書くかも知れません。

十五代目仁左衛門の盛綱

四代目猿之助の弁天小僧


2019/3/23

「旧暦」  

5月の陽気から一転して冬に逆戻り。本日(23日)は、旧暦だと2月17日ですからねえ。まだまだ寒さにはご用心です。


2019/3/24

本日(24日)は講話会で、先日の赤穂旅行に関し忠臣蔵のお話、3月の歌舞伎の話題を中心にお話をしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/3/27

本日(27日)は歌舞伎座で昼の部・千秋楽を見て来ました。今月は昼も夜も空席が目立ちました。舞台のことは、そのうち書くと思います。

二代目白鸚の又平・四代目猿之助のお徳


2019/3/28

本日(28日)は東京・上野の春音楽祭の、リッカルド・ムーティによる「イタリア・オペラ・アカデミー」で「リゴレット」作品解説を聞いて来ました。「慣習(伝統)には良いこともある、しかし、自分の快楽や観客の拍手を求めて、作曲者の指定に反して、勝手に高い音を出したり長く引き延ばしたりするのは間違いであるし、犯罪だ」ということを盛んに言っていました。これ歌舞伎にも云えます。

写真は満開の上野公園


2019/3/31

本日(31日)は東京・上野の春音楽祭の、リッカルド・ムーティによる「イタリア・オペラ・アカデミー」で「リゴレット」のリハーサルを1日だけ聴講させてもらいました。(東京芸術大学・音楽学部・第6ホール)オペラを作り上げる過程が覗けて大きな収穫がありました。「すべての音符が言葉(歌詞)と結びついている、ヴェルディはしゃべるみたいに歌を書いているんです。」4日の本番が楽しみです。

雑談「オペラと歌舞伎の心情的近似について」

写真は、上野の東京芸術大学


2019/4/1

本日(1日)は昨日のムーティのリハーサルの興奮が残っているのか頭がちょっとダルい。1日聴いただけでもこうなのに、ムーティはこれをゲネプロ・本番含めて7日間朝から晩までみっちりやるのだから、ホント脱帽します。ところで平成もあと一か月。来月(5月)からの新元号が発表になりまして「令和(れいわ)」だそうです。平成も耳慣れるまでに時間が掛かりましたが、令和もすぐ慣れると思いますが、響きは美しいですね。
 


2019/4/4

本日(4日)は東京・上野の春音楽祭の、リッカルド・ムーティ指揮による「リゴレット」本番(抜粋・演奏会式上演)を聴いて来ました。今回はリハーサルも覗けたので、音楽がより立体的に聴こえて面白かったです。ヴェルディにおける管弦楽の大事さがよく分かりました。とりあえずこれで吉之助にとってのムーティ週間は終りました。


2019/4/5

「旧暦」  

旧暦では本日(5日)が弥生(3月)朔日です。吉之助の街は、明日がさくら祭りです。ところでサイトに先月(3月)歌舞伎座の「盛綱陣屋」の観劇随想を加えました。

十五代目仁左衛門の盛綱


2019/4/9

本日(9日)はロイヤル・オペラ・シネマでヴェルディの歌劇「椿姫」を見て来ました。これは本年1月30日の公演映像。ヴィオレッタ役のヤオはなかなかの演技派で、熱が入っていました。ジェルモン役はドミンゴ、歌唱は相変わらず素晴らしく、まだまだお元気なのは何よりでした。


2019/4/12

本日(12日)は、神奈川大学の市民講座で「歌舞伎のヒロインたち」の第2サイクルで、今回は「鏡獅子」をメインに女形舞踊としての獅子物を取り上げました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/4/14

本日(14日)はMETライヴビューイングで、ドニゼッティの歌劇「連隊の娘」を見て来ました。これは本年3月2日の公演映像。吉之助は悲劇好きの方ですが、たまにはこういう肩の凝らない喜劇(オペラ・コミック)も良いものですね。


2019/4/15

本日(15日)は歌舞伎座・夜の部を見て来ました。演目は仁左衛門の「実盛物語」・猿之助の「黒塚」など。舞台についてはそのうち書くと思います。

実盛の負い目〜十五代目仁左衛門の「実盛物語」

四代目猿之助の平成最後の「黒塚」


2019/4/17

本日(17日)は歌舞伎座・昼の部を見て来ました。演目は吉右衛門・菊五郎による「鈴ヶ森」など。吉之助にとっては、これが平成最後の歌舞伎観劇になります。昨日(16日)のパリのノートルダム寺院の火事は、ホントに心が痛む事件でした。


2019/4/20

本日(20日)は池袋・東京芸術劇場で、大野和士指揮東京都交響楽団の演奏会を聴いて来ました。曲目はグリーグのピアノ協奏曲(独奏はニコライ・ルガンスキー)とベルリオーズの幻想交響曲。忘れていたけれど、ベルリオーズは今年が没後150年なんだそうな。この曲久し振りでしたが、ホントに途方もないスケールの交響曲だなあと改めて思いました。


2019/4/21

本日(21日)は平成最後の講話会で、今月の歌舞伎の演目についてのお話など。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/4/26

本日(26日)は神奈川大学の市民講座の「歌舞伎のヒロインたち」の第2サイクルで、平成最後になる今回は「仮名手本忠臣蔵」の戸無瀬・小浪を中心にお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/4/30

本日(30日)東京はあいにくの雨模様ですが、これで平成も終わりかと思うと、何がしか感慨が湧いてきますね。


2019/5/1

新しい令和の時代になりました。令和の歌舞伎も良い舞台を見せて欲しいですね。新作歌舞伎もいいけど、古典歌舞伎の方で。ちなみに本日(1日)は旧暦であると3月27日です。


2019/5/4

本日(4日)は吉之助にとって令和最初の歌舞伎ということで、歌舞伎座の団菊祭昼の部を見て来ました。演目は海老蔵の「勧進帳」、菊五郎の「め組の喧嘩」など。舞台のことはそのうち書くと思います。

十一代目海老蔵の令和最初の「勧進帳」


2019/5/5

「旧暦」  

旧暦では本日(5日)が卯月(4月)朔日ですね。


2019/5/10

本日(10日)は神奈川大学の市民講座の「歌舞伎のヒロインたち」の第2サイクルで、令和最初の第3回目は「妹背山婦女庭訓」の定高・雛鳥を中心にお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/5/11

明日(12日)発行のメルマガ第497号は、令和最初の発行になりますが、先月(4月)歌舞伎座の仁左衛門の「実盛物語」に関する観劇随想をお届けします。

実盛の負い目〜十五代目仁左衛門の「実盛物語」


2019/5/13

本日(13日)はMETライヴビューイングで、ワーグナーの楽劇「ワルキューレ」を見て来ました。これは本年3月30日の舞台映像。ルパージュの演出は、大掛かりな舞台装置でスケール大きく、なかなか巧妙に見せました。

 


2019/5/16

本日(16日)は国立劇場の前進座公演「佐倉義民伝」を見て来ました。松竹歌舞伎とはひと味違う味わいの、スッキリした良い世話物を見せてくれました。これについては後ほど何か書く予定です。

前進座の「佐倉義民伝」


2019/5/19

本日(19日)は令和最初の講話会で、「勧進帳」の名舞台の映像をいくつかご覧いただいて比較するということでお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/5/22

本日(22日)は上野・国立博物館の特別展「国宝・東寺〜空海と仏像曼荼羅」を見て来ましたが、関心が高いようで平日なのに大変な込み具合でした。

*写真は撮影コーナーでの帝釈天像。


2019/5/24

本日(24日)は神奈川大学の市民講座の「歌舞伎のヒロインたち」の第2サイクルで、令和最初の第4回目は「摂州合邦辻」の玉手御前を中心にお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/5/25

本日(25日)はロイヤル・オペラ・シネマでヴェルディの歌劇「運命の力」を見て来ました。これは本年4月2日の公演映像。歌手が揃って聴き応えがします。このオペラは吉之助も聴きこんだわけではないですが、この題材は上手く翻案すれば興味深い敵討ち物(返り討ち物)の歌舞伎に出来そうな気がするのですがねえ。
 


2019/5/27

本日(27日)も5月と思えぬ暑さでしたが、歌舞伎座・千秋楽に行って来ました。夜の部は団菊祭と云うよりも、七代目丑之助襲名披露(初舞台)でしたね。舞台についてはそのうち書くと思います。

五代目菊之助・令和最初の「娘道成寺」


 


2019/6/1

「旧暦」  

本日(1日)は旧暦であると、4月28日になるそうです。ところで明日(2日)に発行のメルマガ第499号は、昭和55年国立小劇場での「絵本合法衢」に関する観劇随想の第2回目をお届けします。これで節目の500の大台に王手ということになります。

第2次南北ブームの「絵本合法衢」


2019/6/3

本日(3日)は歌舞伎座で、三谷幸喜の新作歌舞伎「月光露針路日本」を見て来ました。船大きかった。犬ぞりの犬可愛かった。後ろの席のお婆さんが拍手して笑い声上げて涙して忙しいことでした。ところで旧暦であると、本日が皐月(5月)1日となります。

芝居におけるドラマティック〜三谷歌舞伎の大黒屋光太夫


2019/6/6

本日(6日)は歌舞伎座の昼の部を見て来ました。演目は、吉右衛門の「石切梶原」、仁左衛門の「封印切」など。吉之助にはやっぱり古典の方が落ち着きますね。

似て非なる「三番叟」

近松世話物の難しさ〜十五代目仁左衛門の「封印切」


2019/6/7

本日(7日)はMETライヴビューイングで、プーランクの歌舞伎「カルメル会修道女の対話」を見て来ました。これは本年5月11日の上演映像。珍しい宗教オペラで、吉之助も聴くのは初めてでしたが、これはとてもインパクトのある作品でした。まだまだ知らない名作がありそうですねえ。
 


2019/6/8

明日(9日)発行のメルマガは、通算500号記念ということになりますが、先月(5月)歌舞伎座の、「御所五郎蔵」の舞台に関する観劇随想をお届けします。

世話物としての小団次劇〜「御所五郎蔵」


2019/6/12

本日(12日)は上野の東京都美術館でグスタフ・クリムト展を見て来ました。クリムトの主要作品はウィーンで見たことがありますが、「ベートーヴェン・フリーズ」が未見だったので、これを見たかったのです。


2019/6/14

本日(14日)は神奈川大学の市民講座の「歌舞伎のヒロインたち」の第2サイクルで、第5回目は「処女翫浮名横櫛」の切られお富を発端に歌舞伎の女形芸の変遷のお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/6/16

昨日(15日)にオペラ演出家フランコ・ゼッフィレッリが亡くなったとのことです。有名なのは「ボエーム」の二重ステージでの演出ですが、「トゥーランドット」・「カルメン」・「オテロ」など思い出す舞台はたくさんあります。どれも豪華で・かつ写実でありました。


2019/6/17

本日(17日)はロイヤル・オペラ・シネマでグノーの歌劇「ファウスト」を見て来ました。これは本年4月30日の公演映像。マクヴィカーの演出は分かりやすくて、とても面白く見ました。
 


2019/6/23

本日(23日)は講話会で、歌劇「紫苑物語」に関連して三味線と日本音楽のお話、今月の三谷歌舞伎の話題など材料にしてお話しをしました。お集まりいただきましたみなさまに御礼申し上げます。

意欲的な日本語オペラ創造の試み〜歌劇「紫苑物語」初演


2019/6/24

本日(24日)は下北沢へ劇団山の手事情社の演目「メソッド」を見に行って来ました。これは山の手事情社の練習方法をプレゼンしたものです。とても興味深く見ました。


2019/6/28

本日(28日)は神奈川大学の市民講座の「歌舞伎のヒロインたち」の第2サイクルで、第6回目は「三人吉三廓初買」のお嬢吉三を材料に歌舞伎の悪婆についてのお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/6/29

明日(30日)発行のメルマガ第501号は、今月(6月)歌舞伎座の三谷歌舞伎「月光露針路日本」についての観劇随想をお届けする予定です。

芝居におけるドラマティック〜三谷歌舞伎の大黒屋光太夫


2019/6/30

本日(30日)は渋谷セルリアンタワー能楽堂で、舞踊家谷口裕和の舞の会を見て来ました。海老蔵の息子の勸玄くんの踊りの先生です。すっきりした簡素な佇まいの素敵な素踊りでありました。


2019/7/1

「旧暦」  

本日(1日)は旧暦であると、皐月(5月)29日になります。


2019/7/6

本日(6日)は歌舞伎座夜の部で、海老蔵が13役早変わり(宙乗り2回)を勤める通し狂言「星合世十三團」を見て来ました。これは「義経千本桜」を半日のダイジェストで見せようと云う昔の猿之助歌舞伎みたいなものかな。舞台についてはそのうち書くと思います。それは兎も角、満員盛況の歌舞伎座は随分久しぶりの気がしましたね。

十一代目海老蔵奮闘の成田屋「千本桜」


2019/7/9

本日(9日)は熊野詣の第1日で、熊野古道の雰囲気をちょっとだけ体験し、那智の大滝と那智山青岸渡寺・熊野那智大社など参詣して来ました。那智の大滝は、なるほど噂に違わぬ絶景でありました。

熊野三山訪問記・その1:熊野古道と熊野三山

写真は、那智の大滝(上)と那智山青岸渡寺から見る那智の大滝(中)・熊野那智大社の本殿(下)。


2019/7/10

本日(10日)は熊野詣の2日目で、那智にある補陀落山寺・新宮にある神倉神社と熊野速玉大社などを参詣して来ました。近くに弁慶由来の史跡があることを知ったので、そちらも見て来ました。

写真は、神倉神社(上)と熊野速玉大社(中)、速玉大社からほど近い紀宝町鮒田にある弁慶産屋の楠跡(下)。

熊野三山参詣記・その3:武蔵坊弁慶出生の地〜紀宝町鮒田


2019/7/11

本日(11日)の熊野詣の3日目は、熊野本宮大社を参詣し、湯の峯温泉(小栗判官蘇生の地)など見て来ました。これで今回の旅行の日程は終了しました。熊野旅行については、追ってサイトに記事を書く予定にしています。

写真は、湯の峯温泉にあるつぼ湯(上)、熊野本宮大社の旧地大斎原(中)、熊野本宮大社の本殿(下)。

熊野三山参詣記・その2:小栗判官蘇生の地〜湯の峰温泉


2019/7/14

熊野旅行のためにサイト更新にしばし間があきましたが、本日(14日)に今月(7月)歌舞伎座の夜の部「星合世十三團」の観劇随想を短期連載でアップしました。

十一代目海老蔵奮闘の成田屋「千本桜」


2019/7/15

「海老蔵休演」

海老蔵が体調不良(急性咽頭炎)のため、本日(15日)の夜の部から休演とのこと。今回の「星合世十三團」は、ちょっと無理をし過ぎたかも知れませんねえ。今はとにかく静養、静養。


追記:19日より復帰しました。お大事に。


2019/7/19

「神奈川大学」  

本日(19日)は神奈川大学の市民講座の「歌舞伎のヒロインたち」の第2サイクル最終回で、新歌舞伎の「番町皿屋敷」」のお菊のお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。ところで本日、国の文化審議会は重要無形文化財保持者(人間国宝)に、歌舞伎脇役の片岡秀太郎さん、歌舞伎音楽竹本の竹本葵太夫さん、人形浄瑠璃文楽太夫の豊竹咲太夫さん他を認定するよう答申を行ったとのことです。おめでとうございます。


2019/7/20

「明日のメルマガ」  

明日(21日)発行のメルマガ502号は、今月(7月)歌舞伎座の夜の部・海老蔵奮闘の「星合世十三團」の観劇随想をお届けします。

十一代目海老蔵奮闘の成田屋「千本桜」


2019/7/24

「ギルバート」

本日(24日)は池袋・東京芸術劇場で、最近めきめき評価を上げているアラン・ギルバート指揮による東京都交響楽団を聴いてきました。曲目はモーツアルト・交響曲第38番「プラハ」とブルックナー・交響曲第4番「ロマンティック」という組み合わせ。


2019/7/26

「歌舞伎座」

暑い、暑いですねえ。本日(26日)は歌舞伎座・昼の部を見てきました。「外郎売」貴甘坊役の勸玄クンは見事な舞台っぷりで満場の喝采を浴びてました。昼の部は勸玄クンに尽きますね。

本行に対するリスペクト〜海老蔵の「素襖落」


2019/7/31

「旧暦」

暑い、暑いですねえ。吉之助は暑さに弱いので、ここしばらくは執筆ペースが落ちると思いますが、ゆったりペースで記事追加していきます。本日(31日)は、旧暦であると6月29日になります。


2019/8/6

「サイトの記事」 

暑い、まったく溶けちゃいそうな暑さですねえ。ところで本日(6日)那智の大滝についての記事をアップして、7月の熊野旅行に関する記事は5本で終了しました。今秋の神奈川大学での講座「団十郎と家の芸」の案内をアップしました。こちらもよろしく。

熊野三山参詣記・その5:那智の大滝〜その視覚的及び聴覚的イメージ


2019/8/7

「旧暦」

暑い、暑い。本日(7日)は、旧暦だと7月7日です。つまり旧七夕となります。


2019/8/9

「歌舞伎座」

暑い、暑い。本日(9日)は歌舞伎座の納涼歌舞伎初日を見てきました。演目は「先代萩」など。七之助初役の政岡は、初日のことゆえ硬いところもあったけれど、頑張ってなかなか良い出来だったと思います。舞台についてはそのうち何か書くと思います。

二代目七之助初役の政岡〜「伽羅先代萩」


2019/8/16

「サイトの記事」  

このところの暑さと湿気で、すっかりバテ気味ですが、新たな論考をいくつか考えてます。まずは「蔦紅葉宇都谷峠」について、ゆっくり連載していきます。

黙阿弥・小団次の心理劇〜国立劇場の「宇都谷峠」通し


2019/8/21

「歌舞伎座」

本日(21日)は歌舞伎座・納涼歌舞伎の第3部、玉三郎の「雪之丞変化」を見てきました。舞台については、そのうち書くつもりです。

玉三郎の心象風景〜「新版 雪之丞変化」


2019/8/24

「明日のメルマガ」  

明日(25日)発行の、メルマガ503号は、「蔦紅葉宇都谷峠」の論考の、その前半をお届けする予定です。この論考は「ラカンXヒッチコックX黙阿弥」という趣向です。

黙阿弥・小団次の心理劇〜国立劇場の「宇都谷峠」通し


2019/8/26

「歌舞伎座」

本日(26日)は歌舞伎座の納涼歌舞伎の第1部を見てきました。七之助の「先代萩」については、そのうち書く予定です。

「二代目七之助の初役の政岡」


 2019/8/30

「旧暦」

暑さはちょっと和らいだみたいですが、そうなると今度は、暑かった時に我慢していた疲れがドッと出るようです。本日(30日)は、旧暦であると8月1日になります。新暦と旧暦のズレがだんだん小さくなってきました。


2019/9/3

「シネマ歌舞伎」

本日(3日)は、フト思うところあってシネマ歌舞伎の「日本橋」を見てきました。これは2012年12月日生劇場での舞台映像です。やっぱり玉三郎は稲葉家お孝のような役が一番ピッタリ来ます。ところで芝居はいいんですけど、2幕目が終わったところで休憩時間を設けて欲しいですねえ。年寄りには二時間半休みなしは辛い。(METライヴビューイングはその辺配慮されていると思いますけどね。)舞台のことは、いずれ何か書きたいとは思ってます。

五代目玉三郎の稲葉屋お孝〜「日本橋」


2019/9/6

「ハイティンク引退」  

ベルナルト・ハイティンクが本日(6日)のウィーン・フィルとのルツェルン音楽祭での演奏会を以て指揮活動から引退するとのことです。決して派手ではないけれど、堅実な音楽を聴かせてくれました。ブルックナーやマーラーなど思い出す演奏はいろいろありますが、これでまた一人、長く聴いてきた演奏家が引退することは寂しいことですが、「お疲れ様でした」と申し上げたいです。


2019/9/7

「明日のメルマガ」

明日(8日)発行の、メルマガ504号は、「蔦紅葉宇都谷峠」の論考の、その後半をお届けする予定です。

黙阿弥・小団次の心理劇〜国立劇場の「宇都谷峠」通し


2019/9/8

「講話会」

本日(8日)は久しぶりの講話会で、熊野詣での報告と、ここ3ヶ月の歌舞伎を振り返ってお話をいたしました。お集まりくださいました皆様に御礼申し上げます。東京に台風15号が近づいているので、本日は早めに帰宅しました。


2019/9/13

「テネシー・ウイリアムズX三島」

本日(13日)は、すみだパークスタジオで、テネシー・ウイリアムズが三島由紀夫の「近代能楽集」に触発されて書いた西洋能「男が死ぬ日」(日本初演)を見てきました。感想はまだまとまらないですが、そのうちに何か書きたいとは思ってます。

テネシー・ウイリアムズX三島由紀夫〜西洋能「男が死ぬ日」日本初演

写真上は亀戸天神。


2019/9/14

「明日のメルマガ」

明日(15日)発行の、メルマガ505号は、8月納涼歌舞伎の、七之助の政岡による「伽羅先代萩」の観劇随想をお届けする予定です。

「二代目七之助の初役の政岡」


2019/9/16

「吉右衛門さん休演」

本日(16日)、吉右衛門さんが体調不良により休演だそうです。お大事になさってください。

追記:19日から復帰するそうです。安心しました。


2019/9/18

「世界文化賞」  

世界の優れた芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」演劇・映像部門受賞者に、坂東玉三郎が選ばれたとのことです。おめでとうございます。ちなみに過去の歌舞伎からの受賞者は六代目中村歌右衛門・四代目坂田藤十郎です。と云うことは順当な受賞ということですね。


2019/9/19

「アクセス60万」 

おかげ様で、昨日(18日)に本サイトのトップ頁へのアクセスが60万に達したようです。有難うございます。ここまで18年と9か月掛かりましたが、まあ一つの通過点ではありますね。まだまだ続きます。


2019/9/20

「歌舞伎座」  

本日(20日)は、歌舞伎座・秀山祭・昼の部を見てきました。前日に舞台復帰の吉右衛門さんは元気になって、良かった・良かった。舞台については、そのうち書くつもりです。

十代目幸四郎初役の長兵衛〜「番隨長兵衛」

二代目吉右衛門の十兵衛〜「沼津」


2019/9/22

「ブザンソン指揮者コンクール」

若手指揮者の登竜門として世界的に知られるフランスのブザンソン国際指揮者コンクールの決勝が21日にあり、沖澤のどかさんが優勝したそうです。今年4月の東京・春音楽祭での、リッカルド・ムーティの「イタリア・オペラ・アカデミー」講習での、彼女の指揮ぶりをよく覚えています。ムーティも喜んでますね。おめでとうございます。若者が頑張っている姿は、力をもらえますね。


2019/9/25

「歌舞伎座」

本日(25日)は、歌舞伎座で秀山祭千秋楽の夜の部を見てきました。吉右衛門の松王(寺子屋)、仁左衛門の弁慶(勧進帳)とそれぞれ味わいのある芸を見せてくれました。舞台については、そのうち書く予定です。

二代目吉右衛門の深化した松王

台詞劇としての「勧進帳」〜十五代目仁左衛門の弁慶

五代目歌六の松浦侯の風流(ふりゅう)


 2019/9/29

「旧暦」 

本日(29日)が、旧暦では9月(長月)1日になります。


2019/10/1

「アルゲリッチ」

本日(1日)はサントリーホールで、マルタ・アルゲリッチと酒井茜のピアノ・デユオ・リサイタルを聴いてきました。アルゲリッチは相変わらずお元気で何よりです。モーツアルトの4手のためのソナタはテンポ早過ぎでちょっといただけないが、リズムが弾むプロコフィエフ(組曲「シンデレラ」)とストラヴィンスキー(「春の祭典」)は見事な出来でした。


2019/10/2

「ノーマン死去」  

ソプラノ歌手のジェシー・ノーマンが先月30日に亡くなったそうです。ノーマンは1980〜90年代が絶頂期かなと思いますが、リサイタルや録音でずいぶんお世話になりました。デュパルクやサティ・プーランクの歌曲を収めた「フランス歌曲集」のCDは今でも愛聴盤です。ご冥福をお祈りします。

下は1988年(昭和63年)4月の来日リサイタルのチラシ


2019/10/7

「歌舞伎座」  

本日(7日)は歌舞伎座・夜の部を見てきました。「三人吉三」は梅枝のお嬢吉三がとても良くて、嬉しくなりました。舞台については、そのうち書くつもりです。

四代目梅枝のお嬢吉三

かぶき的ではないが、詩的ではある「二人静」


2019/10/9

「お七吉三」  

本日(9日)は池袋に用事があったので、次いでに「三人吉三」絡みで本駒込の吉祥寺にちょっと寄って来ました。ここには「お七吉三比翼塚」があります。ただし建立は昭和41年ですが。

江戸歌舞伎旧跡散策:八百屋お七の史跡


2019/10/16

「オイディプス」 

本日(16日)はシアターコクーンで、海老蔵主演の「オイディプス」を見てきました。舞台については、いずれ何か書きたいと思っています。

等身大の悲劇〜十一代目海老蔵のオイディプス


2019/10/20

「講話会」

本日(20日)は講話会で、最近の歌舞伎座で上演された演目を材料に過去映像を交えてお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/10/21

「ヤマトタケル」  

本日(21日)はシネマ歌舞伎で猿之助の「ヤマトタケル」を見てきました。これは2012年6月の4代目襲名の舞台映像ですが、吉之助が「ヤマトタケル」を見たのは昭和61年(1986)2月初演以来のことなので、33年振り。久しぶりに見ると見えて来るものも違うみたいで、なかなか感慨深いものがありました。舞台については、少し先になりますが、記事を書くつもりです。

四代目猿之助襲名のヤマトタケル〜スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」


2019/10/22

「即位礼正殿の儀」  

即位礼正殿の儀とは、天皇陛下が即位を公に宣言し、国内外の代表がご即位をお祝いするものだそうです。


2019/10/23

「前進座」  

本日(23日)は初台の新国立劇場・中劇場での、前進座による真山青果作「鼠小僧次郎吉」を見てきました。歴史上の偉人傑物ばかり描いて来たような印象がある青果にしては珍しい題材です。舞台については、そのうち書く予定です。

青果版「鼠小僧」〜前進座の「鼠小僧次郎吉」


2019/10/27

「ラマンチャの男」

本日(27日)は帝国劇場で、白鸚の「ラマンチャの男」日本初演50周年記念公演の千秋楽を見てきました。50年続くと云うのは凄いことですね。アンコールでは「見果てぬ夢」を英語で歌ってくれて感激しました。この件で何か書けるかな。

二代目白鸚と「ラマンチャの男」


2019/10/28

「旧暦」

本日(28日)が、旧暦であると10月(神無月)1日になります。


2019/10/30

「文化功労者」

うっかりしましたが、昨日(29日)文化功労者に玉三郎さんが選出されたそうですね。おめでとうございました。まだまだ頑張って欲しいという周囲の期待の表れだと思います。無理せず歌舞伎のために長く頑張って欲しいですね。


2019/11/5

「シフ」 

本日(5日)は東京文化会館でアンドラーシュ・シフの指揮とピアノ、シフが創設したカペラ・アンドレア・バルカによる演奏会を聴いてきました。曲目はバッハ:「音楽の捧げ物」、モーツアルト:ジュピター交響曲、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」。リズムの打ちが深いので安心して音楽に浸れました。アンコールも3曲あって、とても満足出来る演奏会でした。

写真は、わずかに紅葉が見え始めた上野公園。

*「アンドレア・バルカ」は、アンドラーシュのイタリア読みと、Schiff(船)を意味するイタリア語(Barca)を組み合わせたもの。


2019/11/6

「海老蔵Xスター・ウォーズ」

海老蔵が映画「スター・ウォーズ」最新作公開記念で、一日限りの企画・「スター・ウォーズ歌舞伎」をやるんだって。(!??)Twitterに登録すれば応募できるそうですが、吉之助はTwitterをやるつもりはないので、残念ながら応募は諦めました。


2019/11/7

「蝙蝠の安さん」

来月(12月)国立劇場の「蝙蝠の安さん」は新作歌舞伎ではなくて、木村錦花がチャップリンの映画「街の灯」を翻案脚色して昭和6年(1931)8月歌舞伎座で13代目勘弥の安さんで初演されたもの。幸四郎の安さんはなかなか似合ってますね。


2019/11/8

「神奈川大学」

本日(8日)は神奈川大学の市民講座で、来年5月から始まる13代目団十郎襲名に先立つ便乗企画「市川団十郎と家の芸」の第1回で、初代団十郎と江戸歌舞伎の始まりについてお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/11/9

「シネマ歌舞伎」  

本日(9日)はシネマ歌舞伎で、幸四郎・猿之助による「女殺油地獄」を見てきました。これは昨年(2018)7月大坂松竹座での幸四郎襲名披露の舞台映像です。舞台については、少し先になりますが、そのうち書くつもりです。

「十代目幸四郎襲名の与兵衛」


2019/11/11

「国立劇場」 

本日(11日)は国立劇場で、吉右衛門の「孤高勇士娘景清」を見てきました。この舞台については、いずれサイトに何か書く予定にしています。

二代目吉右衛門の「日向嶋景清」


2019/11/13

「歌舞伎座」 

本日(13日)は歌舞伎座顔見世の昼の部を見てきました。演目は幸四郎の「研辰の討たれ」、菊五郎の「髪結新三」など。舞台のことは、そのうち書くつもりです。

十代目幸四郎の守山辰次

七代目菊五郎の髪結新三


2019/11/15

「METライヴビューイング」

本日(15日)はMETライヴビューイングで、プッチーニの歌劇「トゥーランドット」を見てきました。これは本年10月12日の舞台映像です。本年6月に死去したゼッフィレッリの伝説的な名演出で豪華絢爛の映像美が楽しめます。


2019/11/17

「講話会」

本日(17日)は講話会で、幸四郎の「研辰の討たれ」、吉右衛門の「日向嶋景清」など、最近の歌舞伎の舞台を材料にお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/11/22

「神奈川大学」

本日(22日)は神奈川大学の市民講座で、「市川団十郎と家の芸」の第2回で、歌舞伎十八番の内「暫」にまつわるお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/11/23

「明日のメルマガ」  

明日(24日)発行のメルマガ第509号は、サイトで連載しました、先月(10月)新国立劇場での前進座公演、真山青果作「鼠小僧次郎吉」の観劇随想をお届けする予定です。

青果版「鼠小僧」〜前進座の「鼠小僧次郎吉


2019/11/25

「歌舞伎座」  

本日(25日)は歌舞伎座顔見世の千秋楽・夜の部を見てきました。演目は、莟玉(かんぎょく)披露の「菊畑」・幸四郎親子の「連獅子」など。

莟玉披露の「菊畑」

正面への意識〜幸四郎親子共演の「連獅子」


2019/11/27

「旧暦」 

本日(27日)は、旧暦の霜月(11月)朔日(1日)になります。


2019/11/28

「海老蔵xSW」

本日(28日)夕方、海老蔵の「スター・ウォーズ歌舞伎」Youtubeでのライヴ配信を見ました。同時チャットを眺めていましたが、否定的なコメントもあったけれど、「驚いた」とか「面白い」とか云う声も案外多かったようで、安心しましたよ。そういう方が今度は歌舞伎座に来てくれれば良いですね。

海老蔵のスターウォーズ歌舞伎


2019/11/30

「玉三郎さん」 

昨日(29日)日本芸術院は、今年度の新会員に歌舞伎俳優の坂東玉三郎さん他7人を内定したと発表したそうです。世界文化賞・文化功労者につづくお目出度です。来月(12月)の阿古屋期待してます。


2019/12/1

「METライヴビューイング」 

本日(1日)はMETライヴビューイングで、マスネの歌劇「マノン」を見てきました。これは本年10月26日の舞台映像。主役のオロペーサのマノン、ファビアーノのデ・グリューが素晴らしく、さすがMETと思える聴き応えのする出来になりました。



2019/12/2

「ヤンソンス死去」 

一昨日(11月30日)に指揮者のマリス・ヤンソンスが亡くなったとの報道がありました。76歳というのは、この世界ではこれからが「枯淡の境地」に入るというところなので大変残念です。ご冥福をお祈りします。



2019/12/4

「歌舞伎座」  

本日(4日)は歌舞伎座昼の部Bプロを見てきました。演目は、玉三郎の「保名」、梅枝の「阿古屋」他。梅枝も児太郎も頑張っていて頼もしいことです。

四代目梅枝の阿古屋・五代目玉三郎の阿古屋


2019/12/6

「神奈川大学」 

本日(6日)は神奈川大学の市民講座で、「市川団十郎と家の芸」の第3回で、歌舞伎十八番の内「助六」にまつわる曽我兄弟や悪態についてお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます


2019/12/8

「石山寺」  

本日(8日)は京都・大津旅行の第1日で、大津市にある石山寺・義仲寺などを訪ねました。紫式部は石山寺参籠の折に「源氏物語」の着想を得たと伝えられています。

「大津・義仲寺と松尾芭蕉」

追記:本日(8日)新橋演舞場での新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」昼の部公演中に菊之助さんがアクシデントで負傷し、夜の部が公演中止となりました。翌9日からは演出を若干改めて公演再開となったようです。

写真は石山寺。


2019/12/9

「京都南座」

本日(9日)は京都師走の風物詩・南座の顔見世の昼の部を見てきました。演目は莟玉披露の「戻駕」、仁左衛門の「七段目」など。舞台については、そのうち何か書くつもりです。

十五代目仁左衛門の由良助〜京都南座の「七段目」

四代目鴈治郎の大膳・初代壱太郎の雪姫〜「金閣寺


2019/12/10

「比叡山など」

本日(10日)は、比叡山延暦寺、長等山園城寺(三井寺)など大津周辺のお寺を訪ねました。

「三井寺の鐘」

「知るも知らぬも逢坂の関〜積恋雪関扉の舞台」

写真上は延暦寺大講堂、写真下は園城寺の三井の晩鐘。


2019/12/11

「山科閑居」

本日(11日)は、京都山科・岩屋寺に大石内蔵助閑居跡・大石神社などを訪ねました。つまり「忠臣蔵・九段目」所縁の地です。これについては、いずれサイトの記事にする予定です。

「大石内蔵助閑居の地〜山科・岩屋寺から伏見橦木町」

写真上は岩屋寺の大石内蔵助閑居跡、写真下は内蔵助遺髪塚。


2019/12/12

「彦根城」  

本日(12日)は京都・大津旅行の最終日で、帰路に彦根城に立ち寄って無事帰京しました。

写真上は彦根城外・井伊直弼由縁の埋木舎(うもれぎのや)。写真下は彦根城本丸・ひこにゃん付き。


2019/12/15

「講話会」

本日(15日)は今年最後の講話会で、吉之助の先日の京都・大津旅行の報告から始まって、京都南座の顔見世興行の話など、つれづれなるままにお話をいたしました。お集まりいただきましたみなさまに御礼申し上げます。


2019/12/20

「神奈川大学」 

本日(20日)は神奈川大学の市民講座で、「市川団十郎と家の芸」の第4回で、歌舞伎十八番の内「勧進帳」について義経信仰のことなど中心にお話をいたしました。お集まりいただきました皆様に御礼申し上げます。


2019/12/23

「ナウシカ」 

本日(23日)は、恐らくこれが本年度歌舞伎界最大の話題作と云って良いと思いますが、新橋演舞場で新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」を昼夜通しで見てきました。さすがに疲れましたが、歌舞伎になりそうでない題材を歌舞伎にしようと一生懸命頑張ったところは評価したいですね。舞台についてはそのうち何か書くかも知れません。

「五代目菊之助の挑戦〜新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」

  


2019/12/25

「チャップリン歌舞伎」

本日(25日)は国立劇場で、白鸚の「盛綱陣屋」と、幸四郎のチャップリン歌舞伎「蝙蝠の安さん」を見てきました。本日はチャップリンの命日なのだそうな。舞台のことは、そのうち何か書きたいと思います。

十代目幸四郎のチャップリン歌舞伎〜「蝙蝠の安さん」

二代目白鸚の佐々木盛綱

  


2019/12/26

「歌舞伎座」

本日(26日)は歌舞伎座昼の部・Aプロで、玉三郎の「阿古屋」他を見てきました。これで本年観劇納めといたしました。まだ観劇随想を書いていない舞台がたくさんありますが、順次記事にしていく予定です。ところで本日が、旧暦では師走の朔日になります。

四代目梅枝の阿古屋・五代目玉三郎の阿古屋


2019/12/27

「シュライヤー死去」

ドイツの名テノール・ペーター・シュライヤーが先日(25日)に亡くなったとのことです。シュライヤーのドイツ・リートと云えば、吉之助はシューベルトの歌曲集「美しい水車小屋の娘」の端正な歌唱が好きでした。ご冥福をお祈りします。


2019/12/31

「大晦日」

本年は長年の懸案だった赤穂・熊野・比叡山への旅行も果たせたし、個人的には良い年でありました。12月は雑事が多くて連載3本完結せぬまま年越しすることになりましたけど、こちらはぼちぼち進めて行きます。





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