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2025年(令和7年)のブログ「歌舞伎素人講釈」記事

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2025/1/1

「謹賀新年」

明けましておめでとうございます。「歌舞伎素人講釈」は、これで25年目に入ります。随分と長く続いたものです。令和7年が歌舞伎にとって良い年でありますように。5月に襲名の新菊五郎には益々のご活躍を。今年は「昭和100年」にも当たるそうですね。

(追記)旧暦では、本日(1日)は師走(12月)2日になります。

25年目の「歌舞伎素人講釈」

*八代目菊五郎襲名披露興行は、本年(2025)5月・6月歌舞伎座。


2025/1/1

「ニューイヤー・コンサート」

本年(2025)は、ヨハン・シュトラウスU世の生誕200年だそうです。ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートは(吉之助が個人的に師匠と仰ぐ)リッカルド・ムーティの指揮でした。特にワルツはテンポを心持ち遅めに取ってニュアンス豊か、安心して音楽の流れに身を委ねることができる演奏でありましたねえ。


2025/1/2

「忠臣蔵」

本日(2日)は歌舞伎座・初春興行の初日で、2ヶ月後(3月)の演目(「忠臣蔵」通し)が発表になりましたが、配役がまだ決まっていないようで、五十音順での顔触れ発表のみでした。まあこれだけ多くの役者をバランス良く配置するのも大変なことではありますね。


2025/1/3

「初芝居」

昨年(2024)に引き続いて吉之助の個人的なテーマを「若手に期待」と定めまして、本日(3日)は歌舞伎座の初春歌舞伎・夜の部を見てきました。演目は、右近の椀久・壱太郎の松山のコンビによる「二人碗久」、隼人主演によるNHK人気テレビ時代劇の歌舞伎化「大富豪同心」など。舞台については、そのうち書くかも知れません。

「熊谷陣屋」の趣向の働き

二代目右近と初代壱太郎の「二人椀久」

  


2025/1/7

「浅草公会堂」

本日(7日)は浅草公会堂へ、新春浅草歌舞伎・第1部と第2部を見てきました。演目は、染五郎(第1部)と橋之助(第2部)のダブルキャストの武智光秀による「絵本太功記・十段目」、橋之助と莟玉による「落人」、鷹之資と染五郎による「棒しばり」など。一生懸命やっている若い役者の舞台は清々しくて良いものです。舞台については、そのうち書くかも知れません。

八代目染五郎・初役の武智光秀

四代目橋之助の勘平・初代莟玉のお軽

四代目橋之助・初役の武智光秀

初代鷹之資と八代目染五郎の「棒しばり」

  


2025/1/10

「新国立劇場」

本日(10日)は初台の新国立劇場へ、新春歌舞伎公演を見て来ました。演目は、菊之助の六助・時蔵のお園による通し狂言「彦山権現誓助剣」。舞台については、そのうち書くと思います。

五代目菊之助と六代目時蔵の「彦山」通し

  

*新国立劇場中劇場の特設花道。


2025/1/14

三島由紀夫生誕100年」

うっかりしていましたが、本日(14日)は、1925年(大正14年)1月14日に生まれた三島由紀夫の生誕100年になるのですね。何か関連記事が書ければ良いのですが。


2025/1/17

明日のメルマガ」

明日(18日)発行の、メルマガ第654号は、現在(1月)歌舞伎座で興行中の、右近の椀久・壱太郎の松山という新鮮な組み合わせによる「二人椀久」の観劇随想をお届けすることにしました。

二代目右近と初代壱太郎の「二人椀久」


2025/1/19

講話会」

本日(19日)は講話会で、今月(1月)歌舞伎座や浅草公会堂などの初春歌舞伎の舞台について映像など交えてお話しをいたしました。


2025/1/21

「忠臣蔵」

来る3月歌舞伎座で上演予定の通し狂言「仮名手本忠臣蔵」の配役がやっと出ましたね。Aプロ・Bプロのダブルキャスト。昨年11月末に負傷して休演していた愛之助さんが、どうやら本公演(3月歌舞伎座)で舞台復帰となるらしいのは、嬉しいニュースでした。一方、当初予告には在った幸四郎さんの名前が確定配役では消えているのが、ちょっと心配ではありますが、ゆっくり静養してくださいね。仁左衛門さんの由良助は期待されます。


2025/1/24

明日のメルマガ」

明日(25日)発行の、メルマガ第655号は、現在(1月)新国立劇場で興行中の、菊之助の六助・時蔵のお園による通し狂言「彦山権現誓助剣」の観劇随想をお届けすることにしました。

五代目菊之助と六代目時蔵の「彦山」通し


2025/1/26

ポゴレリッチ」

本日(26日)は所沢市民文化センターミューズ・アークホールにてイーヴォ・ポゴレリッチのピアノリサイタルを聴いてきました。曲目は前半がモーツァルトでロ短調のアダージョ・ハ短調とニ短調の幻想曲・ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲付き」、後半がショパンで夜想曲op.55-2・3つのマズルカop.59・ピアノソナタ第2番「葬送」、アンコールはシベリウスの「悲しいワルツ」。特に前半のモーツァルトが心揺さぶられる出来でありましたね。

イーヴォ・ポゴレリッチ来日公演2025

  

*素敵なホールでありました。


2025/1/27

モネ」

本日(27日)は所沢からの帰路、東所沢の角川武蔵野ミュージアムで、体感型デジタルアートと云うのでしょうかねえ、印象派画家モネを取りあげた「モネ 僕が見た光」を見てきました。説明が難しいんだけど、モネの絵画には昨日聴いたポゴレリッチの音楽とどこか似たところがあるみたいですね。

  

*左の建物が武蔵野坐令和神社、右の建物が角川武蔵野ミュージアム。


2025/1/29

旧暦」

本日(29日)は、旧暦であると睦月(1月)朔日・つまり旧元日ということになりますね。


2025/1/31

菊五郎」

来る3月31日に東京・神田明神で八代目菊五郎・六代目菊之助襲名披露お練りが行われるとのことです。


2025/2/1

旧暦」

本日(1日)は、旧暦であると睦月(1月)4日ということになります。

(追記)2025年は明日(2日)が節分となります。


2025/2/6

歌舞伎座」

本日(6日)は歌舞伎座で、猿若祭2月大歌舞伎の昼の部・夜の部を見てきました。演目は、巳之助と隼人の「鞘当」、勘九郎主演の「きらら浮世伝」・「文七元結」、玉三郎主演の「阿古屋」など。舞台についてはそのうち書くかも知れません。

二代目巳之助と初代隼人の「鞘当」

六代目勘九郎の進境〜「きらら浮世伝」

五代目玉三郎・久しぶりの阿古屋

  


2025/2/8

明日のメルマガ」

明日(9日)発行の、メルマガ第656号は、先月(1月)歌舞伎座の松緑の熊谷直実による「一谷嫩軍記〜熊谷陣屋」の観劇随想をお届けすることにしました。

「熊谷陣屋」の趣向の働き


2025/2/15

本日のメルマガ」

本日(15日)発行の、メルマガ第657号は、今月(2月)歌舞伎座の玉三郎主演による「壇浦兜軍記〜阿古屋」の観劇随想をお届けすることにしました。

五代目玉三郎・久しぶりの阿古屋


2025/2/16

講話会」

本日(16日)は講話会で、直近の歌舞伎の話題など取り交ぜてお話しをいたしました。

*写真は浜離宮恩賜庭園。


2025/2/20

魁春さん」

本日(20日)日本芸術院は新会員を発表し、伝統芸能関連では歌舞伎俳優の中村魁春さん、文楽人形遣いの桐竹勘十郎さんが選ばれたとのことです。おめでとうございます。


2025/2/28

帝国劇場」

丸の内の帝国劇場(二代目)が周辺地区の再開発と劇場の老朽化のため建て替えられることになり、本日(28日)公演(The Best)を以て、一時休館となります。吉之助にとっても、蜷川幸雄演出の「三文オペラ」・「ハムレット」や「近松心中物語」(共に平幹二朗主演)、森繫久彌主演の「屋根の上のヴァイオリン弾き」、二代目白鸚主演の「ラマンチャの男」などの舞台が思い出されます。三代目の劇場の竣工予定は2030年度だそうです。


2025/3/1

旧暦」

本日(1日)は、旧暦では如月(2月)2日になります。


2025/3/3

京都」

本日(3日)は、京都南座観劇のための前泊です。


2025/3/4

花形歌舞伎」

本日(4日)は生憎の雨模様でしたが、京都南座の3月花形歌舞伎(松プロ・梅プロ)を見てきました。演目は、米吉(お三輪)・福之助(鱶七)による「妹背山・御殿」、虎之介(貢)・壱太郎(万野)による「伊勢音頭・油屋」、壱太郎による「お染の五役」。舞台については、そのうち書くつもりです。

五代目米吉のお三輪・三代目福之助の鱶七

初代虎之介・初役の福岡貢〜「伊勢音頭・油屋」

初代壱太郎の「お染の五役」

  

*撮影コーナーの虎之介(松プロ)・福之助(梅プロ)。
隣の赤いのは、南座のゆるキャラ・「みなみーな」クン。


2025/3/4

菊五郎襲名」

本日(4日)、5月・6月歌舞伎座での、八代目菊五郎・六代目菊之助襲名披露興行の全容(全演目・出演者顔触れ)がやっと発表になりましたね。

八代目菊五郎への期待

  


2025/3/5

東京帰着」

本日(5日)夕刻に東京帰着。


2025/3/12

歌舞伎座」

本日(12日)は歌舞伎座で通し狂言「仮名手本忠臣蔵」Aプロを昼の部・夜の部通しで見てきました。主な配役は仁左衛門の由良助(昼)、愛之助の由良助(夜)、勘九郎の判官(昼)、菊之助の勘平(夜)、時蔵のお軽(夜)、巳之助の平右衛門(夜)など。舞台については、そのうち何か書くかも知れません。なお後日Bプロも通しで見る予定にしています。

四段目の「儀式性」を考える〜「忠臣蔵」・Aプロ・昼の部

返り討ち物としての「仮名手本」〜「忠臣蔵」・Aプロ・夜の部

*舞台衣装展示:塩治判官(三段目・松の廊下)


2025/3/14

明日のメルマガ」

明日(15日)発行の、メルマガ第658号は、今月(3月)京都南座での花形歌舞伎から、米吉(お三輪)・福之助(鱶七)による「妹背山・御殿」、虎之介(貢)・壱太郎(万野)による「伊勢音頭・油屋」の観劇随想を二本立てにてお届けすることにしました。

五代目米吉のお三輪・三代目福之助の鱶七

初代虎之介・初役の福岡貢〜「伊勢音頭・油屋」


2025/3/16

講話会」

本日(16日)は講話会で今月(3月)歌舞伎座の「仮名手本忠臣蔵」に関することなどお話しをしました。

*東京駅丸の内北口から皇居方面。生憎の雨模様。


2025/3/18

国立劇場」

本日(18日)近くに別の用事があったので、閉場中の国立劇場の前庭にも立ち寄って来ました。十二代目団十郎植栽の熊谷桜はほぼ満開でありました。これは遅咲きだった昨年よりも1週間くらい早めのペースです。

(付記)東京の開花(九段・靖国神社のソメイヨシノ)は3月24日でした。


2025/3/21

「マリア・カラス」

本日(21日)は三軒茶屋の世田谷パブリック・シアターで、望海風斗主演(マリア・カラス)による「マスタークラス」を受講(?)して来ました。カラスは1971年にニューヨークのジュリアード音楽院で若い歌手を対象とする公開レッスンを行いました。本作はこの時の模様を素材にテレンス・マクナリーが戯曲化したものです。とても面白いお芝居でした。長年のカラス・ファンとしては、そのうち何か記事を書かねばなりませんねえ。


2025/3/21

「明日のメルマガ」

明日(22日)発行のメルマガ第659号は、今月(3月)歌舞伎座での通し狂言「仮名手本忠臣蔵」から、まずAプロ・昼の部の観劇随想をお届けします。

四段目の「儀式性」を考える〜「忠臣蔵」・Aプロ・昼の部


2025/3/25

歌舞伎座」

本日(25日)は歌舞伎座で通し狂言「仮名手本忠臣蔵」Bプロを昼の部・夜の部通しで見てきました。主な配役は松緑の由良助(昼)、仁左衛門の由良助(夜)、菊之助の判官(昼)、勘九郎の勘平(夜)、七之助のお軽(夜)、松也の平右衛門(夜)など。舞台については、そのうち何か書く予定にしています。

六代目時蔵の顔世・五代目菊之助の判官〜「忠臣蔵」Bプロ・昼の部

六代目勘九郎の勘平・十五代目仁左衛門の由良助〜「忠臣蔵」Bプロ・夜の部

*舞台衣装展示:大星由良助(十一段目・討ち入り)


2025/3/28

「明日のメルマガ」

明日(29日)発行のメルマガ第660号は、今月(3月)歌舞伎座での通し狂言「仮名手本忠臣蔵」から、Aプロ・夜の部の観劇随想をお届けします。

返り討ち物としての「仮名手本」〜「忠臣蔵」・Aプロ・夜の部


2025/3/29

「旧暦」

本日(29日)は、旧暦では弥生(3月)朔日になりますね。


2025/3/30

「桜」

本日(30日)、吉之助の街は桜祭りです。五分咲きくらいですが、どうやら間に合いました。


2025/3/31

「八代目菊五郎襲名お練り」

本日(31日)は、千代田区・神田明神にて「八代目菊五郎・六代目菊之助襲名披露・お練り」が行われたので行ってきました。心配されたお天気もどうやら持って、幸先良いスタートでしたね。これからのご活躍を大いに期待しています。歌舞伎座での襲名披露興行は、5月2日が初日です。

*境内隨神門前で人気ラッパーZeebraにより「菊五郎」の初代からの歴史がラップのリズムに乗せて軽快に語られる、なかなか面白い試みでした。

*本殿へ向かう八代目菊五郎・六代目菊之助。

*六代目菊之助・八代目菊五郎・七代目菊五郎の三代が並ぶ。

*六代目菊之助・八代目菊五郎による奉納舞踊「七福神」。


2025/4/1

「旧暦」

早や4月となりました。ところで本日(1日)は、旧暦であると弥生(3月)4日になりますね。


2025/4/4

「歌舞伎座」

本日(4日)は歌舞伎座へ、4月大歌舞伎・夜の部を見て来ました。演目は、幸四郎の六助・孝太郎のお園による「毛谷村」、右近の小姓弥生後に獅子の精で「鏡獅子」。舞台については、そのうち書くと思います。

世話場としての「毛谷村」を考える

二代目右近の「鏡獅子」

  

*「毛谷村」の六助は、仁左衛門(奇数日)・幸四郎(偶数日)のダブルキャスト。


2025/4/4

「明日のメルマガ」

明日(5日)発行のメルマガ第661号は、先月(3月)歌舞伎座での通し狂言「仮名手本忠臣蔵」から、Bプロ・昼の部の観劇随想をお届けします。

六代目時蔵の顔世・五代目菊之助の判官〜「忠臣蔵」Bプロ・昼の部


2025/4/9

「歌舞伎座」

本日(9日)は歌舞伎座へ、4月大歌舞伎・夜の部を見て来ました。本日は、ダブルキャスト(奇数日)の仁左衛門の六助による「毛谷村」など。舞台については、そのうち書きます。

世話場としての「毛谷村」を考える

二代目右近の「鏡獅子」

*平櫛田中作・六代目尾上菊五郎の「鏡獅子」・木像。


2025/4/11

「ミロ展」

本日(11日)はまだ桜の花が残る上野の東京都美術館での、「ミロ展」に寄って来ました。いろいろ示唆がある回顧展でありました。

  

*写真OKコーナーでの、着色ブロンズ像。
手前:「女と鳥」(1967年)、中央:「座る女と子ども」(1967年)。

*「焼かれたカンヴァス2」(1973年)。


2025/4/11

「ムーティ」

「ミロ展」に寄った後、東京文化会館へリッカルド・ムーティ指揮による東京春祭管弦楽団の演奏会を聴いて来ました。曲目は前半はヴェルディ・マスカーニ・プッチーニらによるオペラ序曲・間奏曲、後半はレスピーギの交響詩「ローマの松」など。間奏曲ではオペラの筋の流れをしっかり踏まえた手堅い音楽作り。相変わらずエネルギッシュな指揮振りで、レスピーギのフィナーレの音量は圧倒的でしたねえ。

  

*今年からムーティも、カーテンコールでの撮影が許可になりました。
これもご時勢ですね。


2025/4/12

「明日のメルマガ」

明日(13日)発行のメルマガ第662号は、先月(3月)歌舞伎座での通し狂言「仮名手本忠臣蔵」から、Bプロ・夜の部の観劇随想をお届けします。これで「忠臣蔵」シリーズはひとまず終了。

六代目勘九郎の勘平・十五代目仁左衛門の由良助〜「忠臣蔵」Bプロ・夜の部


2025/4/14

「飛騨高山」

本日(14日)は飛騨高山へ、春の高山祭り(日枝神社・山王祭)を見に行きました。心配された天気は日中は持って、夜は雨になって夜祭りが中止になったのは残念でしたが、それでもお祭り気分が十分味わえました。どこの国かと思うくらい街中外国人観光客で溢れ返っておりましたね。高山祭りは15日まで。


2025/4/14

「歌舞伎座」

記録のためメモしておきます。詳しい事情が分かりませんが、歌舞伎座客席の椅子に不具合が見つかったため・劇場内の全座席を点検することになったとのことで、このため4月大歌舞伎は本日(14日)夜の部から17日夜の部までの公演が急遽中止と決まりました。前代未聞の事態にちょっと吃驚しました。

(追記)全座席の修理点検が終了し、予定通り19日から公演を再開するとのことです。(18日は休演日。)(4月17日記)


2025/4/18

「歌舞伎座・7月」

歌舞伎座の7月大歌舞伎・昼の部では「大森彦七」・「船弁慶」・「高時」・「紅葉狩」と、九代目団十郎制定の新歌舞伎十八番の四題を一挙上演するそうです。ちなみに同月・夜の部では幸四郎主演による「鬼平犯科帳」が既に発表されています。


2025/4/21

「歌舞伎座・座席等級区分の変更」

記録のためメモしておきます。本日(21日)松竹から、本年(2025年)7月より歌舞伎座の座席等級区分を変更して販売するとの発表がありました。従来の一等席・二等席の区分を細分化するようですね。







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