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2022年(令和4年)のブログ「歌舞伎素人講釈」記事

1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月   10月  11月  12月   


2022/1/1

「明けましておめでとうございます。」

明けましておめでとうございます。「歌舞伎素人講釈」は、22年目に入ります。今年もいい舞台を見せてください。

22年目の「歌舞伎素人講釈」


2022/1/1

「ニューイヤー・コンサート

本日(1日)のウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート(ダニエル・バレンボイム指揮)は、線がやや強めのバレンボイム節なれども、表情が冴えて・なかなか聴き応えがするものでした。まずは幸先良い元旦でありました。


2022/1/2

「歌舞伎座初日」

本日(2日)は歌舞伎座初春興行初日ですが、コロナで制限されていた収容人数が本日から70%程度に緩和となり、第3部「四の切」では久しぶりに猿之助が宙乗りする(花道上を飛行し三階鳥屋に消える)ということで、或る意味・コロナから回復への記念日でありましたねえ。

四代目猿之助・久しぶりの狐忠信


2022/1/7

「神奈川大学」

本日(7日)は、新年最初の神奈川大学・市民講座で、「曽根崎心中」・「千本桜・鮓屋」などについてお話しをいたしました。


2022/1/9

「明日のメルマガ」

このところ厳しい寒さが続きますねえ。ところで、明日(10日)発行の、本年最初のメルマガ第569号は、昨年12月京都南座の、鴈治郎と扇雀による「曽根崎心中」の観劇随想をお届けすることにしました。

お初の「初一念」を考える


2022/1/11

「「演劇界」休刊」

明治40年創刊の「演芸画報」からの流れを汲み、唯一の専門誌として歌舞伎ファンに長く親しまれた雑誌「演劇界」が、3月3日発売の2022年4月号を以て休刊となるそうです。これも時代の趨勢かも知れませんが、劇評がその役目を終えたということかも知れませんね。

雑誌「演劇界」の休刊について

*昭和32年(1957)の雑誌「演劇界」。


2022/1/13

「歌舞伎座」

本日(13日)は、歌舞伎座で初春興行第1部を見てきました。演目は、勘九郎の大蔵卿による「一條大蔵譚」など。舞台については、そのうち書くつもりです。帰宅したら、公演関係者1名にコロナ陽性が出たために明日(14日)の第1部が公演中止の報。

六代目勘九郎の大蔵卿・二代目獅童の鬼次郎

追記:休演は14日のみで、15日から再開するそうです。


2022/1/16

「講話会」

本日(16日)は、またまたコロナ感染が増加して心配なことではありますが、本年最初の講話会を生(なま)にて行いました。話題は直近の歌舞伎座の演目から取り上げてお話をいたしました。

*写真は銀座四丁目交差点。コロナに関係なく人出多し。


2022/1/21

「神奈川大学」

本日(21日)は、神奈川大学・市民講座で、「勧進帳」の他、谷崎潤一郎の「吉野葛」に絡めて「千本桜・吉野山」などについてお話しをいたしました。横浜駅界隈の人出多し。


2022/1/22

「明日のメルマガ」

明日(23日)発行の、メルマガ第570号は、今月(1月)歌舞伎座の、勘九郎の「大蔵卿」・猿之助の「四の切」の観劇随想の二本立てにてお届けする予定です。

四代目猿之助・久しぶりの狐忠信

六代目勘九郎の大蔵卿・二代目獅童の鬼次郎


2022/1/25

「METライヴビューイング」

本日(25日)はMETライヴビューイングで、ムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」を見てきました。これは昨年(2021)10月9日の上演映像。2020年春コロナ・パンデミックで休場してから約1年半ぶりの再開は嬉しいことでした。METらしい重厚な舞台でした。ルネ・パーペのボリスが素晴らしい。


2022/1/26

「国立博物館」

本日(26日)は都心に用事があったので、その帰りに上野の国立博物館の特別展「体感!日本の伝統芸能」を覗いてきました。タイトルに「体感!」とありますが、触れ合いの工夫がちょっと足りなかった感じなのは、コロナの接触を危惧したからかな。まっこの状況では仕方ないか。とは云え、貴重な展示を見ることが出来て結構でした。

*写真は「寺子屋」の松王の衣装。左(成田屋)、右(音羽屋)。


2022/1/28

「明日のメルマガ」

明日(29日)発行の、メルマガ第571号は、昨年亡くなった二代目吉右衛門の追悼号として、論考「時代物役者か実事役者か」をお届けすることとします。

時代物役者か実事役者か〜二代目吉右衛門小論


2022/1/28

「コロナ」

記録のためメモしておきます。芝翫のコロナ陽性が判明した為、1月歌舞伎座千秋楽(27日)・第2部・「三番叟」を休演(代役は幸四郎)しましたが、2月歌舞伎座・第3部・「鬼次拍子舞」も当面休演するそうです。代役は彦三郎とのこと。


2022/2/1

「旧暦」

本日(1日)は、旧暦であると睦月朔日・つまり旧元日ということになります。


2022/2/1

「歌舞伎座」

本日(1日)は、歌舞伎座の2月興行初日、第2部・第3部へ行ってきました。演目は、仁左衛門・一世一代による「渡海屋・大物浦」、菊之助・丑之助共演による「鼠小僧」など。舞台については、追って書く予定にしています。

十五代目仁左衛門・一世一代の知盛

五代目菊之助の「鼠小僧」

*菊之助(鼠小僧次郎吉)、丑之助(蜆売り三吉)

*仁左衛門(知盛)


2022/2/4

「神奈川大学」

本日(4日)は、神奈川大学市民講座で、「三人吉三」の他、谷崎潤一郎の「吉野葛」に絡めて謡曲「二人静」、「千本桜・川連法眼館」などについてお話しをいたしました。


2022/2/11

「明日のメルマガ」

明日(12日)発行の、メルマガ第572号は、当月(2月)歌舞伎座第3部で上演中の、菊之助の「鼠小僧次郎吉」の観劇随想の、その前半部分をお届けすることにしました。

五代目菊之助の「鼠小僧」


2022/2/14

「コロナ」

記録のためメモしておきます。体調不良のため昨日(13日)を休演した巳之助のコロナ陽性が確認されたため、濃厚接触者の今後の健康状態を見定めるため、第3部「鼠小僧」の14日から19日まで公演中止が決まりました。関係各位くれぐれもお大事にしてください。なお第1部・第2部については通常通り公演されるそうです。


2022/2/18

「神奈川大学」

本日(18日)は、神奈川大学市民講座・「歌舞伎よもやま話」で、「歌舞伎の狐」を話しの軸としましたので、「葛の葉」などを中心にお話をいたしました。コロナ感染増加のなか心配しましたが、どうやら無事に最終回までたどり着くことが出来ました。


2022/2/19

「残念無念」

今月(2月)日生劇場での白鸚の「ラマンチャの男」ファイナル公演ですが、舞台関係者のコロナ感染発生で公演中止の日があったりして混乱していますが、吉之助が観劇予定していた日も結局公演中止になってしまいました。残念無念と云うか・何と云うか・・・。

観劇50周年

*観劇できなかった白鸚の「ラマンチャの男」チラシ


2022/2/20

「本日のメルマガ」

本日(20日)お届けの、メルマガ第572号は、今月(2月)歌舞伎座・第3部で上演中の、菊之助主演による「鼠小僧次郎吉」の観劇随想の、その後半部分となります。

五代目菊之助の「鼠小僧」


2022/2/25

「お散歩」

本日(25日)は都心へ用事があったので、その次いでのお散歩と云っては何ですが、西巣鴨にある妙行寺の、田宮家のお岩様のお墓へお参りをしてきました。熱心に祈れば必ず願い事は成就するとのこと。

西巣鴨・妙行寺のお岩様のお墓


2022/2/28

「コロナ」

記録のため、メモしておきます。2月渋谷コクーンでのコクーン歌舞伎「天日坊」は体調不良者が出たため、25〜26日(千秋楽)が休演となりましたが、その後(扇雀・獅童・勘九郎・七之助らを含む)舞台関係者31名のクラスター発生が確認されたそうです。心配なことですが、兎に角も一日も早い平癒をお祈りします。


2022/3/1

「旧暦」

早や3月になっちゃいましたねえ。本日(1日)は、旧暦であると睦月(1月)29日になります。


2022/3/2

「サイトの記事」

三島由紀夫の「近代能楽集」に関する、玉三郎の「班女」と平幹二朗の「卒塔婆小町」の2本の観劇随想がやっと完結しました。これはずっと以前から書かねばならなかった題材で、なかなか力が要りましたが、いい出来に仕上がりました。

五代目玉三郎の「班女」

平幹二朗の「卒塔婆小町」


2022/3/3

「歌舞伎座」

本日(3日)は歌舞伎座・3月大歌舞伎初日の、第2部・第3部を見てきました。演目は、仁左衛門の「河内山」・菊五郎の「芝浜」・幸四郎の「五右衛門」など。舞台については、そのうち書くかも知れません。

十五代目仁左衛門の河内山宗俊


2022/3/7

「盛綱」

本日(7日)は国立劇場で、菊之助初役の盛綱による「近江源氏先陣館」を見てきました。筋書を買ったら抽選が当たって、菊之助のサイン入りブロマイドを頂きました。どうも有難う。観劇随想は追って書く予定です。ところで本日は吉右衛門さんの百箇日であるそうです。数多い当たり役のひとつが、盛綱でした。

五代目菊之助初役の盛綱

*今年の梅開花は、厳冬のため、例年より遅れ気味か。

*頂戴しました菊之助のサイン入りブロマイド(佐々木盛綱)。


2022/3/8

「METライヴビューイング」

本日(8日)はMETライヴビューイングで、マスネの歌劇「シンデレラ」(「サンドリヨン」の短縮・英語版)を見てきました。これは本年(2022)1月1日上演の家族向け公演の映像。ロラン・ペリー演出がテンポ良く・洒落ていて、歌手も芸達者揃いなので、とても愉しい舞台でした。


2022/3/9

「仁左衛門さん休演」

当月(3月)歌舞伎座第2部「河内山」へ出演の仁左衛門さんが体調不良(コロナではないとのこと)のために本日(9日)より当面休演となるそうです。まずはゆっくり静養して、一日も早い復帰をお待ちしています。

追記:河内山の代役は歌六さん。

追記2:仁左衛門さんが、3月16日より「河内山」に舞台復帰するとのことです。安心しましたが、くれぐれもご無理なさらず。(3/15)


2022/3/11

「両国」

本日(11日)は都心に用事があったので、その次いでに両国周辺を散歩して、大規模改修工事のため3月末で長期休館(〜2025年度まで)となる東京江戸博物館にも寄って来ました。

鼠小僧次郎吉のお墓

本所吉良上野介邸跡

隅田川・百本杭跡

*写真(上)は、本所松坂町公園(吉良上野介邸跡)。

*写真(上)は、東京江戸博物館5F展示(江戸中村座模型)。


2022/3/15

「ロイヤル・オペラ」

本日(15日)は、英国ロイヤル・オペラ・シネマでプッチーニの歌劇「トスカ」を見てきました。これは昨年(2021)12月15日の公演映像。若手女性指揮者リーニフはこれがロイヤル・オペラ・デビューだそうですが、劇的振幅が大きい音楽を作ってなかなかのものでした。


2022/3/18

「ムーティ」

本日(18日)は東京文化会館で、東京・春音楽祭の開幕コンサートへ行ってきました。リカルド・ムーティ指揮東京春祭管による、モーツアルト:39番とシューベルト:未完成交響曲他。モーツアルトはかなりゆっくりめの息が深い音楽に癒されました。一方、シューベルトの方はパッションが前面に出た印象で、これも素晴らしかったです。

*あいにくの雨模様。


2022/3/19

「明日のメルマガ」

明日(20日)発行の、メルマガ第575号は、今月(3月)国立劇場で上演中の、菊之助初役の盛綱による、「近江源氏先陣館〜盛綱陣屋」の観劇随想をお届けします。

五代目菊之助初役の盛綱


2022/3/20

「本ブログについて」

Teacupのブログは2005年から使わせてもらってますから、もう17年目になるのですが、残念ながら、本年(2022)8月でサービス停止となるそうです。おかげさまで日記・備忘録として重宝して来ました。幸い過去記事はすべて別箇に保管してあって面倒な移行作業が必要ない為、この際、サイトの方にコーナーを新設することとしました。当面の間は併用しますが、今後はサイトの、
「歌舞伎素人講釈」のブログ日記
へ移行しますので、ご承知おきください。


2022/3/21

「佐藤忠男氏」  

先日(17日)、独自の切り口の映画評論を展開した佐藤忠男氏が亡くなられたそうです。氏の「忠臣蔵〜意地の系譜」(朝日選書)や「長谷川伸論」(岩波現代文庫)は、映画ファンのみならず歌舞伎ファンにとっても大いに示唆ある著作です。吉之助も参考にさせていただきました。ご冥福をお祈りします。


2022/3/24

「春が来た」  

本日(24日)は、旧暦であると如月(2月)22日になります。用事があって都心へ出掛けましたが、上野公園は桜の花がチラホラと(二分咲きくらいであろうか)、良い天気であったので、平日であったけれども人出は多いようでした。


2022/3/25

「葵太夫さん」

葵太夫さんが日本芸術院賞を授賞とのニュース。歌舞伎の劇音楽である竹本が授賞対象となるのは初めてのことだそうです。おめでとうございます。


2022/3/27

「桜満開」

吉之助の街の桜の花も、ほぼ満開に近い感じとなりました。しかし、残念ながらコロナのために、本年度もさくら祭は中止です。


2022/3/27

「講話会」

先月(2月)はコロナのために中止にしましたが、 本日(27日)は久しぶりの講話会を開催して、菊之助の「鼠小僧」・「盛綱陣屋」など最近の歌舞伎の舞台を材料に、よもやま話的にお話しをいたしました。


2022/3/30

「桜満開」

本日(30日)は所用で都心へ行きましたが、桜満開で上野公園は大層賑わっていました。またコロナ感染が増えそうだと云う話しもあるので、用心しなければ。ところで、サイトの「雑談」に、ネット配信された「菊之助の歌舞伎舞踊入門」シリーズ・「娘道成寺」と「鏡獅子」映像の観劇随想をゆっくりペースで連載します。

「鐘み恨みは数々ござれど〜五代目菊之助の「娘道成寺」

五代目菊之助の「鏡獅子」


2022/3/31

「METライヴビューイング」

本日(31日)は、METライヴビューイングでヴェルディの歌劇「リゴレット」を見てきました。これは本年1月29日のライヴ映像です。1920年代ワイマール共和国時代のドイツに設定を移した、バートレット・シャーによる新演出がなかなか嵌っていて面白く見ました。歌手もオケも素晴らしく、METの水準の高さには感嘆するばかりです。


2022/4/1

「旧暦」

本日(1日)は、旧暦では弥生(3月)1日になります。


2022/4/2

6月歌舞伎座

6月歌舞伎座の演目が本日(2日)発表されましたが、仁左衛門(与三郎)と玉三郎(お富)による「与話情浮名横櫛」が出るそうです。昨年と同様、お二人とも頑張りますねえ。しかし、お身体を大切に、無理しないペースでお願いしたいと思います。

*6月の配役を見ると、「各部間で役者を重複しない」のコロナルールはどうやら撤廃されたようですね。

*追記:5月12日、仁左衛門さんが帯状疱疹のため・6月歌舞伎座を休演するとの発表があり、演目は「ふるあめりかに袖はぬらさじ」へ変更になりました。


2022/4/5

歌舞伎座

本日(6日)は、歌舞伎座4月大歌舞伎の第1部と第3部を見てきました。演目は、猿之助・愛之助他による「天一坊大岡政談」、仁左衛門と玉三郎による「ぢいさんばあさん」など。舞台については、そのうち書くかも知れません。

実録物としての「天一坊」

十五代目仁左衛門と五代目玉三郎の「ぢいさんばあさん」

*第1部:「天一坊大岡政談」特別ポスター。


2022/4/6

来日公演中止

6月下旬に来日して公演を行なう予定であった、ヤニック・ネゼ=セガン指揮METオーケストラ(メトロポリタン歌劇場管弦楽団)がコロナのためキャンセルとなったことが本日(6日)発表されました。この公演は、本年のクラシック外来公演のなかでも特に期待していたもののひとつだったのですが、非常に残念。まだまだコロナ禍は続くのですかねえ。

*中止になったMET公演チラシ。「ワルキューレ」第1幕(演奏会形式)。


2022/4/7

鬼滅の刃

一昨日(5日)、野村萬斎の演出により、人気漫画が原作の「能 狂言『鬼滅の刃』」(きめつのやいば)という新作が、本年(2022)7月下旬に観世能楽堂で上演されるとのことで、制作発表会が行なわれました。「原作は鬼が主題だから、能や狂言の世界に近い。水の呼吸の型(?)は扇一本で表現するような発想になってくるかと思う」などと萬斎は語ったそうです。多分遅かれ早かれ歌舞伎でもやることになるのでしょうねえ。


2022/4/10

本日のメルマガ

本日(10日)発行のメルマガは、国立劇場制作の映像「京鹿子娘道成寺」(菊之助の白拍子花子)の観劇随想をお届けします。

「鐘に恨みは数々ござれど〜五代目菊之助の「娘道成寺」


2022/4/14

来日中止

あと数日(19日)に迫っていたので・もう大丈夫だと安心していたら、バス歌手ブリン・ターフェルが来日前のPCR検査で陽性判定が出たために来日中止になったとの報告で、またガックリ来ました。急なことなので、主催者も大変だろうとお察しはいたします。

*キャンセルになったのは、「ブリン・ターフェルOpera Night」(4月19日)。


2022/4/20

ルプー死去

17日にルーマニア出身の名ピアニスト・ラドゥ・ルプーが亡くなったそうです。長期病気療養中であったようですね。吉之助もリサイタルで何度か聴きましたが、実に繊細なタッチで情感豊かな音色を奏でるピアニストでありました。ご冥福をお祈りします。

*これは2012年来日の時のチラシ。最後の来日は2013年でした。


2022/4/21

本日のメルマガ

本日(21日)お届けするメルマガ第577号は、今月(4月)歌舞伎座で上演中の、第1部「天一坊大岡政談」の観劇随想です。

実録物としての「天一坊」


2022/4/22

「METライヴビューイング」

本日(22日)は、METライヴビューイングでR.シュトラウスの歌劇「ナクソス島のアリアドネ」を見てきました。これは、本年(2022)3月12日公演のライヴ映像です。このオペラには「オペラ・セリアとオペラ・ブッファを同時上演したらどうなる?」というハチャメチャな問いがあるのだが、吉之助のなかではまだ十分消化できてないオペラのひとつかも。これは今後の課題ですが、それにしてもまことに美しい瞬間がたくさんあるオペラです。


2022/4/24

「講話会」

本日(24日)は講話会で、昭和初期の歌舞伎の、ちょっと珍しい舞台映像(無声ですが)をいくつかご覧いただきながらお話をいたしました。


2022/4/26

「7月歌舞伎座演目」

いつもならば前々月公演の初日に発表になる歌舞伎座公演の7月の演目が、何故か今回は早めに・本日(26日)発表になりました。3部制の時間割に収めるべく、演目選定のご苦労が察せられます。第3部に「風の谷のナウシカ・上の巻」と云うのが上がってますね。


2022/5/1

「旧暦」

 本日(1日)は、旧暦であると卯月(4月)朔日になります。


2022/5/2

「歌舞伎座初日」

本日(2日)は歌舞伎座・団菊祭の初日で、第2部と第3部を見てきました。演目は、海老蔵の「暫」・菊之助の「土蜘」・右近の「弁天小僧」など。第2部は久しぶりの海老蔵出演でさすがに満席。舞台については、そのうち書く予定です。

土蜘蛛の謎

二代目右近の弁天小僧菊之助

*第2部:「暫」特別ポスター

*第2部:「土蜘」特別ポスター

*第3部:「弁天娘女男白浪」特別ポスター。


2022/5/7

「明日のメルマガ」

明日(8日)発行の、メルマガ第578号は、先月(4月)歌舞伎座での、幸四郎による「荒川の佐吉」の観劇随想をお届けします。

荒川の佐吉の「くやしさ」について


2022/5/8

「サイトの記事」

連載中であった「野田版・鼠小僧」初演(平成15年・2003・8月歌舞伎座)映像の観劇随想がやっと完結しました。この随想は、先頃見た2月歌舞伎座の菊之助の「鼠小僧」・3月歌舞伎座の猿之助の「天一坊」とも、深く関連したものとなっています。これで野田歌舞伎・四作品は、すべて「歌舞伎素人講釈」として取り上げたことになります。

五代目勘九郎の「野田版・鼠小僧」初演


2022/5/12

「演目差し替え」

来月(6月)歌舞伎座・第3部の「与話情浮名横櫛」の与三郎で出演予定であった仁左衛門さんが帯状疱疹のため休演することとなり、演目を「ふるあめりかに袖はぬらさじ」(玉三郎の芸者お園)に差し替えると云うニュースには、ちょっと吃驚しました。代役でなくて・演目自体を差し替えた例はあまり記憶にないですが、玉三郎さんが気張ったと云うことだと思いますね。ともあれ仁左衛門さんにはゆっくり静養して早い回復をお祈りします。

*追記:大阪松竹座7月公演、「堀川波の鼓」小倉彦九郎役で14日より舞台復帰となりました。


2022/5/13

「神奈川大学」

本日(13日)はあいにくの雨模様の天気でしたが、神奈川大学市民講座・「歌舞伎よもやま話」の22年上期の第1回で、「三人吉三・大川端」・「弁天小僧・浜松屋」などを中心にお話しをいたしました。


2022/5/14

「明日のメルマガ」

明日(15日)発行の、メルマガ第579号は、今月(5月)歌舞伎座での、右近による「弁天小僧」の観劇随想をお届けします。

二代目右近の弁天小僧菊之助


2022/5/16

「METライヴビューイング」

本日(16日)は、METライヴビューイングでヴェルディの歌劇「ドン・カルロス」新演出を見てきました。これは、本年(2022)3月26日の上演映像です。意外なことでしたが、METではフランス語・5幕版での上演は初めてだそうです。ディヴィッド・マクヴィカー演出は重厚でなかなか見せました。歌手も充実して、さすがに聞き応えします。


2022/5/21

「前進座」

本日(21日)は、国立劇場での前進座公演「杜若艶色紫〜お六と願哲」を見てきました。テンポの早いドラマ展開で、なかなか愉しめました。舞台については、そのうち何か書く予定にしています。終演後に、悪婆ものを得意とした先代(五代目)国太郎を偲ぶトーク・イベントがありました。実は吉之助が見た最初の歌舞伎の女形が国太郎でした。今年(2022)が33回忌になるんですねえ。

前進座の「お六と願哲」


2022/5/21

「明日のメルマガ」

明日(22日)発行の、メルマガ第580号は、今月(5月)歌舞伎座での、菊之助初役による「土蜘」の観劇随想をお届けします。

土蜘蛛の謎


2022/5/22

「講話会」

本日(22日)は講話会で、5月歌舞伎座の演目や、昨日(21日)前進座の演目などの話題を中心にお話をいたしました。

*写真上は、東京・丸の内仲通り。好天のため人出多し。


2022/5/27

「神奈川大学」

本日(27日)は神奈川大学市民講座・「歌舞伎よもやま話・2」の2回目で、今回は「京鹿子娘道成寺」を中心にお話しをいたしました。前回と同じく、今回も雨模様。

*写真上は、横浜みなとみらい地区。横浜美術館前のけやき通り。


2022/5/30

「旧暦」

本日(30日)は、旧暦では皐月(5月)朔日と云うことになります。


2022/5/30

「歌舞伎座客席の収容率」

記録のため、メモしておきます。歌舞伎座は、本年(2022)8月興行から、一階花道横席を除く、全座席を販売することに決めたそうです。(ほぼ100%。ただし4階一幕見席は引き続き、販売しないとのこと。)もうとっくに100%になっている他劇場・コンサートホールと比べると、歌舞伎座は慎重過ぎるくらいの対応でありますが、いつになったら二部制に戻る?


2022/5/31

「団十郎襲名」

本日(31日)松竹から、本年(2022)11月・12月歌舞伎座(昼夜二部制)にて十三代目団十郎襲名披露興行を行なうとの発表がありました。同時に勸玄くんの八代目新之助としての初舞台もあるとのことです。襲名披露に向けてムード盛り上げを上手くやってもらいたいですね。

*追記:仕切り直しの・十三代目団十郎襲名披露興行の演目発表(7月7日)


2022/6/2

「8月歌舞伎座演目」

歌舞伎座の8月納涼歌舞伎の演目が発表になりましたが、「ナウシカ」(7月)に続いて、今度は第1部に手塚治虫原作の漫画歌舞伎が出るそうです。


2022/6/3

「歌舞伎座」

本日(3日)は、歌舞伎座6月大歌舞伎の、第1部と第3部を見てきました。演目は、松緑・巳之助・壱太郎らによる「車引」、猿之助の舞踊「猪八戒」、玉三郎の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」。舞台については、そのうち書くと思います。東京の天候が不安定でどしゃぶりになったりしましたが、上手く避けることが出来たので、幸い袖は濡らさずに済みました。

「手習鑑」における桜丸初代壱太郎の桜丸

誣い物語りの真実


2022/6/4

「明日のメルマガ」

明日(5日)発行の、メルマガ第581号は、先月(5月)国立劇場での、前進座による「杜若艶色紫」の観劇随想をお届けします。

前進座の「お六と願哲」


2022/6/10

「神奈川大学」

本日(10日)は神奈川大学市民講座・「歌舞伎よもやま話・2」の3回目で、今月(6月)歌舞伎座で上演中の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」に絡めて「物語り」の成り立ちなどお話しをいたしました。

*写真は横浜みなとみらい地区。


2022/6/11

「明日のメルマガ」

明日(11日)発行の、メルマガ第582号は、今月(6月)歌舞伎座で上演中の、玉三郎の芸者お園による「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の観劇随想の、前半部分をお届けします。

誣い物語りの真実


2022/6/13

「国立劇場」

本日(13日)は、国立劇場の鑑賞教室で又五郎(六助)と孝太郎(お園)による「彦山権現誓助剣」を見てきました。舞台については、そのうち何か書くかも知れません。高校生たちはお行儀良く芝居を見てました。

令和4年6月国立劇場:「毛谷村」


2022/6/14

「デュトワ」

本日(14日)は、すみだトリフォニーホールで、シャルル・デュトワ指揮による新日本フィル創立50周年特別演奏会を聴いて来ました。曲目はバーバーの弦楽のためのアダージョ、ショスタコービッチのチェロ協奏曲第1番(独奏:上野通明)、チャイコフスキーの交響曲第5番。チャイコフスキーがデュトワらしくフォルムがかっきり決まった熱気溢れる大名演でしたが、ショスタコービッチもなかなか面白く聞きました。クラシック音楽は頼もしい若手がどんどん出てきますね。


2022/6/17

「サイトの記事」

「雑談」に連載中であった、今月(6月)歌舞伎座で上演中の、玉三郎の芸者お園による「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の観劇随想が、やっと完結しました。追ってメルマガ第582号でも、後半部分をお届けします。

誣い物語りの真実


2022/6/17

「国立劇場」

日本芸術文化振興会は、本日(17日)、半蔵門の国立劇場を来年(2023)10月末で閉場し、同年11月から建て替えに入り、29年秋に再開場すると発表しました。建て替え期間中の歌舞伎・文楽などは、国立能楽堂や新国立劇場(初台)などで実施予定であるとのこと。22年9月から23年10月までは、「初代国立劇場さよなら公演」期間となるそうです。

*「初代国立劇場さよなら公演」のトップバッターは、本年(2022)10月菊之助の三役による通し狂言「義経千本桜」。


2022/6/19

「講話会」

本日(19日)は講話会で、近頃の歌舞伎界の話題の他、ちょっと目先を変えて、舞踊と下座音楽の、言葉と踊りの関係について、吉之助の考えなどお話しをいたしました。本日は、今年一番の暑さであったようです。

*銀座の歩行者天国


2022/6/20

「団十郎」

襲名告知のチラシが出ましたが、高所恐怖症の吉之助には海老蔵の後ろを見るのがチト怖い。ともあれ襲名ムード盛り上げのために、11月・12月歌舞伎座興行の演目・顔触れを早めに発表してもらいたいものですね。

*東京スカイツリーの頂上部(高さ634m)での、海老蔵(新・団十郎)の睨み。


2022/6/24

「神奈川大学」

本日(10日)は神奈川大学市民講座・「歌舞伎よもやま話・2」の4回目で、歌舞伎舞踊の下座音楽の愉しみ方について、若干の蘊蓄をお話しいたしました。本日も暑い日でありました。

*横浜みなとみらい地区


2022/6/25

「田之助さん」

先日・23日に、人間国宝である沢村田之助さんが亡くなったとのことです。思えば随分いろんな役を見てきましたが、吉之助には世話女房での手堅い味わいが思い出されます。ご冥福をお祈りします。


2022/6/28

「仁左衛門さん休演」

7月大阪松竹座公演からの舞台復帰を目指していた仁左衛門さんですが、「もうすっかり元気になった」という報道も先日ありましたが、やはりちょっと無理があったようで、7月も当面の間休演を続けるそうです。あせらずゆっくり静養してください。

*「堀川波の鼓」小倉彦九郎代役は、勘九郎さん。

*追記:7月14日公演より舞台復帰するとのことです。ご無理なさらず。


2022/6/29

「旧暦」

東京はこのところ猛暑が続いています。暑いのが苦手の吉之助は、そろそろ思考不能に陥りそうです。ところで本日(29日)は、旧暦であると、水無月(6月)朔日になります。


2022/6/29

「船乗り込み」

本日(29日)は、7月大阪松竹座の大歌舞伎興行を前に、出演者らをお披露目する「船乗り込み」が三年ぶりに行なわれました。水の都・大阪の夏を彩る風物詩。東京に居ながらにしてYoutubeライヴで現地の映像を見られるのだから、有難いことです。


2022/7/1

「暑ッ」

東京は連日の猛暑で、暑いのが苦手の吉之助には厳しいことになってますが、サイトの記事の方は、頭がどうにか働く時を探しながら、何とか書き繋いでおります。ホント「書き繋いでいる」感じ。

令和4年6月国立劇場:「毛谷村」


2022/7/4

「秀山祭」

9月歌舞伎座秀山祭が、二代目吉右衛門一周忌追善ということで行なわれるそうです。どうやら第3部・「七段目」の平右衛門が、襲名を控えた海老蔵の・海老蔵としての最後の役になるみたいですね。(由良助は仁左衛門。)


2022/7/4

「ピーター・ブルック死去」

去る2日、英国の演出家ピーター・ブルックさんが亡くなったそうです。よく覚えている舞台は、昭和48年(1973)ロイヤル・シェークスピア劇団来日公演(日生劇場)での「真夏の夜の夢」、昭和62年(1987)銀座セゾン劇場開場公演での「カルメンの悲劇」かな。ご冥福をお祈りします。


2022/7/6

歌舞伎座」

本日(6日)は、歌舞伎座7月大歌舞伎の、第1部と第2部を見て来ました。演目は、猿之助の「当世流小栗判官」、海老蔵の「夏祭浪花鑑」など。舞台については、そのうち書くかも知れません。歌舞伎座の空調がチト寒いので、もう一枚上に羽織った方が宜しいようです。

説経「をぐり」の系譜を考える

「夏祭」・世話狂言の難しさ〜十一代目海老蔵の団七

*第2部の特別ポスター。海老蔵と共演の、勸玄くんと、ぼたんちゃん。


2022/7/7

歌舞伎座」

本日(7日)、歌舞伎座の、11月・12月十三代目団十郎襲名・八代目新之助初舞台の披露演目が発表になりました。新之助初舞台の粂寺弾正(毛抜)というのが、サプライズと云うことですね。

仕切り直しの・十三代目団十郎襲名披露興行の演目発表

    歌舞伎座11月                    歌舞伎座12月

    


2022/7/8

神奈川大学」

本日(8日)は神奈川大学市民講座・「歌舞伎よもやま話・2」の5回目で、10月国立劇場での菊之助の「義経千本桜」三役上演に先立ち、予習として「渡海屋・大物浦」についてお話をいたしました。

*10月国立劇場さよなら公演(義経千本桜・菊之助三役)チラシ


2022/7/17

講話会」

本日(17日)は講話会で、最近の歌舞伎の話題を取り交ぜてお話をいたしました。

*汐留から築地大橋・浜離宮方面を望む。


2022/7/18

コロナ」

もう好い加減終わって欲しいものですが、このところ東京のPCR検査陽性がまた急激に増加しているようです。歌舞伎座7月大歌舞伎第1部(小栗判官)の舞台関係者複数名に体調不良が判明したため、本日(18日)の第1部公演が中止と決まりました。心配なことです。

*なお第2部・第3部は予定通り上演されるとのことです。

*追記:翌19日は、陽性者が出たかして、第2部・第3部も共に公演中止となりました。

*追記:22日、松竹は、歌舞伎座7月大歌舞伎の、19日以降千秋楽(29日)までの全日程を休演とすることを発表しました。猿之助・菊之助他48名がPCR検査陽性と判定されたそうです。


2022/7/19

ファイナル・ファンタジー」

来年(2023)春(3〜4月)に、尾上菊之助の企画・演出にて、新作歌舞伎「ファイナル・ファンタジーX」が、東京・IHIステージアラウンドにて上演されることが発表されました。吉之助はやったことないですが、「ファイナル・ファンタジー」というのは人気のコンピューター・ゲームだそうで、客席が360度回転する劇場機構を利用して、ゲームの世界観をそのままに、歌舞伎の様式で表現するということだそうですが、どんなものなんでしょうねえ。吉之助には、全然想像が付きませんよ。


2022/7/20

本日のメルマガ」

本日は猛暑ですが、猛暑かと思えば・豪雨になったり、このところの気候変化にはちょっと身体が堪えますね。さて、本日(20日)お届けの、メルマガ第585号は、今月(7月)歌舞伎座第1部の、猿之助主演による「当世流小栗判官」の観劇随想をお届けすることにしました。

説経「をぐり」の系譜を考える


2022/7/22

神奈川大学」

本日(22日)は神奈川大学市民講座・「歌舞伎よもやま話・2」の最終回(6回目)で、前回に引き続き、「義経千本桜」から「鮓屋」と「河連法眼館」についてお話をしました。巷間コロナ感染者急増中(第7波とか)で心配しましたが、どうやら無事に本年前期日程を終えられて、ホッといたしました。

*JR横浜駅近くのベイ・エリア辺り。


2022/7/22

「梅玉さん」

本日(22日)、文化審議会は、伝統的な芸能分野で高い技術を持つ、いわゆる人間国宝として、歌舞伎俳優の中村梅玉さん他5名を新たに登録するよう、文部科学省に答申したとのことです。おめでとうございます。コロナで気が滅入るなか、唯一の嬉しいニュースでしたね。


2022/7/29

「旧暦」

このところの猛暑で参ってしまい、執筆ペースがガクッと落ちていますが、どうにかこうにか、ネタの蓄積はしております。ところで本日(29日)は、旧暦では文月(7月)朔日になります。


2022/7/29

「ナウシカ・疑似生配信」

本日(29日)は、本来ならば歌舞伎座7月大歌舞伎の千秋楽でしたが、コロナに拠り休演。その代わりではないですが、第3部「ナウシカ」のネットでの疑似・生配信イベント(中旬に録画した舞台映像によるライヴ配信「見立て」)がありましたので、これを視聴しました。チャットの書き込みしながら芝居を楽しむのが、当世流でありましょうか。まあそれも良し。舞台については、そのうち何か書くかも知れません。

五代目菊之助のクシャナ〜「風の谷のナウシカ」再演


2022/8/1

「旧暦」

暑中お見舞い申し上げます。ところで本日(1日)は、旧暦であると文月(7月)4日となります。まだまだ暑い日が続きそうですねえ。(嘆息)


2022/8/3

「本日のメルマガ」

暑い、暑い。さて本日(3日)発行の、メルマガ第586号は、先月(7月)歌舞伎座・第3部の、菊之助・米吉による「風の谷のナウシカ・上の巻」の観劇随想をお届けすることとしました。

五代目菊之助のクシャナ〜「風の谷のナウシカ」再演


2022/8/4

「コトバのリズム」

本日(4日)は、「表現よみ」(コトバ表現とその朗読法)を長年ご研究なさっている渡辺知明先生と、「伝統芸能(特に歌舞伎)での台詞のリズム」について、Zoomにて対談を行ないました。対談の模様については、近日に公開できると思いますので、しばらくお待ちください。

対談「日本の伝統芸とコトバのリズム」映像公開

渡辺知明先生の「表現よみ研究サイト」


2022/8/5

「歌舞伎座初日」

東京コロナ(第7波とか)が依然高水準ですが、本日(5日)、歌舞伎座8月納涼歌舞伎は無事初日を迎えられたようで、ホッといたしました。


2022/8/8

「飛騨高山」

歌舞伎とは関係はないですが、所要にて6〜8日と飛騨高山を旅行して来ました。飛騨高山については坂口安吾が興味深いエッセイ(飛騨高山の抹殺・飛騨の顔)を残しており、野田秀樹の「野田版・桜の森の満開の下」はこれらと深い関連があります。

高山市・宮川・鍛冶橋から城山方向を眺める。

高山市・古い町並み(三町)・伝統的建築物群保存地区の賑わい。

高山市総和町・飛騨国分寺・本堂と大銀杏。


2022/8/9

「Youtube映像公開」

暑い・暑い。ところで、先日(8月4日)に行なった、「表現よみ」(コトバ表現とその朗読法)の渡辺知明先生と吉之助との対談映像が、Youtubeにアップされましたので、どうぞご覧ください。

対談「日本の伝統芸とコトバのリズム」映像公開


2022/8/13

「謡かたり・隅田川」

本日(13日)は、台風が心配されるなかでしたが、錦糸町すみだトリフォニーホールで、大倉源次郎(能・小鼓)・豊竹咲太夫(文楽・義太夫)・尾上菊之助(歌舞伎)共演による、謡かたり「隅田川」の舞台を見てきました。伝統芸能の容れ物としてはトリフォニーはちと大きい(演者にとっては特にタッパが高いのが気になったでしょう)ので、客席との距離感が計りにくかっただろうと思いましたが、なかなか興味深い試みでありました。舞台については、そのうち書くと思います。

五代目菊之助の「隅田川」の狂女


2022/8/15

「コロナ」

本日(15日)、歌舞伎座8月納涼歌舞伎・第1部の舞台関係者複数名にPCR検査陽性判定が出たため、第1部(歌之助初主演による手塚漫画歌舞伎「新選組」など)の上演が中止となりました。なお第2部・第3部については、予定通り上演がされるそうです。

*追記:第1部は代役を立てて、19日からの公演再開が決まりました。一方、第2部・第3部は体調不良者が出たため、19日の公演を中止するそうです。歌舞伎座はてんやわんやとお察しをいたします。

*追記:20日からそれぞれ代役を立てて、第1部から第3部まで揃って公演再開ということになりました。主役級の休演でも代役を立てて何事もなかったかのように済ませられるところが、歌舞伎の底力・チーム力と云うことなのでしょうねえ。


2022/8/16

「旧暦」

暑い・暑い。さて本日(16日)は、旧暦だと文月(7月)19日ということになります。今宵の京都は、五山送り火ですねえ。過去2年はコロナのため縮小開催でしたが、本年は全面点火による通常開催で行なわれるそうです。コロナも暑いのも送っちゃってもらいたい。


2022/8/17

「明日のメルマガ」

明日(18日)発行の、メルマガ第588号は、本年6月博多座での、菊五郎のいがみの権太による、「義経千本桜・鮓屋」の観劇随想をお届けすることにしました。

「鮓屋」・時代物に於ける世話場の難しさ


2022/8/19

「ラマンチャの男」

コロナのため途中公演中止(本年2月・日生劇場)を余儀なくされた、白鸚が主演・演出を勤める「ラマンチャの男」ファイナル公演を、来年(2023)4月に神奈川・よこすか芸術劇場にてリベンジ上演するとのことです。


2022/8/22

「研の会」

本日(22日)は国立小劇場で、尾上右近の自主公演「研の会」を見てきました。このコロナ(第7波)状況下では気が気でなかったと思いますが、無事に公演が行なえて良かったですね。演目は「色彩間苅豆」(かさね)と「実盛物語」(斎藤実盛)。舞台については、そのうち書くつもりです。

二代目右近のかさね〜「色彩間苅豆

二代目右近初役の実盛〜「実盛物語」

*写真は終演後の撮影タイムで、ポーズを決める尾上右近(斎藤実盛)。


2022/8/24

「歌舞伎座」

本日(24日)は、歌舞伎座の、8月納涼歌舞伎座の第2部を見てきました。演目は、幸四郎と勘九郎による「安政奇聞佃夜嵐」、猿之助による舞踊「浮世風呂」。舞台については、そのうち書くかも知れません。

十代目幸四郎と六代目勘九郎の「佃夜嵐」


2022/8/27

「旧暦」

本日(27日)は、旧暦であると葉月(8月)朔日ということになります。


2022/9/1

「明日のメルマガ」

明日(2日)発行の、メルマガ第589号は、本年8月国立小劇場での、尾上右近初役の実盛による、「源平布引滝・実盛物語」の観劇随想をお届けすることにしました。

二代目右近のかさね〜「色彩間苅豆

二代目右近初役の実盛〜「実盛物語」


2022/9/3

「十三代目団十郎襲名披露興行の全容発表」

満を持してと云うべきか、それとも一部報道通り役者との調整難航の末なのか、よく分かりませんが、襲名まで2か月を切ってもなかなか出なくて・どうなることかと心配していた、11月・12月歌舞伎座の、十三代目団十郎襲名披露興行の全容が、本日(3日)夕刻、やっと発表となりました。目新しいニュースは、本興行の前に前夜祭とでも云うか、特別公演が2日間組まれたことです。(仁左玉共演の「勧進帳」) これで襲名ムードが盛り上がってくれれば良いですね。

十三代目団十郎襲名披露興行の全容発表

    


2022/9/6

「フォークト死去」

先日(5日)、ドイツの中堅ピアニスト・ラース・フォークトが亡くなったそうです。病気を患っていたようですが、久々にドイツから出た俊英ピアニストと期待していたのだけどねえ。才能ある方が若くして亡くなるニュースは寂しいよ。合掌。

ラース・フォークト・ピアノ・リサイタル2015

*上のチラシは吉之助が聞いた2015年のフォークトのピアノ・リサイタル。


2022/9/7

「歌舞伎座」

記録のためメモしておきます。歌舞伎座は、10月興行から劇場内コロナ感染対策ルールを変更して、入場時の、劇場係員による切符もぎりを再開するとのことです。休憩時の客席内・ロビーでの飲食も、OKとなるそうです。(ただし黙食だそうです。黙食ってのは、しゃべらず無言のまま食べることだそうです。)


2022/9/10

「旧暦」

今月(9月)の吉之助の観劇は、もう少し涼しくなってからにしようと云うことで、月後半に計画をしています。ところで、本日(10日)は、旧暦では葉月(8月)15日、中秋の名月ということですね。


2022/9/11

「本日のメルマガ」

本日(11日)発行の、メルマガ第590号は、本年(2022)7月大阪松竹座での、仁左衛門の彦九郎・扇雀のお種による、「堀川波の鼓」映像の観劇随想をお届けすることにしました。「歌舞伎素人講釈」で近松門左衛門の女敵討物を取り上げるのは、これが初めてです。

女敵討ちの論理〜十五代目仁左衛門の彦九郎


2022/9/15

「成田山お練り予定」

いつになるのかと思っていた、成田山新勝寺への、「十三代目団十郎襲名・八代目新之助初舞台奉告参拝」(お練りと奉納歌舞伎)が、本年(2022)10月22日に行なわれることが、本日(15日)、やっと発表になりました。奉納歌舞伎の演目は、「雪月花三景 仲国」だそうです。いい天気になれば良いですね。


2022/9/21

「小林愛実さん」

本日(21日)は、昨年(2021)10月ショパン・コンクールで第4位入賞となった小林愛実さんが吉之助の住む街へ来てくれましたので、ピアノ・リサイタルを聞いて来ました。曲目は、バッハのパルティータ第2番、ブラームスの4つの小品、ショパンのスケルツオ第1番〜第4番というプログラム。抒情的な箇所において繊細な表現を聞かせて、なかなか愉しめたリサイタルでありました。


2022/9/23

「明日のメルマガ」

明日(24日)発行の、メルマガ第591号は、先日(6月)博多座での、菊之助による「魚屋宗五郎」と「鷺娘」の舞台映像による観劇随想を、二本立てでお届けすることにしました。

五代目菊之助の魚屋宗五郎

五代目菊之助の「鷺娘」


2022/9/23

「歌舞伎座秀山祭」

本日(23日)は歌舞伎座で、秀山祭9月大歌舞伎(二代目吉右衛門一周忌追善)の、第2部・第3部を見てきました。演目は、白鸚初役の松浦侯による「松浦の太鼓」、仁左衛門の由良助による「七段目」など。舞台については、そのうち書くと思います。

二代目白鸚・初役の松浦侯

二代目吉右衛門追善の「七段目」

二代目吉右衛門一周忌追善・特別ポスター


2022/9/25

「ひとり芝居」

昨日は台風で大荒れでしたが、本日(25日)はスッキリ晴天。西荻窪に在る、登録指定有形文化財(昭和8年・1933築)の、素敵な古民家(一欅庵・いっきょあん)の一室での、ひとり芝居・三本立ての試みを見てきました。


2022/9/26

「旧暦」

本日(26日)は、旧暦であると長月(9月)朔日になりますね。


2022/9/27

「帝国劇場建て替え」

帝国劇場が入っている「帝劇ビル」が老朽化の為、お隣りの国際ビルと一緒に建て替えられることが、本日(27日)発表となりました。建て替えに伴って帝国劇場は、2025年をメドに一時、休館となるそうです。吉之助にとっても、昭和50年代の蜷川幸雄演出の芝居、染五郎(現・二代目白鸚)のミュージカルをはじめ、いろいろ思い出がある劇場です。


2022/9/29

「谷口裕和の会」

本日(29日)は、銀座観世能楽堂での、日本舞踊家・谷口裕和の舞踊会・「第8回 谷口裕和の会」を見てきました。谷口裕和の演目は、「保名」と「藤娘」(共に素踊り)。どちらもしっとりと端正な踊りで、素晴らしい。吉之助のもうひとつの関心はゲスト出演の団子でしたが、「三番叟」(素踊り)は力強く、「三ツ面子守」(衣装化粧付き)も可愛く見せました。周囲に雑音が多いだろうが、負けずに頑張ってもらいたいですね。

注:雑音とは、父・香川照之の不祥事報道のこと。


2022/9/30

「アクセス75万」

どうやら昨日(29日)、サイト・トップ頁のアクセス・カウンターが75万に到達したようです。毎度ご訪問ありがとうございます。


2022/9/30

「明日のメルマガ」

明日(1日)発行の、メルマガ第592号は、今月(9月)歌舞伎座秀山祭の、二代目吉右衛門一周忌追善の「仮名手本忠臣蔵・七段目」の観劇随想をお届けします。尚、同月の「松浦の太鼓」の観劇随想も追って書く予定にしております。

二代目吉右衛門追善の「七段目」

二代目白鸚・初役の松浦侯


2022/10/1

「旧暦」

やっと暑さも納まって、秋らしい感じになってきましたねえ。ところで、本日(1日)は、旧暦であると長月(9月)6日になります。


2022/10/3

「御園座」

東京では見られないかもという気もしたので、本日(3日)は名古屋へ遠征して、御園座での、玉三郎の14年振りの八重垣姫による「本朝廿四孝〜十種香・狐火」を見て来ました。舞台については、後日書く予定にしています。

五代目玉三郎・14年ぶりの八重垣姫


2022/10/4

「有松」

本日(4日)は名古屋からの帰りがけ、名古屋市緑区有松町の、伝統的建築物群保存地区に寄って来ました。東海道の鳴海宿と池鯉鮒(ちりゅう)宿の間に位置し、伝統的な有松絞りの浴衣などで有名。

*屋敷の前の道路は、旧東海道になります。

*有松からほど近い桶狭間古戦場公園(名古屋市緑区)にも寄ってきました。


2022/10/5

「団十郎襲名口上顔触れ」

先月(9月)3日の時点では、団十郎襲名口上に「松本白鸚、幹部俳優出演」とのみ発表であったため、一部マスコミから憶測記事が出たりしてましたが、本日(5日)に詳細発表があって、11月については、菊五郎・仁左衛門・玉三郎他の口上出演が明らかになりました。チラシも改版されました。ただし12月の口上顔触れについては、まだ不明です。

*追記:12月の口上顔触れは、遅れて11月7日に発表になりました。


2022/10/7

「サイモン・ラトル」

本日(7日)は池袋・東京芸術劇場へ、今シーズンで音楽監督を退くサイモン・ラトルとロンドン交響楽団との演奏会を聴いて来ました。曲目はベルリオーズの序曲「海賊」、ドビュッシーの劇音楽「リア王」からの2曲(これは珍しい曲ですね)、ラヴェルのラ・ヴァルス(この演奏は素晴らしかった)、最後にブルックナーの交響曲第7番(コールス版)、特にアダージョがスッキリと美しい出来。後味がとても宜しい演奏会でした。

  

*あいにくの雨模様。


2022/10/14

「明日のメルマガ」

明日(15日)発行の、メルマガ第593号は、今月(10月)名古屋・御園座での、玉三郎の八重垣姫による「本朝廿四孝〜十種香・狐火」の観劇随想をお届けすることにしました。

五代目玉三郎・14年ぶりの八重垣姫


2022/10/14

「団十郎襲名・前売り初日」

本日(14日)は、11月歌舞伎座の十三代目団十郎襲名披露興行(第1月目)の一般前売り初日でしたが、夜の部(「助六由縁江戸桜」を含む)の全日程が早々に売り切れたみたいですね。やっぱ「勧進帳」(昼の部)よりも「助六」かな。


2022/10/15

「講話会」

本日(15日)は久しぶりの講話会で、場所を神田に移して行いました。話題の中心は、間近に迫った十三代目団十郎襲名に関連するお話しでした。


2022/10/19

「国立劇場」

本日(19日)は、建て替えのため来年(2023)10月末に閉場となる初代・国立劇場の、さよなら公演・第1弾、菊之助の三役による通し狂言「義経千本桜」のBプロ(いがみの権太の件)・Aプロ(知盛の件)を見てきました。期待に違わぬ出来栄えを見せてくれました。舞台のことは、追って記事にする予定です。

歴史と虚構の対立〜五代目菊之助の知盛(Aプロ)

権太一家の悲劇〜五代目菊之助のいがみの権太(Bプロ)


2022/10/22

「成田山襲名奉告参拝」

本日(22日)は、成田山新勝寺にて、海老蔵と勸玄くんの、「十三代目団十郎襲名・八代目新之助初舞台奉告参拝」が行なわれたので、お練りを見てきました。秋らしい穏やかな天気で人出も多くて、幸先良いスタートでした。これからの歌舞伎の為に頑張ってもらいたいですね。


2022/10/23

「国立劇場」

本日(23日)は、建て替えのため来年(2023)10月末に閉場となる初代・国立劇場の、さよなら公演・第1弾、菊之助の三役による通し狂言「義経千本桜」のCプロ(狐忠信の件)を見てきました。今回の菊之助の三役完演は、本年度(2022)歌舞伎公演のなかでも特筆すべき成果のひとつとして宜しいかと思います。舞台のことは、追って記事にする予定です。

五代目菊之助の狐忠信(Cプロ)


2022/10/24

「歌舞伎版・鬼滅の刃」

そのうち出て来るだろうとは思っていましたが、人気漫画タネの、スーパー歌舞伎U・「鬼滅の刃(やいば)」の企画制作発表があったようです。それにしても、令和6年(2024)2〜3月新橋演舞場って、まだ随分先の話ですねえ。総合演出は猿之助。染五郎・団子・幸四郎らも出演。

(追記)松竹から「諸般の事情により上演を見合わせることとなりました」とのアナウンスがありました。(2023年8月2日)


2022/10/25

「旧暦」

本日(25日)は、旧暦であると神無月(10月)朔日になりますね。


2022/10/25

「歌舞伎座」

本日(25日)は、歌舞伎座・芸術祭10月大歌舞伎の、第2部・第3部を見てきました。演目は、松緑・幸四郎らによる「釣女」、芝翫・雀右衛門らによる「加賀鳶」など。舞台については、そのうち書くかも知れません。

八代目芝翫初役の按摩道玄


2022/10/25

「白鸚さん」

本日(25日)、白鸚さんが文化勲章を授賞することが発表になりました。おめでとうございます。文化勲章の親授式は、来月(11月)3日だそうです。


2022/10/26

「バレンボイム」

ダニエル・バレンボイムが3月初旬頃から体調を崩してキャンセル続きだという話は聞いていましたが、12月のベルリン・シュターツカペレとの来日公演までには大丈夫だろうとタカを括っていましたが、依然病状がすぐれずドクター・ストップがかかったようで、残念ながら来日中止になりました。代役はクリスチャン・ティーレマンとなるそうです。ティーレマンはいい指揮者だけど・・まあ仕方がないね。バレンボイムの回復をお祈りします。

*来日中止となったバレンボイムのチラシ。


2022/10/28

「大向う」

記録のためメモしておきます。コロナ感染防止の観点から、歌舞伎座での「大向う」は長らく禁止されていましたが、本日(28日)松竹より、今月(10月)31日に行なわれる十三代目団十郎襲名・特別公演から、限定的な手法にて「大向う」を再開する旨の発表がありました。それに拠れば、歌舞伎座4階に、アクリル板で仕切った「大向うエリア」を設置、このなかで劇場指定の大向うの方(2名)が、マスクをして声を掛けることが出来るとのことです。一般観客による声掛けは、引き続き禁止されます。


2022/10/30

「本日のメルマガ」

本日(30日)発行の、メルマガ第594号は、今月(10月)国立劇場での、菊之助のいがみの権太による「義経千本桜」・Bプロの観劇随想をお届けすることにしました。

権太一家の悲劇〜五代目菊之助のいがみの権太


2022/10/31

「十三代目団十郎」

本日(31日)歌舞伎座での、「十三代目団十郎白猿襲名披露記念・特別公演」を見て来ました。いつもだと襲名披露本興行の初日を終えた時点で新しい名前になるものだと理解していますが、今回の場合は、本日・特別公演を終えた時点で・晴れて十三代目団十郎になったということだと思います。襲名おめでとうございます。新たな気持ちで、これからの歌舞伎のために頑張ってください。襲名披露演目は「勧進帳」でしたが、舞台については追って観劇随想を書くこととします。

十三代目団十郎襲名披露の弁慶


2022/11/1

「旧暦」

本日(1日)は、旧暦であると、神無月(10月)8日になります。


2022/11/4

「コロナ」

記録のためメモしておきます。浅草・浅草寺境内で行なわれている平成中村座・11月大歌舞伎で、公演関係者に体調不良が出たため、4日(本日)と5日の公演が中止となりました。このところ劇場関係でコロナで休場という話を聞きませんでしたが、まだまだ安心は出来ないようですね。

*追記:6日も中止になり、公演は7日から再開となりました。


2022/11/4

「明日のメルマガ」

明日(5日)発行の、メルマガ第595号は、先日(10月31日)歌舞伎座での、「十三代目団十郎白猿襲名披露記念・特別公演」での、十三代目団十郎による「勧進帳」の観劇随想をお届けする予定です。

十三代目団十郎襲名披露の弁慶


2022/11/8

「歌舞伎座」

本日(8日)は、歌舞伎座・顔見世興行・「十三代目団十郎白猿襲名披露・八代目新之助初舞台」の夜の部を見てきました。襲名披露演目は、「助六由縁江戸桜」。団十郎の助六、新之助の福山のかつぎ。舞台については、追って書く予定にしています。現代美術家・村上隆の原画による祝幕はカブいて、なかなかインパクトがありますねえ。

悪態の祭祀性〜十三代目団十郎襲名興行の助六

*村上隆原画の祝幕と久しぶりに満員盛況の客席


2022/11/10

「歌舞伎座」

本日(10日)は、歌舞伎座・顔見世興行・「十三代目団十郎白猿襲名披露・八代目新之助初舞台」の昼の部を見てきました。襲名披露演目は、新之助の「外郎売」、団十郎の「勧進帳」。舞台については、追って書く予定にしています。

対話劇としての「勧進帳」〜十三代目団十郎襲名本興行の弁慶


2022/11/19

「明日のメルマガ」

明日(20日)発行の、メルマガ第596号は、今月(11月)歌舞伎座での、「十三代目団十郎白猿襲名披露興行」での、十三代目団十郎による「勧進帳」と「助六由縁江戸桜」の観劇随想を二本建てにてお届けする予定です。

対話劇としての「勧進帳」〜十三代目団十郎襲名本興行の弁慶

悪態の祭祀性〜十三代目団十郎襲名興行の助六


2022/11/19

「白鸚さん」

今月(11月)歌舞伎座での、「十三代目団十郎白猿襲名披露興行」で口上に出演の白鸚さんが、体調不良のため、本日(19日)より休演、当面休養となるとのことです。ゆっくり休養なされて、一日も早いご回復をされます様、お祈りいたします。

(追記)12月26日歌舞伎座・千秋楽の「十三代目団十郎白猿襲名披露」・口上で復帰とのことです。


2022/11/20

「講話会」

本日(20日)は講話会で、主たる話題は当然ですが・現在歌舞伎座で興行中の十三代目団十郎白猿襲名披露関連(「勧進帳」・「助六」)のお話、それから先月(10月)国立劇場での菊之助の「義経千本桜」などでした。


2022/11/24

「旧暦」

本日(24日)は、旧暦であると霜月(11月)朔日になりますね。


2022/11/28

「歌舞伎座」

記録のためメモしておきます。歌舞伎座はこれまでコロナ感染予防対策で花道横の座席の販売を自粛していましたが、来年(令和5年)1月興行から、花道横も含め、全座席を販売することとしたそうです。これで客席はほぼコロナ以前に近い状態に戻ることになりますね。なお一幕見席は引き続き、販売しないそうです。


2022/11/28

「明日のメルマガ」

明日(29日)発行の、メルマガ第597号は、先月(10月)国立劇場での、菊之助の知盛による「義経千本桜」・Aプロでの、観劇随想をお届けする予定です。

歴史と虚構の対立〜五代目菊之助の知盛


2022/12/1

「旧暦」

本日(1日)は、旧暦であると霜月(11月)8日になります。


2022/12/4

「十八代目勘三郎」

明日(5日)が、十八代目中村勘三郎の10年目の命日ということになります。月日が経つのは、早いものです。

十八代目中村勘三郎・没後10年


2022/12/5

「歌舞伎座」

本日(5日)は、歌舞伎座・「十三代目団十郎白猿襲名披露・八代目新之助初舞台」・2月目の初日・昼の部を見てきました。襲名披露演目は、団十郎の「押し戻し」(京鹿子娘二人道成寺)、新之助の「毛抜」の粂寺弾正。新之助くんが堂々の舞台っぷりで万雷の拍手を浴びてました。舞台については、そのうち書くと思います。

十三代目団十郎襲名興行の「二人道成寺」

八代目新之助初舞台の粂寺弾正〜「毛抜」


2022/12/7

「ティーレマン」

本日(7日)はサントリーホールへ、クリスティアン・ティーレマン指揮ベルリン・シュターツカペレのブラームス・チクルスの第1日目を聞きに行きました。曲目は交響曲第2番と第1番。特に第2番が推進力があって引き締まった・なかなかの名演でありました。

本公演はカーテンコールの撮影がOKでした。そういう時代になってきたようですねえ。写真は、聴衆の拍手に応えるティーレマンとベルリン・シュターツカペレの楽団員。吉之助の撮影です。


2022/12/9

「明日のメルマガ」

明日(10日)発行の、メルマガ第598号は、「本朝廿四孝」の三段目・勘助住家に関する論考の前半部分をお届けする予定です。

「廿四孝」の「世界」とは八代目幸四郎・十七代目勘三郎による「勘助住家」


2022/12/14

「歌舞伎座」

本日(14日)は、歌舞伎座・「十三代目団十郎白猿襲名披露・八代目新之助初舞台」・2月目の夜の部を見てきました。演目は、襲名披露口上、ぼたんちゃんの「団十郎娘」(近江のお兼)、団十郎の「助六」。舞台については、そのうち書くと思います。

十三代目団十郎襲名興行2月目の「助六」


2022/12/15

「弥十郎さん」

当月(12月)歌舞伎座・夜の部の「助六」で意休役を勤める弥十郎さんが、本日(15日)体調不良で休演するとのことです。昨日(14日)はお元気のようでしたが、兎も角、ゆっくり養生されて・お早目の復帰をお祈りします。代役は松緑さん。

(追記)24日から舞台復帰となるそうです。


2022/12/17

「本日のメルマガ」

本日(17日)発行の、メルマガ第599号は、「本朝廿四孝」の三段目・勘助住家に関する論考の後半部分をお届けする予定です。年内は、これを最終発行とします。

「廿四孝」の「世界」とは八代目幸四郎・十七代目勘三郎による「勘助住家」


2022/12/17

「講話会」

本日(18日)は、本年最後の講話会になりますが、話題の中心は当然十三代目団十郎襲名披露興行のことになりますが、その他・没後10年になる故・十八代目勘三郎のことなども織り交ぜてお話しいたしました。


2022/12/21

「吉祥寺シアター」

本日(21日)は吉祥寺シアターでのSCOT公演で、鈴木忠志演出・三島由紀夫作・「サド侯爵夫人」第2幕を見てきました。公演終了後に鈴木忠志によるトークあり。舞台については、そのうち何か書くかも知れません。吉之助の本年中の観劇は、これで観劇納めです。

見取り狂言「サド侯爵夫人」


2022/12/23

「旧暦」

寒い・寒い。ところで本日(23日)は、旧暦であると、師走(12月)朔日になりますね。


2022/12/26

「千秋楽」

巷間またまたコロナ再流行気味とのことですが、本日(26日)、歌舞伎座での、2ヶ月に渡る「十三代目団十郎襲名披露・八代目新之助初舞台」興行が無事千秋楽を迎えることが出来て、大慶至極です。いい団十郎になってもらいたいですね。

(追記)本日・千秋楽に白鸚さんが舞台復帰したことも嬉しいニュースでした。


2022/12/31

「大晦日」

コロナで始まって・団十郎で終わった令和4年(2022)と云うところですかね。本朝廿四孝」論とSCOTの「サド侯爵夫人」観劇随想と、連載2本が年越しになってしまいました。





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