(TOP)      (戻る)

2010年(平成22年)のブログ「歌舞伎素人講釈」記事

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月


2010/1/1

明けましておめでとうございます。今年はショパンとシューマンが生誕200年、マーラーが生誕150年だそうです。どうも音楽のことばかりで申し訳ないですが、歌舞伎では「身替座禅」初演100年ですね。良い年でありますように。


2010/1/2

本日はNHKの初芝居中継をちょっと見ましたが、歌舞伎座の「車引」も「源氏店」もなかなか良かったのではないかな。


2010/1/4

「雑談」  

サイトの「雑談」に本年最初の記事を掲載しました。本年は別に要件を抱えています為、当面更新の間隔が若干開く感じになるかと思いますが、ご理解お願いします。


2010/1/5

久しぶりに玉三郎さんのサイトを見たら、12月のコメントに『今後一人での「京鹿子娘道成寺」の上演予定はなく、11月の八千代座での上演が最後と考えております』とあったので驚きました。玉三郎さんにも色々思うところあるのでしょうが、これは考え直して欲しいですねえ。


2010/1/7

指揮者の小沢征爾さん・病気で半年休養とのニュースはビックリでした。とにかくじっくり休養して体調万全にてご復帰いただきたいとお祈りいたします。


2010/1/10

本日メルマガ262号を発行しましたが、文章修正したのをうっかりセーブし忘れて多少混乱をきたした箇所がありました。まあ大意は全然違ってはいませんが。サイトにアップした後に文章をいじることがままありますので失礼しました。正しくは現在のサイト記事をご覧ください。

初代の芸の継承〜吉右衛門の課題


2010/1/15

演舞場の海老蔵の「伊達の十役」はなかなか面白く見ました。もう三十年前になる猿之助の舞台のことなど思い出しました。一番の見所はやはり海老蔵の床下の仁木の宙乗りの引っ込みですねえ。これだけで観る価値はあります。

「海老蔵の「伊達の十役」」


2010/1/16

政岡は加役ですからあのくらい出来ればまあ十分です。しかし、成田屋は荒事の宗家なのですから荒獅子男之助の台詞はしっかり出来なくては困ります。甲の声が無理なく出せる喉の使い方をマスターする必要あります。この点が今後の課題ですねえ。


2010/1/17

最近のリリースCDから、アリス=沙良・オットのショパン:ワルツ全集。これは数多い同曲の録音のなかでも際立って良いですねえ。タッチの粒も揃ってるし、リズム感実に良し。おじさんが買うのが気恥ずかしいカワイ子ちゃん路線のジャケットがちょっと困るが、このピアニストは注目ですね。


2010/1/19

サイトの「雑談」では今月(1月)歌舞伎座で上演中の「源氏店」の観劇随想を短期連載します。本作を歌舞伎素人講釈で取り上げるのは初めてです。

「与三郎の台詞のリズム」


2010/1/24

3月・4月歌舞伎座のさよなら公演の演目はまだ正式に発表になっていないようですが、伝え聞くところでは3部制になるそうで・演目立てもいまひとつのように思います。商魂が先立っているようで、これで歌舞伎座を閉めるとはチト寂しい感じがしますねえ。きちんと平成歌舞伎20年の決算つけて欲しかったですけどねえ。


2010/1/30

一週間の海外出張から本日帰国しました。サイト更新に間が開いたのはそのせいです。ところで、3月歌舞伎座のプロの「菅原」前半の三分割・小出しはちょっと酷くないですか。ユニセフは世界無形文化遺産の扱い方を松竹にご指導いただけないものでしょうかね。


2010/1/31

遅ればせながら29日の海老蔵婚約記者会見の録画を見ました。7月頃に挙式ということですが、これを機に更に飛躍してもらいたいものです。


2010/2/1

先週29日に放送された矢車会(昨年5月)富十郎の「勧進帳」の録画をつまみ見しました。興味深い点が数多くある舞台ですが、全体として演出コンセプト練り上げ不足の感が残ります。これでこの舞台には武智演出の面影がどれくらい残っているのですかねえ。まあじっくり見てそのうち何か書くことにしたいと思います。

「富十郎の「勧進帳」」


2010/2/4

明日(5日)ハイビジョンで歌劇「つばめ」・メトロポリタン歌劇場の舞台の放送があります。「つばめ」は旋律が素敵なオペラなのにどうしてプッチー二作品のなかで人気がないのですかねえ。有名なアリアがないからだとか・いろいろ説はありますが。この機会に是非ご覧になってください。


2010/2/6

明日のメルマガ第264号はサイトの「雑談」に連載しました本年1月歌舞伎座での染五郎の「源氏店」観劇随想をおとどけします。なお「雑談」の方は今度は同じ1月演舞場の「伊達の十役」観劇随想の短期連載を予定しています。


2010/2/8

「覚寿」  

3月歌舞伎座の「道明寺」は玉三郎が覚寿を演るんですねえ。ちょっとびっくりしたのと・玉三郎が老け役をやる気になったことにちょっとホッとしたのと・ふたつありますが、期待いたしましょう。


2010/2/11

今月(2月)は十七代目勘三郎二十三回忌追善ということですが、もうそんなに経ちますかねえ。先代の当たり役は世話物系統の役が良く言われるようですが、吉之助は先代の時代物が結構好きでした。熊谷も樋口も松王も良かったなあ。


2010/2/13

サイトの「歌舞伎とオペラ」はほぼ半年の連載になりましたが、その類似点の凡そのイメージを提示できたと思うので・ここらで終わることにして、あとは各論でお届けすることにします。内容的にかなり重いけれど・衝撃度はある論考でありましたね。

「歌舞伎とオペラ」


2010/2/17

今月(2月)「芸術新潮」誌は画家「小村雪岱(こむらせったい)」の特集です。雪岱は舞台美術家としても活躍し・六代目菊五郎の「一本刀土俵入」や「藤娘」などの舞台を手掛けました。泉鏡花の本の装丁もしているんですね。参考になる記事なので是非ご一読を。


2010/2/20

本日は「歌舞伎素人講釈」講話会を行い、歌舞伎の台詞に現れる二拍子のリズムについて録音など聴きながらお話をしました。こういうのは実例を聴きながら話せば説得力が増しますね。お集まりくださいました皆さまに御礼申し上げます。


2010/2/21

「雑談」  

本日のメルマガ第265号は「海老蔵の伊達の十役」をお届けしました。サイトの「雑談」の方は昨年5月矢車会の富十郎の「勧進帳」についての観劇随想を短期連載します。


2010/2/25

「忠信」  

海老蔵が6月にロンドンで「義経千本桜」半通し(狐忠信の件)を上演するそうです。下記はサドラーズ・ウェルズ劇場のリンクですが、芝居通の多いロンドンっ子がどんな反応を見せるか・興味あるところです。宙乗りもやってもらいたいですね。


2010/3/1

歌舞伎座閉館まであと2ヶ月を切ったということですが、お名残り興行も盛況なようで結構なことだと思います。演目立てに問題はありますが、個々の演し物はそれなりのものが並んでいます。幕見でひとつ見るならばやはり仁左衛門演じる丞相さんの「道明寺」ということになりましょうか。


2010/3/2

本日は松岡正剛氏とエバレット・ブラウン氏の共著「日本力」の出版記念トークショーというのを聞いてきたのですが、この本の帯にある「前衛的伝統力、伝統的前衛力」というのは、歌舞伎素人講釈のキャッチフレーズに戴きたいくらいですねえ。残念ながら本日はお許し戴くチャンスがありませんでしたが。


2010/3/3

「助六」  

4月歌舞伎座の最後は団十郎の「助六」で、5月演舞場は海老蔵の「助六」(こちらは水入りまで)だそうです。時代の変わり目を印象付けようという意図なのでしょうかねえ。もうちょっと間を開けてほしい気もしますけど。


2010/3/7

サイトに連載の「歌舞伎とオペラ」は先日「ここらで一応打ち止めにするつもり」と書きましたが、若干書き残した感じもあるので「音楽のなかの演劇的要素」という章を付け加えることとして、しばらく続けることにしました。


2010/3/12

今月(3月)日生劇場での「染模様恩愛御書」(そめもようちゅうぎのごしゅいん)は珍しいお芝居ですが、テンポ良く見せてなかなか楽しめました。このお芝居については近日サイトに観劇随想を書くつもりですのでお待ちください。

「染模様恩愛御書」


2010/3/14

本日はアルド・チッコリー二のピアノ・リサイタルを聴いてきました。(すみだトリフォ二ー・ホール)曲目はシューベルトの21番のソナタと・ムソルグスキーの「展覧会の絵」。特に後者は色彩的で構成もしっかりして聴き応えがありました。


2010/3/20

本日は「歌舞伎素人講釈・講話会」ということで、黙阿弥の七五調のリズムについて音源など使いながらお話をしました。次回も七五調の予定です。いずれ話の一部はサイトの記事に取り入れる予定です。


2010/3/21

「雑談」  

サイトの「雑談」は現在日生劇場で上演中の「染模様恩愛御書」についての観劇随想を短期連載します。たぶん3回の連載になるでしょう。(もしかしたら4回かも。)こういう題材は慎重に行かないとね。


2010/3/23

作曲家リヒャルト・ワーグナーの孫で・バイロイト音楽祭の前監督ヴォルフガング・ワーグナー氏死去。戦後のバイロイトを支えた功労者のひとりですが、今後のバイロイトは脱ワーグナー家に急速に傾くでしょうかね、今後が注目されます。


2010/3/27

明日発行のメルマガ第268号は、サイト雑談に連載した富十郎の「勧進帳」についての観劇随想をお届けします。


2010/4/4

「連載」  

昨年8月から断続的に連載してきました「歌舞伎とオペラ」を一応ここらで区切りということにしました。随分と長く続いたものですねえ。以後は各論として関連した記事を掲載していきます。次の連載はすこし間を置きまして、折口信夫論を開始する予定です。


2010/4/9

ル テアトロ銀座での美輪昭宏主演・演出による「近代能楽集・葵上と卒塔婆小町」を見てきました。なかなか面白い舞台でした。これについてはちょっと先になりますが・サイトに何か書くつもりです。


2010/4/10

今月歌舞伎座のさよなら公演の第1部を見てきました。吉之助にとってもご縁が深い劇場ですから、お名残して・ちょっと気が軽くなった気がしました。「熊谷陣屋」はなかなか良い出来でしたが、これについてはいずれ何か書くかも。「連獅子」は威勢が良過ぎて・バンバン足拍子ばかりが耳に付きました。

さよなら歌舞伎座


2010/4/11

吉之助の世代にとっては「ひょっこりひょうたん島」の作者井上ひさし氏死去。井上作品で歌舞伎で上演されたものとしては「手鎖心中」(歌舞伎での上演外題は「浮かれ心中」)がありますが、他にも歌舞伎で使える作品が結構多くありそうに思いますね。ご冥福をお祈りします。


2010/4/13

先日手術をしたプラシド・ドミンゴが今月16日にミラノ・スカラ座で復帰と聞いたので・演目は何かなと思って調べたら、シモン・ボッカネグラ(バリトンの役)なので・間違いかと思いましたら本当でした。2月にメットでも歌ってますね。御歳69だそうですが、凄い人ですねえ。公演の成功をお祈りします。指揮はバレンボイム。


2010/4/17

本日は「歌舞伎素人講釈」講話会を行ないまして、七五調の揺れるリズムと黙阿弥のドラマの内声構造についてお話しをいたしました。話題は多岐に飛びましたが、なかなか興味深い話が出来たかなと思います。


2010/4/18

サイトの新企画として「折口信夫への旅」を連載していきます。内容はもちろん直接的・間接的にも歌舞伎に絡みます。執筆ペースはゆっくりしたものになるかと思いますが、お楽しみにしてください。


2010/4/19

本日はアンネ・ゾフィー・ムターで、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会を聴いてきました。(ンサントリー・ホール)豊かな響きでふっくらとした造型のブラームスで、なかなか聴かせました。


2010/4/21

アルゲリッチが選りによって来週28日の東京でのコンサートをキャンセルしてくれまして非常にがっかり。またキャンセル魔の伝説が増えたということに一応しておきます。下はアルゲリッチがすっぽかしたコンサートのチラシ。


2010/4/28

アルゲリッチの代役ポゴレリッチのショパンの協奏曲第2番はなかなか良い出来でした。特に第2楽章は個性的でキラリと光る場面がありました。それにしてもフィラデルフィア管は良いオケだなあと感心しきりでした。ラヴェルのラ・ヴァルスが素晴らしかったです。(サントリー・ホール)

ポゴレリッチのショパン・ピアノ協奏曲第2番


2010/4/29

今月(4月16日)に発売された村上春樹の「1Q84」第3巻について吉之助流に随想を書いてみました。
「村上春樹・または黙阿弥的世界・その4」


2010/4/30

本日は歌舞伎座閉場式ですねえ。再開場は3年後ですか、ずいぶん先の話ですが、次の歌舞伎百年のために良い入れ物が出来てほしいと思います。


2010/5/4

休場の歌舞伎座に代わって、しばらく新橋演舞場が歌舞伎のメイン劇場になるということで・本日初日に劇場正面玄関上に櫓が立ったそうですね。若手連中で元気良い舞台を見せてもらいたいものです。


2010/5/5

本日はポゴレリッチのリサイタルの方を聴きましたが、いやあ凄いリサイタルでした。凄かったとしか表現のし様がありませんねえ。そのうち落ち着いたら何か書きたいけれども今日のところは「凄かった」ということで。(サントリー・ホール)

イーヴォ・ポゴレリッチ・ピアノ・リサイタル


2010/5/8

11月さいたま芸術劇場シェークスピアの「じゃじゃ馬馴らし」のキャタリーナ役に亀治郎起用だそうです。蜷川さんは亀治郎に「十二夜」のマーガレット(麻阿)の延長をご期待なのでしょう。もうちょっと役を選んで女形の可能性を試して欲しいと思うのですが。


2010/5/9

サイトの「折口信夫への旅」の連載がかなり長く掛かると思われる為、これと並行した形で・もう一本連載を行なうこととしました。新連載「生きている人形」は人形のことを冒頭に置いていますが、本来のテーマが姿を現すのはもうちょっと先です。


2010/5/16

ちょっと間があきましたが、サイトの雑談と連載の方の更新を済ませました。今月(5月)演舞場の「助六」は水入りまでやるそうですが、これは久しぶりのことですし・海老蔵では初めてのことですから・これは見ておいて良いかなと思いますね。


2010/5/18

本日はミッシェル・ダルベルトのピアノ・リサイタルを聴いてきました。「ビヨンド・センチュリーズ」というテーマで、バッハからシェーンベルクまで・作品の関連性を考えた興味深いプログラム。特に素晴らしかったのはメンデルスゾーンの変奏曲とリストの2曲。(銀座・王子ホール)


2010/5/22

ちょっと遅まきですが、名歌手ジュリエッタ・シミオナートが今月(5月)5日に亡くなったそうです。谷崎潤一郎が「シミオナートがいるなら歌舞伎は要らない」という趣旨のことを言ったほどの名歌手でした。
シミオナートと六代目菊五郎


2010/5/27

本年5月からの演舞場はずっと歌舞伎専門になるのかと思ったら・6月は歌舞伎じゃないのだね。7月の三津五郎の「名月八幡祭」はちょっと見てみたい気がします。


2010/5/29

明日発行のメルマガ272号は、本年4月ル・テアトル銀座での美輪明宏演出・主演による「近代能楽集」についての観劇随想をお届けします。


2010/6/3

本日はクリスチャン・ツィメルマンのピアノ・リサイタルを聴いてきました。(サントリー・ホール)オール・ショパン・プログラム。テンポが遅い第2ソナタの葬送行進曲、第3ソナタの第3楽章などに深みのある表現を聴かせました。


2010/6/5

海老蔵一行のロンドン歌舞伎公演初日は現地4日ということなので、そろそろインターネットでも評判が出るころでしょうか。今回はストーリー性がある演目なので・向こうの方の反応はちょっと気になりますね。


2010/6/11

このところ書き込まないのはネタないせいですが、どうも歌舞伎関連で面白そうなネタがないのだなあ。春にキャンセルをやらかしたアルゲリッチが秋に来日してコンチェルトをやるそうです。ホイホイチケット買うのが敵の思うツボで癪ではあるが。


2010/6/16

このところは毎年12ヶ月歌舞伎座で歌舞伎をやるのが当たり前でしたから・歌舞伎座閉場で・演舞場でも歌舞伎がない今月は何だかポッカリ穴あいたような感じがしますね。吉之助が歌舞伎見始めた頃は1年にこういう月が4つくらいあったものでした。そのこと思い出しました。


2010/6/17

今度の日曜日(20日)発行のメルマガは、現在サイトで連載中の「折口信夫への旅」の第1回とします。


2010/6/19

本日は今年4回目の講話会を行ないまして、雑談風になりましたが・映像をいくつか見ながら伝統芸能と現代との係わり合いについてお話しをいたしました。一見バラバラな材料が最後ひとつに繫がる話がうまく出来たかなと思います。


2010/6/26

7月演舞場の演目立てはいつもと変わらない感じですねえ。歌舞伎座がない約3年は結構大きい意味を持ちそうです。その間の観客の歌舞伎離れを心配する方もいるようですが、それはともかく歌舞伎役者は頑張ってもらいたいものです。サッカーJAPANも頑張っているようだし。


2010/6/27

サイト連載「生きている人形」の5回目を更新。これまで本文をお読みの方は実はこれが谷崎潤一郎の「蓼喰う虫」論の導入部であったとは思いもしなかったと思いますが、いよいよこれからが本論となります。


2010/7/2

今月(7月)演舞場の前売状況を見ると、7月はもともと観客動員が悪い月ではあるのですが、「さよなら歌舞伎座」ブームの反動が来ているようにも思えますね。ここは8月花形歌舞伎・海老蔵凱旋公演の動員が注目であるかな。


2010/7/3

明日発行のメルマガ第274号は「折口信夫への旅」の第2回目をお届けします。


2010/7/4

サイトの雑談の方は「伝統芸能から何を摂取するか」ということで・これは短期連載ですが、雑談的に掲載をしています。


2010/7/9

本日(9日)は成田山新勝寺で海老蔵さん・麻央さんの結婚奉告があったそうで・記事が出てますね。


2010/7/11

9月演舞場の秀山祭から歌六さん・歌昇さん兄弟が屋号を萬屋から播磨屋に変更(正確には復する)だそうです。ところで本日は参院選だな。


2010/7/12

つかこうへいさん死去。吉之助の世代であると「熱海殺人事件」とか「蒲田行進曲」が同時代ということになるかな。ご冥福をお祈りします。


2010/7/19

サイトでは折口信夫・谷崎潤一郎と(歌舞伎に関連付けているつもりですが)歌舞伎とちょっと見離れた話題を展開していますので、もうちょっと歌舞伎に近い話題を別途連載することにしました。まず「惣五郎とかぶき的心情」ということで、「佐倉義民伝」を取り上げることにしました。


2010/7/22

今月(7月)演舞場昼の部「金閣寺」は役者も揃って・なかなか見応えのする舞台でありました。


2010/7/24

サイトの雑談に今月(7月)演舞場の三津五郎・福助による「名月八幡祭」の観劇随想をアップしましたが、思っていたより長くなったので・とりあえず前編です。


2010/7/29

本日は海老蔵さん・麻央さんの結婚披露宴でした。これを機会に海老蔵さんの一層の飛躍を期待したいですね。披露宴はテレビで生中継かと思ったら・翌日特番で放送だそうです。


2010/7/31

明日のメルマガ第276号はサイトに掲載した今月(7月)演舞場での「名月八幡祭」の観劇随想をお届けします。


2010/8/1

イヤ暑いですねえ。実は吉之助は夏が苦手でして、暑くて頭が良く回らないので、いつもは土日更新ですが・サイトの連載は今週はちょっと間をあけます。ご勘弁を。


2010/8/7

今月(8月)演舞場の「四谷怪談」は勘太郎初役のお岩さまということで・難役ですが、頑張って欲しいものです。海老蔵の伊右衛門の色悪ぶりも期待されます。


2010/8/8

NHKBSでの「ザ・スター・坂東玉三郎」の放送を見ました。玉置浩二さんとのデュエットはなかなか良かったですね。もう少し先のことになると思いますが、いずれ玉三郎さんについて何か書かねばなりませんねえ。


2010/8/13

今月(8月)新橋演舞場の第1部「義経千本桜」はダイジェスト版の上演なのが不満だし、声遣いに多少難はあれど・海老蔵の忠信は三役とも仁に合って・予想以上に面白かったです。これについてはいずれ何か書くかも。

海老蔵の「四の切


2010/8/15

今年の夏の暑さは例年よりキツイとの声が多いようですが、確かに今年は冷房がないと書く気が起きません。ゆっくりペースですが、本日は「蓼喰う虫」論を更新しました。


2010/8/18

今月(8月)演舞場の第2部「娘道成寺」は見てませんが、押戻しが付くのに・道行はカットなんだって・・・。第1部「千本桜」はダイジェスト版(まあこれは凱旋公演という申し訳が立たないこともないが)、第3部「四谷怪談」は三角屋敷なし。こういうやり方がこれからは定型になるのですかねえ。


2010/8/21

明日(22日)発行のメルマガ278号は現在サイトに連載中の「生きている人形〜谷崎潤一郎・「蓼喰う虫」論」の第1回分をお届けすることにしました。


2010/8/25

相変わらず暑いですが、こういう時は寒くなった12月のことを考えれば多少良いかも知れませんね。日生劇場の「摂州合邦辻」通しは菊之助の玉手、菊五郎の合邦で、これは期待したいですね。

女武道での玉手御前〜摂州合邦辻


2010/8/28

戸籍上は生きている長寿の方が続々と見つかっていますが、長崎県壱岐市にはナント文化7年(1810年)生まれの200歳の男性が今も「生存」しているとのことです。この年にショパン・シューマンが誕生。文化7年江戸では「絵本合法衢」初演。五代目幸四郎、三代目歌右衛門らが活躍した歌舞伎の絶頂期・・・。


2010/9/2

今月(9月)東京の国立小劇場で三島由紀夫の歌舞伎作品「鰯売恋曳網」を新作文楽として上演とのこと。こういう軽い味わいの作品は浄瑠璃には少ないから面白い発想かも知れませんねえ。


2010/9/4

明日発行のメルマガ279号は前号に引き続き、「生きている人形〜谷崎潤一郎・「蓼喰う虫」論」の2回目をお届けします。


2010/9/12

Infoseekの無料サイト・サービスが近日終了となる為、別館サイト「吉之助のクラシック音楽雑記帳」を本宅サイトの方へ本日移築しました。先日のBiglobeのメルマガが終了になるなど、IT業界も収益構造が大きく様変わりする気配ですね。アクセス取るにはサイトの方も工夫せねばならないでしょうが、「歌舞伎素人講釈」の場合はこれからも内容で勝負ということで。

「吉之助のクラシック音楽雑記帳」


2010/9/16

あまりの暑さにサイト更新が滞っていましたが、暑さも和らいできたので連載コーナーの更新を少しづつ行なっています。ところで11月演舞場の演目「都鳥廓白浪」は菊五郎が持ち役の傾城花子(実は松若)を菊之助に譲ったのが興味深いところ。これは期待したいですね。


2010/9/17

今月5日に松本市で行なわれた小沢征爾さんの復帰演奏(7分間)をビデオで見ました。バッハみたいに荘重なチャイコフスキーでしたね。しかし、小沢さんの音楽に掛けるやるせないほどの思いはビンビン伝わってきました。


2010/9/18

明日のメルマガ第280号は、サイト「雑談」に掲載しました先月(8月)演舞場公演「義経千本桜」などに関する話題としました。


2010/9/22

11月演舞場の昼は「天衣紛上野初花〜河内山と直侍」の通し上演というのは嬉しいことだと思います。幸四郎の河内山、菊五郎の直次郎というのも良いですね。


2010/9/26

連載「折口信夫への旅」は第一部は別途補説を付けたいところがあるのですが、一応これで区切りをつけまして、近日に第2部の方に着手します。


2010/10/2

明日発行のメルマガ第280号は、「折口信夫への旅・第1部〜小説「身毒丸」をめぐって」の連載の最終回です。なお「折口信夫への旅・第2部は「小説「死者の書」をめぐって」になる予定です。


2010/10/3

涼しくなって・やっと思考能力が回復してきたので、久しぶりにサイトの雑談を更新しました。まず昨年(09年)12月国立劇場の「修禅寺物語」と「頼朝の死」について短期連載にて書く予定です。


2010/10/5

来月(11月)に第3回歌舞伎検定が行なわれるそうですが、下記アドレスで過去問が公開されています。


2010/10/10

サイトの連載「折口信夫への旅」は近々第2部に入る予定でしたが、ちょっと気が変わりまして、「第1部・補説」を短期になりますが連載することにしました。

折口信夫への旅・第1部・補説


2010/10/11

連載の「生きている人形〜谷崎潤一郎・「蓼喰う虫」論」は本日完結しました。なお、しばらく間を置いて、この続編というべきか・谷崎潤一郎・「卍」論をサイトに連載する予定でおります。


2010/10/16

遅まきですが、10日にソプラノ歌手のジョーン・サザーランドが亡くなったとのこと。カラス・ファンの吉之助は現役時代のサザーランドを熱心に聴いたとは言えませんが、しかし、改めて聞くとやっぱり偉大な歌手でした。合掌。


2010/10/23

明日発行のメルマガ第284号は、サイトの雑談で掲載した「修禅寺物語」の観劇随想にします。

極限状況における親子の和解〜修禅寺物語
 


2010/10/27

本年度の文化功労者に市川猿之助さんが選ばれたということです。おめでとうございます。昭和50年代(特に前半)の猿之助歌舞伎に熱中したことは吉之助にとっては大きな財産です。


2010/10/28

本日(28日)は2013年春に開場予定で建て替えられる歌舞伎座の起工式が東京・東銀座の敷地内で行なわれたそうです。


2010/10/30

来年(2011)3月30日に勘三郎さんが鹿児島県三島村・硫黄島(鬼界ヶ島とも言われる)海岸で15年ぶりに「俊寛」を演じるらしいですね。
 


2010/11/2

現在来日中のウィーン・フィルが小沢征爾さんに「名誉団員」の称号を贈呈したとのことです。


2010/11/3

このところ更新ペースがゆっくりですが、サイトの連載コーナーは新連載で、谷崎潤一郎の「卍(まんじ)」論を開始しました。


2010/11/6

明日のメルマガ第285号は、サイトに連載中の「佐倉義民伝」に関する論考「惣五郎とかぶき的心情」の前半部分をお届けします。

惣五郎とかぶき的心情
 


2010/11/7

サイトの「雑談」に昨年12月国立劇場の「頼朝の死」の観劇随想を掲載しました。まずはその前半部分を載せます。

組織における個人とは〜頼朝の死


2010/11/13

武智鉄二と八代目三津五郎の芸談「芸十夜」が復刻されましたので、これを機に吉之助が「芸十夜」を読むということで、サイトに短期連載を行なうこととしました。

吉之助が芸十夜を読む
 


2010/11/20

明日発行のメルマガ第286号は昨年12月国立劇場での「頼朝の死」に関する観劇随想です。

組織における個人とは〜頼朝の死


2010/11/24

サイトのトップ頁に吉之助の勉強会である「歌舞伎素人講釈・講話会」の2011年からのメンバー募集ご案内を掲載しましたので、ご興味ある方は是非ご参加ください。
 


2010/12/1

4月にコンサートをすっぽかしたアルゲリッチがお詫びに?再来日、もうアルゲリッチのコンサートは行かないぞと思っていた吉之助も誘惑に負けて今晩コンサートに行きました。(すみだトリフォ二ー・ホール)シューマンとラヴェルのコンチェルト2曲。シューマンはちょっとエンジン掛かりが悪かった感じでしたが、ラヴェルは文句なしでしたね。


 


2010/12/2

本サイトでは海老蔵さんは名刀友切丸詮議の為六本木に潜入中・鼻の穴に屋形船蹴込まれたと思うことにしておきますが、今後当分の間助六は止め狂言にしていただきたいですね。洒落になりません。とにかく今回の事件は残念、というよりもそれを通り越して悔しいとしか言い様がありません。
 


2010/12/4

サイト連載中の「芸十夜を読む」は数回で終わるつもりでしたが、意外と書くことが多いので、さらに続けることにしました。続きをお楽しみに。
 


2010/12/11

このところ雑事多くて更新の方が進んでいませんが、本日は「歌舞伎素人講釈」講話会ということで、久しぶりの開催でしたが、歌舞伎の台詞の二拍子の捉え方などを中心にお話をして、有意義な時間を持てたと思っております。有難うございました。
 


2010/12/12

テアトル銀座の歌舞伎ですが、1月玉三郎公演のS席18,000円はチト高過ぎだけど今回は事情が事情だから・まあ許すとして(大体玉さまの切符はいつも高いが)、2月の昼「お染の七役」(亀治郎)・夜「油地獄」(染五郎)各一本でS席12,000円は高過ぎじゃないか?いくら花形役者の演し物だとしても所作事ひとつくらい付けて欲しいものです。
 


2010/12/13

昨年6月にベルリン・フィルのコンサート・マスターに内定とされていた樫本大進氏(31)がいよいよ正式に就任とのことだそうです。新時代のベルリン・フィルを作ってもらいたいものです。ご活躍を期待します。


2010/12/15

病気で活動休止していた小沢征爾さんがカーネギー・ホールでの芸術祭「ジャパンNYC」でブラームスの第1交響曲を見事に振り通したそうで、復活おめでとうと申し上げます。だけど無理しないでくださいね。
 


2010/12/18

他のことにかまけていて、中断していました「惣五郎とかぶき的心情」をやっと完結させました。この原稿を明日のメルマガ第288号でお届けすることにします。

惣五郎とかぶき的心情
 


2010/12/20

あっと言う間に売り切れた1月の玉三郎公演に追加公演のお知らせが。これが何と1月1日。追加公演の方が先だとは松竹さんも考えたものですが、2日が初日だと思って買った方は残念なことになりましたね。
 


2010/12/26

今年もあとわずかとなりました。今年は歌舞伎座狂騒曲で明け、歌舞伎座休場した後の師走はことさら寒さが身に沁みますねえ。再開場は2013年春・・・か。ずいぶん先の話のように思えます。