2016年(平成28年)のブログ「歌舞伎素人講釈」記事
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2016/1/1
明けましておめでとうございます。「歌舞伎素人講釈」は16年目に入ります。今年もよろしくお願いします。今年は襲名興行がふたつ予定されています。いい舞台を期待しています。
2016/1/2
本日(2日)は歌舞伎座の初春歌舞伎初日・夜の部を見てきました。染五郎と芝雀による「三千歳直侍」はなかなか良かったですね。この他に、幸四郎による「二条城の清正」、鴈治郎と玉三郎による「廓文章」など。花道傍の席だったのだけど後ろ過ぎて、残念ながらNHKの中継には映ってませんでした。
2016/1/5
明日(6日)発行のメルマガ407号は、昨年11月吉祥寺シアターでの山の手事情社の「女殺油地獄」の観劇随想をお届けします。なおサイトでは近日に同じく昨年11月歌舞伎座での玉三郎の「阿古屋」の観劇随想の連載を始める予定です。
2016/1/6
昨日(5日)、フランスの世界的な作曲家であり・優れた指揮者でもあったピエール・ブーレーズが亡くなったとのことです。吉之助は特にラヴェルとストラヴィンスキーが忘れがたいですが、新録音が出る度「聴かなくちゃ」という気にさせる数少ない指揮者でした。ご冥福をお祈りします。
2016/1/10
本日(10日)は東京国立博物館の特別展「始皇帝と大兵馬俑」を見てきました。凄いものを作ったものですね。夜間にひとりで行くと怖そうです。ところでサイトの「雑談」に今月(1月)歌舞伎座の、染五郎・芝雀による「直侍」の観劇随想をアップしましたので、ご覧下さい。写真は展示室の撮影コーナーでのものです。
2016/1/12
2016/1/18
本日(18日)は東京文化会館でリッカルド・ムーティ指揮シカゴ交響楽団の演奏会を聴いてきました。シカゴ響はもう別次元のオケですねえ。とにかく凄かったとしか感想が出て来ませんが、そのうち何か書くこともあるかもしれません。
2016/1/19
本日(19日)もシカゴ交響楽団の演奏会。鳴るべき音符がその通りに思いっ切り鳴っているということの快感ということですかねえ。本日のチャイコフスキー第4番も凄い演奏でした。
2016/1/20
先日(18日)に前進座の中村梅之助さんが亡くなったとのことです。吉之助は歌舞伎での舞台を見る機会はそう多くなかったのですが、しっかりとした演技が印象に残っています。ひとつ挙げるなら「御浜御殿」での富森助右衛門。ご冥福をお祈りします。
2016/1/26
サイトの「雑談」に、「芝居と踊りと」の続篇をアップしましたのでご覧ください。タイトルは仮題なのですが、適当なものが思い付かないので、とりあえず「続・芝居と踊りと」としました。
2016/1/31
明日(1日)発行のメルマガ第409号は、昨年10月歌舞伎座での玉三郎の「阿古屋」の観劇随想をお届けする予定です。「歌舞伎素人講釈」で「阿古屋」を取り上げるのはこれが初めてです。
2016/2/6
本日(6日)は歌舞伎座の夜を部を見てきました。「籠釣瓶」・菊之助の八つ橋は前回の初役の時より進歩してなかなか良い出来であったと思います。
2016/2/7
サイトの雑談に、2月歌舞伎座夜の部の「籠釣瓶」についてちょっと書きました。それから長期連載として「吉之助が浄瑠璃を読む・出世景清」を始めることとして、今回はその1をアップしました。
2016/2/13
2016/2/14
本日(14日)は久しぶりの講話会で、歌舞伎の時代と世話のフォルムについて、映像を交えながらお話をしました。手前味噌ですが、本日はなかなか流れもスムーズで良い話ができたと思います。お集まりいただきましたみなさまに御礼申し上げます。
2016/2/18
本日(18日)は、ミューザ川崎でダニエル・バレンボイム指揮ベルリン・シュターツカペレの演奏会で、曲目はブルックナーの交響曲第8番を聞いてきました。素晴らしい演奏でしたが、特に第3楽章が深かったですね。
2016/2/19
どうやら本日(19日)、サイトのアクセスが45万に達したようです。有難いことです。
2016/2/20
本日(20日)は、サントリー・ホールで、ダニエル・バレンボイムとベルリン・シュターツカペレのブルックナー・チクルスという大プロジェクトの最終日、つまり交響曲第9番ですけど、これが神々しいという言葉を使いたくなるほどの名演。これはちょっと忘れられない演奏会になりそう。ホント有難うと言いたいですね。
2016/2/27
2016/2/28
2016/3/3
本日(3日)から歌舞伎座で五代目雀右衛門襲名披露興行が始まりました。菊五郎さんが胃潰瘍で休演というのが残念ですが、お大事になさってください。
追記:12日より復帰。*「祇園祭礼信仰記・金閣寺」・雀右衛門の雪姫
2016/3/5
本日(5日)は歌舞伎座で五代目雀右衛門襲名披露の夜の部を見てきました。襲名披露狂言は「金閣寺」。暖かくなったせいか、いつもより着物姿の女性客が多かった気がしましたが、これは良いことですね。
2016/3/6
2016/3/13
本日(13日)は講話会で、武智歌舞伎の理念の背景にある大正〜昭和初期の芸術思潮(ノイエ・ザッハリッヒカイト)についてその概略をお話をしました。話題は建築・美術・音楽から歌舞伎まで多岐に渡りましたが、面白い話になったと思います。お集まりいただきましたみなさまに御礼申し上げます。
2016/3/16
本日(16日)は、東京文化会館で、リッカルド・ムーティ指揮特別編成オケによる日伊国交樹立150周年記念演奏会で、ヴェルディ・ボイートというプログラム。ムーティはホントに腰骨折して休んでたんですか?と驚くほどエネルギッシュな指揮ぶりで斬れの良いリズムと推進力はトスカニーニを思い出すほど素晴らしい演奏でした。スピーチで「政治家は言葉で裏切ったりするけど、音楽は裏切りません」と語ってました。
2016/3/17
本日(17日)はトリフォニー・ホールでミシェル・ベロフのピアノ・リサイタル。フォーレ・フランク・ラヴェル・ドビュッシーにメシアンと、ベロフのレパートリーを俯瞰できるプログラム。フランス・ピア二ズムということの意味が少し分かったような気が。
2016/3/18
本日(18日)は静岡県浜松市で或る会合にお招きを戴きまして「歌舞伎と私」という演題でちょっとお話をさせてもらいました。興味以て聴いていただけまして大変感激いたしました。
写真は浜松市楽器博物館でのヒストリカル・ピアノ:ショパンが生きた時代の、エラール(左)とプレイエル(右)。
2016/3/19
本日(19日)は東京への帰り道で静岡市の久能山東照宮に寄って来ました。あいにく朝は小雨でしたが、人が少なくて観光にはかえって良かったかも。幸い昼過ぎには晴れました。
2016/3/20
2016/3/26
しばらく間があいていましたが、連載中の「出世景清はなぜ画期的作品なのか」に新しい章を付け加えました。そろそろ完結が近くなって来たようです。
「「出世景清」はなぜ画期的作品なのか」
2016/3/27
本日(27日)は歌舞伎座の五代目雀右衛門襲名興行の昼の部を見てきました。襲名披露狂言は、「鎌倉三代記」。千秋楽ということもあってかどの舞台もしっくり練れた感じがしましたね。これについてはそのうち何か書くかも知れません。
2016/3/29
本日(29日)は東京文化会館でエリアフ・インバル指揮東京都交響楽団でショスタコービッチの交響曲第15番を聞いてきました。吉之助にはまだ耳慣れない曲ですが、興味深いところあり、これはこれからの課題ですね。
2016/4/2
本日(2日)は吉之助の街では桜まつりです。でもちょっと寒いですね。ところでサイトに、先月(4月)歌舞伎座昼の五代目雀右衛門襲名の「鎌倉三代記」の観劇随想を短期連載にてアップしました。
「私が私であるために」〜時姫の決断
2016/4/9