(戻る)

アンネ=ゾフィー・ムターの録音


○2002年1月

クライスラー:愛の悲しみ、ブラームス:ハンガリー舞曲第6番

ランバート・オーキス(ピアノ伴奏)
(ミュンヘン、ヘラクレス・ザール、独グラモフォン・スタジオ録音)

愛の悲しみは、ムターの語り口が感情を濃厚に入れ込んですすり泣くが如く。ここまで濃厚であると小品の範疇を超える気がしますが、旋律が心に沁み込んで来る、ムターの独壇場と云うべきもの。一方のハンガリー舞曲第6番も、ジプシー・ヴァイオリン的な感じもちょっぴり織り込んで、表現の幅が実に大きく、独特のムター節を聴かせます。


(戻る)