メータの録音 (2000年〜 )
プッチーニ:歌劇「トゥ−ランドット」
マリア・グレギーナ(トゥーランドット)、メルコ・ベルティ(カラフ)、
アレクシア・ボルガリデュー(リュー)、アレクサンダー・ツシンバリク(ティムール)
バレンシア州立合唱団
バレンシア・コミュニティ管弦楽団
(バレンシア、バレンシア芸術劇場)
主役3人が揃っていて演奏はなかなか聴き応えがします。ベルティのカラフの歌唱が力強くて、強い意志が表現されていて素晴らしい出来です。対するグレギーナのトゥーランドットも高音が素晴らしく、冷徹な女性をよく表現できています。ボルガリデューのリューは情感こもってこれも良い出来です。メータの指揮はあまりテンポを揺らさず・太いタッチで音楽を作っており・全体として悪くはないのですが、もう少し仕掛けに行っても良いのではないかと思うところがあります。