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アーノンクールの録音


○2009年ライヴ

シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」〜第3楽章・スケルツオ、シューベルト(ウェーベルン編曲):6つのドイツ舞曲より・D820、ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「女心」、ワルツ「うわごと」、乱雑ポルカ

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(ザルツブルク、ザルツブルク祝祭大劇場、アーノンクール80歳記念演奏会)

全体に旋律線が強く、リズムが硬めのアーノンクール節で若干好みは分かれるところかと思いますが、シューベルト「ザ・グレート」のスケルツオは勢いがあってアーノンクールの個性が良く出ていると思います。ウェーベルン編曲のシューベルトの舞曲はその響きの色合いが変わっていて面白く、そこにシューベルトの音楽の未来性が出ているのかも知れません。ヨゼフ・シュトラウスの3曲は線が強めで・もう少し柔らかめに歌ってほしいという気がしますし、遊び心というところからちょっと距離を置いた演奏です。どちらかと言えば体質的にはポルカの方が向いているかも知れません。


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