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ご挨拶と「歌舞伎素人講釈」について


「歌舞伎素人講釈」においで頂きましてまことに有難うございます。本サイトは歌舞伎・文楽など伝統芸能を中心に研究を続けている批評家・吉之助の個人サイトです。(ついでにクラシック音楽のコーナーも作っています。)

日本の伝承芸能には、日本人が古来から培ってきた生活と感性の産物がまるで地層のように幾層にも積み重なっています。歌舞伎の作品・舞台・登場人物のなかにも、日本人の感性と伝統が息づいています。その舞台を通して、歌舞伎が今もなお観客を魅了してやまないその感性を裏打ちする「日本の伝統・日本のこころ」、そしてそれを今の世に現出させる人々の「芸のこころ」を、時に民俗学的に、時には歴史学的に、また時には心理学的・科学的に考えていきたいというのが、このサイトの願いです。その意味では吉之助にとって歌舞伎も文楽もその素材に過ぎないのかも知れません。

「舞台はエンタテイメントとして面白ければそれでいい、理屈じゃない」という見方を吉之助は否定しません。そういう見方もまたひとつの舞台芸術の楽しみ方ではあります。しかし、本サイトは舞台を見て「歌舞伎の何が自分を感動させるのか、どこが魅了するのか」、あるいは「歌舞伎のここが分からない、ここがひっかかる」ということにこだわり、「何故そうなのか」を徹底して考えていくサイトです。そうして歌舞伎の感性の深層をすこしづつでも明らかにしていければと思います。

このサイトはそういう「こだわりの」歌舞伎ファンのためのサイトです。しかし、歌舞伎の世界は奥が深く、まことに底が知れません。本サイトで結論付ける気は毛頭ありませんが、そういう考えることについてのきっかけを提供できればと考えています。

とはいえ、インターネットの特性は受け手との同時性ですから時代と遊離したカビの生えたような文章だけでは新鮮味もなく、サイトの意味はないのかも知れません。そこで本サイトと連動する形でメール・マガジンを発行しながら、時節の話題も取り入れつつサイト運営をしていきたいと考えています。またそのなかで奥深い歌舞伎の世界を逍遥しつつ、このサイトも成長していくでありましょう。

そういう訳でこのサイトと同様に連動メル・マガの方もご贔屓にお願いいたします。

(H13・1・3)


(追記/H27・10・15改訂)

これまで吉之助は、本欄に「引用・転載・アイデア拝借、どうぞご自由にして下さい」と記していましたが、吉之助も既に2冊書籍本を出していちおう批評家としての立場にあり、また何人かの方に忠告もいただきましたので、著作権については必要最低限の権利を留保することに考えを改めることにしました。

*サイトはリンクフリーを原則にしますが、本サイトおよび書籍本の内容を引用・転記する場合には、出典を明記することをお願いいたします。

*また本サイトで言及している映像及び音声資料に関するダビングの依頼・お問い合わせなどは、ご遠慮いただきたくお願いします。


「歌舞伎素人講釈」の歩み

2001年1月3日:サイト仮オープン
2001年1月18日:サイト本格オープン(Yahoo登録)
2001年1月26日アクセス・カウンター設置
2001年1月28日:メルマガ創刊号発行
2002年2月10日:メルマ第50号発行
2003年5月25日:メルマガ第100号発行・同日アクセス50,000達成
2003年10月4〜6日:山形県黒森歌舞伎取材旅行
2004年11月2日:アクセス100,000達成
2004年10月17日:第1回「歌舞伎素人講釈」公開講座開催
2005年4月17日:メルマガ第150号発行
2005年10月9日:メルマガ発行(読者数)1,000部に到達
2006年1月24日:アクセス150,000達成
2007年3月14日:メルマガ第200号発行
2006年4月17〜19日:香川県金毘羅歌舞伎取材旅行
2006年7月16〜18日:京都祇園祭取材旅行
2007年8月16日:アクセス200,000達成
2007年8月18〜25日:イタリア取材旅行(ベニス・フィレンツエ・ローマ)
2009年5月31日:メルマガ第250号発行
2009年6月26日:アクセス250,000達成
2009年6月27日:第1回「歌舞伎素人講釈」講話会開催
2010年9月12日:別館「クラシック音楽」雑記帳を本宅サイトに移築
2011年1月3日:「歌舞伎素人講釈」10周年
2011年6月5日:メルマガ第300号発行
2011年8月21日:アクセス300,000達成
2013年4月19日:アクセス350,000達成
2013年7月21日:メルマガ第350号発行
2013年11月28日:吉之助最初の書籍本・「十八代目中村勘三郎の芸」上梓
2014年10月10日:アクセス400,000達成
2015年7月25日:吉之助の二冊目の書籍本・「女形の美学・たおやめぶりの戦略」上梓
2015年10月11日:メルマガ第400号発行
2016年2月19日:アクセス450,000達成
2017年1月18〜21日:紀州道成寺など取材旅行
2017年2月5〜9日:奈良吉野など取材旅行
2017年7月25日:吉之助の三冊目の書籍本・「武智鉄二・歌舞伎素人講釈」上梓
2017年8月2日:メルマガ第450号発行
2017年8月27日:アクセス500,000達成
2017年10月25日:神奈川大学で市民講座・「源氏物語と歌舞伎」
2017年11月28日〜12月1日:伊勢松坂など取材旅行
2018年2月13日:サイトをBiglobeから独自ドメインkabukisk.comに移行
2018年5月11日:神奈川大学で市民講座「歌舞伎への招待〜市川団十郎家の芸」全7回講座
2018年11月1日:神奈川大学で市民講座「歌舞伎への招待〜歌舞伎のヒロインたち」全7回講座
2018年11月6日:アクセス550,000達成
2019年2月19〜22日:兵庫県赤穂取材旅行
2019年4月12日:神奈川大学で市民講座「歌舞伎への招待〜歌舞伎のヒロインたち・その2」全7回講座
2019年6月9日:メルマガ第500号発行
2019年7月9日〜13日:和歌山県熊野三山取材旅行
2019年9月18日:アクセス600,000達成
2019年11月12日:神奈川大学で市民講座「歌舞伎への招待〜市川団十郎と家の芸」全7回講座
2019年12月8日〜12日:京都顔見世・滋賀県大津など取材旅行
2020年8月23日:初のオンラインでの講話会を実施
2020年9月8日:アクセス650,000達成
2021年1月3日:「歌舞伎素人講釈」20周年
2021年1月17日:神奈川大学でオンラインでの市民講座:「歌舞伎の台詞のリズム」全2回講座
2021年5月1日:メルマガ第550号発行
2021年5月11〜13日:福島県檜枝岐歌舞伎取材旅行
2021年9月15日:アクセス700,000達成
2021年11月5日:神奈川大学で市民講座「歌舞伎よもやま話」全8回講座
2022年3月20日:Teacupブログ記事を「歌舞伎素人講釈」ブログ日記のコーナーに移行
2022年5月13日:神奈川大学で市民講座「歌舞伎よもやま話・2」全8回講座
2022年8月9日:渡辺知明先生との対談映像「日本の伝統芸とコトバのリズム」Youtube公開
2022年9月29日:アクセス750,000達成
2023年1月21日:メルマガ第600号発行
2023年7月4日〜6日:大阪松竹座・大阪周辺など取材旅行
2023年9月20日:アクセス800,000達成

 

 


 

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